雨キャンプの楽しみ方とは?必須アイテムや注意点まで徹底解説
FUNQスタッフ
- 2022年07月28日
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太陽の下で、焚き火や料理を楽しむイメージのあるキャンプ。しかし、場所によっては天気が変わりやすく、突然雨が降ってきてしまう可能性も十分にあり得ます。予報外の雨が降ってしまったとき、気分が落ち込んでしまう方も多いのではないのでしょうか。
しかし雨の日のキャンプは、雨が降っていなければできない体験ができたり、キャンプの経験値が上がったりとプラスの場面もあるんです!
そこで今回は、雨キャンプの魅力をメインに、必須アイテムや注意点など含め紹介していきます。当記事を読めば、雨キャンプへ行く魅力だけでなく、頭に入れておく必要のある知識も得ることができますよ。また、雨キャンプのときに楽しめる遊び方まで解説しているので、最後までお付き合いくださいね!
雨キャンプには魅力がたくさん!
雨が降っていると、せっかくのキャンプが台無しと思う方も多いのではないのでしょうか。しかし、雨の日に行うキャンプにも魅力はたくさんあります。
ここでは、雨キャンプの魅力について紹介します。
雨ならではの景色や静けさ
雨キャンプでしか味わえない景色・静けさを楽しむことができます。雨により、人・セミなどの声を消してくれるので、静かな環境でゆっくりしたいときに雨はぴったりです。さらに雨の音にはリラックス効果があるといわれているため、日常生活の疲れを取りたいときにも良いでしょう。
晴れているときには見られない、自然の景色を楽しめるのも魅力のひとつ。雨の音を聞きながらテントの中で読書をしたり、ゆっくり寝るのもおすすめです。
虫が少ない
雨キャンプでは、晴れているときよりも圧倒的に虫が少ないです。とくに蚊やブヨなど、羽のある虫は雨に弱いので、ほとんど活動しません。雨キャンプであれば、虫が嫌いな方でも楽しみやすいので良いですね。
ただし、雨上がりは逆に虫が出やすくなります。雨キャンプだから大丈夫!と虫対策を怠らないようにしましょう。
プライベートな時間を楽しめる
雨の日のキャンプは、人が少なくて静まり返っています。人気のキャンプ場でも、雨だからという理由でキャンセルする人も少なくありません。1人、または家族や友人とのゆっくりとした時間を確保したいのであれば、雨キャンプは絶好のチャンスといえるでしょう。
キャンプの経験値が上がる
雨が降っている際に行うテントの設営・撤収など、どう行動すれば効率よくできるかを実践しているうちに学べることもあります。
とくにキャンプ経験が浅い方は、経験値が上がり勉強になるでしょう。雨の日の失敗・成功など、キャンパーとしての経験値を上げたい方はぜひ雨キャンプへ行くのがおすすめです。
雨キャンプの必須アイテムとは
雨キャンプを快適に行うためには、事前にアイテムを用意しなければなりません。
ここでは、雨キャンプの必須アイテムを紹介します。
タープ
雨キャンプを快適に行うために必要なのがタープ。人や荷物などを、雨から守る役目があります。雨のときは、テントと連結して出入口を雨から守ることもできるので、必ず持っておきましょう。
雨除けのほかにも、激しい雨でなければタープの下で焚き火もできますが、火の粉には注意をしましょう。またタープを設営する際は、雨が弱くなってからのほうが作業がスムーズに行えますよ。
■コールマン XPヘキサタープ/MDX
初心者でも簡単に設営でき、高さ調節も楽々。さらに付属のサイドポールを使用すれば、居住空間も色々なアレンジが可能です。
テントとの連結も可能なため、雨の日にも使いやすい商品です。ただし、火の粉が飛ぶと穴が空いてしまう恐れがあるので焚き火をする際は注意が必要です。
- メーカー参考価格:21,800円
- 耐水圧:約1,500mm
- タープサイズ:約460×435×230(h)cm
- 収納時サイズ:約φ18×74cm
- 重量:約7.6kg
グランドシート
グランドシートは、通常テントの下に敷いて使うものです。地面に荷物を置くとき・車内に濡れた道具などを置くときに敷くと便利です。ホームセンターなどで売っているブルーシートよりも防水性・耐久性に優れています。
他にも、テントが雨漏りしたときにテントの上にかぶせて応急処置もできるので、持っていて損はありません。雨キャンプだけでなく、晴れているときのキャンプでも役立つので、車の中に常備しておくことをおすすめします。
■キャプテンスタッグ テントグランドシート
丈夫で防水性のあるポリエチレンシート。雨のとき以外でも、テントの底面に傷がつくのを防いでくれるため、1つ持っておくと安心です。
形状は2種類ありサイズも豊富なため、キャプテンスタッグのテント以外でもご自身が持っているテントにぴったりのものを選べるはずです!
- メーカー参考価格:3,850円〜13,200円
- 素材:ポリエチレン
雨具
雨キャンプで必ず持っておいたほうが良いのが雨具です。具体的には傘・カッパ・レインウェアを用意しておくと良いでしょう。傘は折りたたみ式のほうが持ち運びしやすいのでおすすめです。
カッパ・レインウェアは100円ショップでも売っていますが、耐久性が心配なのでアウトドアショップやホームセンターで購入すると良いでしょう。アウトドア用のものはそのまま山登りにも使うことができるのでおすすめです。
■ファイントラック エバーブレス®フォトン
着心地が悪いというレインウェアのイメージを一掃する商品。ストレッチ性に長けた生地だけでなく、もたつきをなくしたシルエットで快適な着心地。
レインウェアだけでなく、トレイルランニングや自転車、登山などアウトドアシーンで幅広く活躍。軽量なため持ち運びにも適しています。上下別売りですが、両方揃えることをおすすめします。レディース、メンズ両方揃えています。
- 素材:表/15dストレッチナイロンダブルリップ 裏/15dナイロンニット 中間層/エバーブレスメンブレン
- サイズ:S〜XL
■アウトドアリサーチ ヘリウムレインジャケット
軽量化と耐久性に優れた、どんなシーンでも使いやすい商品。生地が薄く、動きやすさも抜群です。チェストポケットやフードにアジャスターがついており機能性が高いのもポイント。
生地防水に加えて完全にシームテープ加工されているため防水性は抜群です。
- メーカー参考価格:23,100円
- 素材:Pertex Shield Diamond Fuse 2.5レイヤー30デニールリップストップ
- サイズ:S〜L
■Teton Bros.×PEAKS Tsurugi Lite AP
登山メディア『PEAKS』とリアルアウトドアブランド『TetonBros.』のコラボレーションによって生まれた超軽量山岳プルオーバー。最新の透湿防水素材Täsmä(タズマ)を採用しているだけでなく、袖口は雨水の入り込みにくいベルクロカフ。
長期縦走登山を想定した実戦的な商品のため、アウトドア本格派におすすめの商品です。
- メーカー参考価格:¥44,000
- カラー:オリーブ、ライトブルー、ブラック
- サイズ:XS〜L
- 重量:275g
ビニール袋
濡れたら困るもの・車に濡れたまま詰め込みたいときにあると便利なのがビニールです。サイズは小さいもの・大きいものと分けて持っておくと便利ですよ。大きいビニール袋があれば、長靴・洋服などを入れられます。
ビニールの大きさによっては、折りたたみ終わったテントも収納できます。種類や数は多いに越したことがないですね。
雨キャンプで注意するポイントを5つ解説
雨キャンプでは、普段行っているキャンプと異なり、危険なシーンがたくさんあります。快適に雨キャンプを楽しむためにも、事前に注意するポイントを把握してから行きましょう。
ここでは、雨キャンプで注意するポイントを詳しく紹介します。
タープを必ず設営する
雨キャンプを行う際は、必ずタープを設営しましょう。雨が弱くても、山の天気は変わりやすいので急に強くなる場合もあります。タープを設営しないと、テントの中まで雨が侵入する可能性があるので、安全対策のためにもタープは必ず設営してください。
雨キャンプでは「小川張り」
小川張りとは、テントとタープの境目をなくして設営する方法です。タープを設営する際、水がたまるとポールが折れてしまう可能性があるので、やや斜めに設営することをおすすめします。
また、テントの中にタープを収める形なので、コンパクトに設営できるのも魅力のひとつです。小川張りは雨に強いだけでなく、暴風や日除けにも役立ちます。
防寒対策を怠らない
雨が激しく降っている場合は焚き火ができない可能性があるので、防寒対策はしっかり行いましょう。真夏でも、山の中は冷え込む場合があるので防寒対策は必要です。最近では、アウトドア用に作られた防寒服・防寒グッズなども販売されています。
充電式カイロ・ヒーターが内蔵されているジャケットなども販売されているので、そういったものを活用して、その場で調整することもおすすめです。
水捌けの良さそうな場所選び
テントを設営する場所は、高台や水捌けの良いところを選ぶのがおすすめです。傾斜が多く、位置が低い場所にテントを設営すると、大雨が降った際に雨水がたまりやすくなるので注意しましょう。
また、土だとぬかるみやすいので、芝生・砂利などの上ででテントを設営すると安心です。
ペグは長めのものを使用する
テント・タープなどを支えるのに必要なのがペグです。長さは30cm以上のものを使用するのがマスト。短いと、雨が降った際に地面が柔らかくなり、ペグが抜ける可能性があります。
安全対策として、ペグの上に大きめの石をのせ、抜けてしまうことがないように対策しましょう。テント用・タープ用として、ペグは何本か持っておくと安心ですよ!
エリッゼ MK-280K
強度・防錆性に優れたペグです。砂利や石が混じった地面でも入り込みがよく、しっかりと固定します。
塗装は防錆性に優れており、海の近くで使用しても錆びる心配はありません!雨のキャンプでも安心して使用することができますよ。
- 素材:鋼材
- サイズ:全長280㎜
- 本数:8本セット
雨具を有効活用する
雨キャンプでは、雨が降るのが短時間だとしても、カッパ・長靴などの雨具を持ち歩くようにしましょう。とくに足元はすぐに水はねをしてしまい、長靴を履いていないと濡れてしまいます。
長靴があれば、足場の悪いところを歩いても足が濡れる心配はありません。洋服・靴下などは一度濡れるとなかなか乾かないので、しっかり防水対策は行いましょう。
レインウェアは、小雨程度であればポンチョタイプでも問題ありません。ただし、大雨だと腰から下が濡れる可能性があるので、上下セパレートタイプのものがおすすめです。
雨キャンプで楽しめる遊び4選!
雨キャンプであれば、テントのなかで遊べるゲームがおすすめ。普段やらないカードゲームをしたり、ゆっくり映画鑑賞をするのも良いでしょう。
ここでは、雨キャンプのときにテントの中で行う、おすすめの遊び方を紹介します。
カードゲーム
室内での遊びといったらカードゲーム。友人・家族と一緒に、お菓子などを食べながらカードゲームで遊ぶと盛り上がりますね。子供から大人まで幅広く楽しめるので、雨キャンプへ行ったらぜひカードゲームをしてみてください。人気のカードゲームはウノ・ハリガリの2つ!どちらもルールが簡単でおすすめです。
ウノはシンプルなルールなので、子供や初心者の方でも気軽に楽しめます。2人〜10人で遊べるため、大人数で雨キャンプへ行くときでも遊べますよ。価格も600円程度で購入できるので、出費を抑えたい方にもおすすめです。販売しているコンビニも多いので、急な雨天時にも購入しやすいです。
ハリガリは、短時間で簡単に遊べるので、小雨のときに家族・友人と一緒にゲームできます。
どちらも海外製のカードゲームですが、シンプルなルールなので説明書がなくても気軽に遊べますよ。
プロジェクターで動画鑑賞
テントの中で、プロジェクターを使用して動画鑑賞をするのも◎。最近では、スマホを利用して動画鑑賞できる「モバイルプロジェクター」も販売されています。普段のんびりと観られない映画・アニメなど、プロジェクターを使って鑑賞してみると良いですね。
また観る時間は、暗くなる夕方からが最適。映画館にいるかのような雰囲気を味わえるので、雨キャンプへ行くのであれば、ぜひプロジェクターを使って楽しんでみてくださいね。
まったりテント内でパーティー
事前に食材を購入して、テント内でパーティーをするのも盛り上がりますよ!好きなお菓子やジュースなどを買って食べるのも良いですし、普段あまり自宅では作らない料理に挑戦するのも楽しいですよね。
雨キャンプでバーベキューをするときは、タープの下で焼くと雨でもキャンプ気分が味わえます。炭火だとタープに燃え移る可能性があるので、鉄板を使って調理しましょう。
読書
大人数でカードゲーム・パーティーなどで盛り上がるのも良いですが、好きな本を読むのも雨キャンプにぴったり。
雨の音を聴きながら、大自然の中で本を読めるのは雨キャンプの大きなメリットですよね。普段、本を読む時間がない方は、タープの下にテーブル・椅子を用意して読書をするのも良いですよ。
雨キャンプならではの楽しみ方を発見しよう
当記事では、雨キャンプについて詳しく解説しました!
雨キャンプは楽しめないというイメージがあるかもしれませんが、晴れの日に行うキャンプとは違った魅力がたくさんあります。雨ならではのキャンプの過ごし方を探してみるのも面白いかもしれませんよ。
雨キャンプへ行ったことがない方は、ぜひ家族・友人などを一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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