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Mt.ランドネ会員さんと実践!|長くラクに歩ける練習方法(基本編)

「槍ヶ岳を登ってみたい!」「合戦尾根を克服して、燕岳にひとりで登頂したい!」など、今年の夏は高い山にチャレンジしたいMt.ランドネ会員さんとランドネ編集部は、登山ガイドの渡辺佐智さんに山を長くラクに歩ける方法を習いました!基本編と実践編に分けてご紹介します。今回は基本編!

解説はランドネYouTubeチャンネル「ランドネ山大学ONLINE」でも8月10日に公開予定!

その1 コースタイムが短い山で練習すると◎

練習するのであればコースタイムが短く、岩場のある山を選ぶとよい。岩場で上手に体を使えれば、土のコースでもおなじことが簡単に。今回訪れたのは山梨県にある兜山。樹林帯のほか、クライミングエリアを抜けると、岩場の登山道がある。周遊するコースタイムは約2時間半だが、おなじスポットを上ったり下ったりしながら5時間ほどかけて歩く。

その2 夏山はポール一本で歩く

冬山であれば二本持つが、岩場や急登がある山は基本的に一本持って歩く。フリーになっている手で、岩や木などを掴んで歩けると体への負担が軽減できる。また、とっさの時に片手を使えるようにしておきたい。長さ調整をできるタイプは歩きながら長さを微調整できて、自分に最適な長さを確認できる。

その3 基本中基本!ポールを使った歩き方

▲正しい使い方◎

「小股でフラットフッティング」が基本。ポールの長さは、腕をほんの少し曲げて持った状態で地面につくくらい。持ち手を軽く持ち、上りの場合、体の少しうしろか真横について歩く。どのくらいの位置にポールをつけばよいか歩きながら探る。ポールの持ち手に付属しているループは手首に通さない。ポールを前につくと前重心になり、体への負担が大きくなる。

▲あまり良くない使い方×

ポールの使い方と基本の歩き方がポイント

長い山行を経て、頂上から見る山々、澄んだ空気を吸い、その達成感に浸る……。そんな夏山ならではの魅力を求めて、これから縦走や標高の高い山へ挑戦する人も多いのでは?

夏山の醍醐味を味わうためには少しでも長くラクに歩く方法を知っておきたい。そのためにはトレッキングポールを上手く使いこなすことと、足の置き方がポイントになると、登山ガイドの渡辺佐智さんはいう。

「2〜3時間のコースタイムの低山を歩くときや、筋力のある人はポールの必要性を感じないと思います。ですが、歩く距離の長い縦走や標高の高い山に行くときにはポールはオススメ。テント泊では歩くときにポールがあるのとないのでは、疲労度が全然違うと実感しています」。

さらに基本の歩き方、「小股でフラットフッティング(足の裏のつま先とカカトを同時に着地する)」が重要で、そのための足の置き方がポイントだという。

Mt.ランドネ会員さんと山を歩きながら実際に教わったので、ぜひ歩くときの参考にしてみて!

(実践編につづく)

教えてくれたのは

渡辺佐智さん

登山ガイド。体の使い方や山道具の選び方など、女性ならではの視点でていねいに教えてくれる。おいしいもの好きでも有名で、下山後に寄りたい飲食店にも詳しい

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PROFILE

ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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