【中辺路】まだまだある！ 熊野古道・中辺路の 楽しみ方｜いま歩きたい熊野古道・高野参詣道

「静寂な森と清らかな川のなかで、歴史に思いを馳せる旅」で歩いたルート以外にも、熊野古道・中辺路には魅力的な道がたっぷり。そのなかから、厳選した２ルートをご紹介します。

川面からしか見えない
特別な風景を堪能

上皇や貴族たちが、熊野本宮大社参拝後、熊野川を下って熊野速玉大社を目指したことから「川の参詣道」として世界遺産に登録されている道を舟でたどる。

約90分、16㎞に滝や奇岩が点在していて、語り部さんが教えてくれる歴史や物語を聞くのも楽しい。熊野速玉大社でお詣りをしたら、熊野の神々が最初に降り立ったといわれる神倉神社へ。

計1時間45分
川の熊野古道
舟下り乗り場
（道の駅 瀞峡街道熊野川）
↓1時間30分
権現河原
↓5分
熊野速玉大社
↓10分
神倉神社

access
行き：新宮駅から道の駅熊野川まで熊野御坊南海バスで約30分。帰り：神倉神社から新宮駅まで徒歩約20分。神倉神社前から新宮駅までバスもあり（熊野御坊南海バス、約7分）

植物や苔、空と海。
豊かな自然に魅せられる

中辺路では数少ない海が見えるルート。約40 分の手軽なコースながら、石畳や木々に囲まれた道、輝く海と空など、豊かな自然を感じられる。

海を広く見渡すことができる「鯨山見跡」はクジラを発見したり捕鯨の指揮をしたりする場所であったといわれている。しっかり歩きたい人は、熊野速玉大社から歩くのもよし。（コースタイム約2時間）

計40分
高野坂登り口
↓20分
金光稲荷神社
↓10分
高野坂降り口
↓10分
三輪崎駅

access
行き：新宮駅から広角（高野坂）まで熊野御坊南海バスで約15分。バス停から高野坂登山口まで徒歩約10分。帰り：三輪崎駅からJR 紀伊本線で新宮駅まで約6分

2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野古道・高野参詣道。その道に一歩ふみ入れると、人々の祈りが息づいた道や自然の壮大さに魅了されます。
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