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【チームサッカニー】みんなと一緒だから走れた!目標レース「黒姫ロッキンベア トレイルランニング大会」に挑戦

アスレチックブランド「サッカニー」のフルサポートのもと結成されたチームサッカニー(5期生)。今回はさらなるチャレンジとして、みんなで参加するはじめてのトレイルランニングレースに挑む!天気予報は雨……全員が無事に帰って来ることができるのか?

チームサッカニー、新たなチャレンジ! フルマラソンの目標を経て次なる挑戦は野山を駆け巡るトレイルランニング。ターゲットレースにしたのは「ROCKIN’ BEAR 黒姫トレイルランニングレース」。舞台は長野県の黒姫高原と笹ヶ峰。13kmの部にチヒロとサオリ、42kmの部にケンと眉クンが挑んだ!

ROCKIN’ BEAR 黒姫トレイルランニングレースは全国からランナーが集まる人気大会。会場に到着すると、すでに熱気にあふれていた。前日からの雨予報はどこへやら、黒姫高原には朝のさわやかな風が吹き抜けている。よかった、晴れた! それだけでもみんなの表情が明るい。準備をしているところに、よく知った顔を発見! 会場近くが地元のチハも42kmに参戦すべく駆けつけていた。

レースディレクターのトップランナーふたりのMCでますます盛り上がる会場に、気持ちも引き締まる。いよいよだ。シューズのダイヤルを回し、スタートの号砲とともにゲートを飛び出した。

スタートしていきなりの急坂。スキー場を駆け上がる選手たち。最初に現れたのは、トップ集団に混じって颯爽と駆け抜けるチハ。そしてそれからしばらくして、ケンが登ってきた! 落ち着いてスタートしたつもりが、思いのほか心拍が上がり、遠のいていくチハの背中を見つめながらまわりのペースから遅れないようにと懸命に追い込む。いっぽうで、眉クンは顔を歪めながらもマイペースに通過。

望湖台まで登ると、スキー場をぐるりと回って駆け下り、再び第1エイドとなっているスタート地点に戻ってくる。ここでもケンが先に到着し、遅れること10分、眉クンも笑顔でエイドに入ってきた。ふたりともエイドに寄らずに走り去っていく快調ぶり。少々飛ばしすぎな気もするが……?

第2エイド、笹ヶ峰グリーンハウス。約16km地点。ケンは、登りで抜かれては下りで抜き返すレース展開でエイドを目指していた。「下りの女王」の異名をもつチームメイトのミナの顔が思い浮かぶ。いまならミナと少しは勝負できるかな。ちょっとだけ自信がわいてくる。そう思ったのもつかの間、黒姫名物「モンスターヒル」と「西野発電所」の激登りが立ちはだかる。筋肉が悲鳴をあげる。まだ15kmなのに……!

「ケンー!」 エイドに着いて応援スタッフと目が合うとパッとケンの表情が明るくなった。みんなに元気をもらって、休みたい気持ちも吹き飛んだのか、「楽しい! 順調!」と声援に応えて足早にエイドを後にした。ケンとの差がやや開いてきた眉クンは、相変わらずマイペース。みんなにおどけてみせる余裕もあるから、まだまだ大丈夫!

ふたりが折り返し地点でもあり、コース最高地点最となる笹ヶ峰の山頂を目指している頃、スタート会場ではチヒロとサオリがレインウエアを着込んでスタートのときを待っていた。晴れていた空は次第に雲が広がり、大粒の雨が降ってきた。このまま雨の中スタートするのかな……と、思いきや、スタート前に急にぴたりと止んでくれた! やった、もってる!

思いがけなく、暑くも寒くもない、ちょうどよいコンディション。ドキドキしながらスタートするふたり。ロードの大会とはちょっと雰囲気の違う、本格的な装備を身にまとったいかにも強そうな人たちに囲まれつつも、笑顔で登るチヒロ。サオリも笑っちゃうくらいのキツい登りに満面の笑みで楽しそう!

13kmの部の第1エイドまでのコースは、42kmよりも少し長め。チヒロとサオリを待つ間、再び雨が降り始める。トレイルランニングは雨が降れば、山道は泥で滑りやすくなり、たちまち難易度が増す。ケンと眉クンは大丈夫だろうか?

スタートから6時間、ついにケンが帰ってきた! 後半になって思うように力が出ず、ひとり、またひとりと後方から抜かされて弱気になりながらも、気持ちを奮い立たせてゴールを目指して走ってきた。両手を広げて全力でフィニッシュ! 「後半の登り返しがキツかったけど最後の3kmは頑張った!」とうれしそう。入賞というすばらしい結果を残した尊敬するチームメイト、チハが迎えてくれて互いの健闘を称えあう。

次々と42kmの選手たちがフィニッシュするかたわら、会場の別の場所では13kmの選手が第1エイドにやってきた。笑顔でエイドに入ってくるチヒロ。コーラをゴクリと飲み干してうれしそう。エイドでちょっとゆっくり補給できるのもトレイルランニングレースの醍醐味。サオリはあっという間に通過! ここまでくればあとは走れる5km!

雨の滴でキラキラ光る緑とふかふかのトレイル。まわりの選手の勢いにのって走るチヒロ。脚を痛めていたサオリも早歩きを交えながら最後の力を振り絞った。

先に入ってきたのはチヒロ、そしてサオリも大ジャンプでゴールゲートに飛び込んできた! ふたりとも想像以上の力走をみせ、想定していたタイムよりもずっと速いタイムでフィニッシュ!

そして、すっかり雨も止み、メンバーみんなが待ちかまえている会場に眉クンも42kmの長旅を走り抜いて帰ってきた。くたくたの脚を気力で動かし、満身創痍でフィニッシュ。泥だらけになった足元がその過酷さを物語っていた。

ときに雨に打たれ、泥で滑りやすいコンディションのなか、見事4人全員が完走。チームのエース的存在のチハは、見事入賞! 目標を高くもつチハにとっては、きっともっと上位を目指したかったのかもしれない。フィニッシュ直後はやや悔しさにじむ一面もあったものの、表彰式ではみんなに祝福され、うれしそうな笑顔をみせた。

ロードとは違った難しさに苦戦した場面もあったものの、自然の中で走る爽快感にみんな「気持ちよかった!」と口を揃え、全力で楽しんだ。

【結果】

【ケン】
42㎞/6:03:13

スタート前不思議と不安はなく、僕にとって42kmのトレイルは未知の世界なのに、そんな気持ちは初めてでした。登りで抜かれては下りで抜き返すレース展開が続き、下りが苦手な僕にとっては思いがけない進歩。でも、後半からは前を行くランナーを抜けるほど、脚が残っておらず、酷使してきた左脚が何度もつりそうに。雨の中、4月に応援に行ったUTMFでの勇敢な選手たちのことを思い出し、弱気な自分が滑稽に思えてきて、大丈夫、まだ行けると自分を鼓舞しました。最後の難所を越えた後「ゴールしたらどんなポーズで写真を撮ろうか、何を言おうか」と考えながら、待っている人がいる喜びで自然と脚が前に進むように! それまでの疲労感や脚のつり、喉の渇きも吹き飛んで、いままでに感じたこともないスピードでみんなの待つゴールに向いました。どんな表情で、どんなポーズでゴールしたのかもまったく覚えていないくらいだけど、何度も何度も「ありがとう」という気持ちを感じながら走り抜きました!

【眉クン】
42㎞/7:52:24

ハーフマラソンさえ走ったことなかったので、ちゃんと完走できるか不安を感じながらスタート。前半20kmぐらいまでは脚も痛んだりせずに気持ちよく走れたけれど、後半からは股関節の痛みで思うようにペースが上がらずキツかった! 途中のきれいな川で水浴びしたり、牧場の牛の写真撮ったりして休憩しながらゴールを目指しました。残り10kmは走り終わった後のビールのことだけを考えて走っていました! タイムは伸びなかったけれど、目標の「怪我なく完走」はクリアできたのでとてもうれしいです。ゴールした後はもうしばらくは走りたくないと思ったけれど、2~3日経って、なぜかもうすでにちょっと走りたくなってきたのは何なのか…?

【チヒロ】
13㎞ 1:37:19

楽しいMCやアットホームな雰囲気、ランナーと応援の距離が近いトレランの大会がすごく好き! 登りでは練習不足で思うように脚が上がらなかったけれど、ふかふかの下りトレイルは走りやすかった! エンジンかかってきたところで、あっという間の第1セクション終了。エイドでチームの方が出迎えてくれてテンションがあがりました! 第2セクションも気持ちよく走れるコースで、もう1回登りがあったかなと思っているうちにゲートが見えてそのままゴール! 体力温存しすぎました! 13kmって短くて逆に難しかった。ゴールでチームのみんなが待っていてくれたのがうれしくて、ほんとに楽しかったです!

【サオリ】
13㎞ 1:41:33

私にとって初めてのトレラン大会。ベテランの人たちに混じって参加するのは知らないことばかりで、内心ドキドキでした。最初から痛めていた脚が気になったけど、ロードより自然の中で走るほうが気持ちよくて、楽しくて、これまで走ることに慣れてなくてヒザがずっと痛くて走れなかったのに、今回は頑張ってできるだけ走るのを意識したけど痛くならなかった! エイドで残り5kmの看板見たときは、まだあと5kmもあるのか……と心が折れかけたけど、森見たり深呼吸したりして自然を感じながら走ったことで予想よりもいい感じのタイムでゴールできました! うれしかった!

無事にターゲットレースを終えたメンバー。でも、これは新しい挑戦の始まりの一歩。ここからまた、次の世界が広がっていくはず!

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RUNNING style 編集部

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ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。

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