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フックは研ぐ? 交換する?【ソルトワールド基礎講座】

主に外国製のハリを流用していたルアーフィッシングの初期、日本のフィールドにマッチする良質なフックは数えるほどしかありませんでしたが、現在の国産ルアーフックはどれも高品質のものばかり。化学研磨によって硬く、鋭く仕上げられているだけでなく、フッ素加工や防錆技術の工夫によってその性能は年々進化を続けています。

でも、そんなフックでも使っていれば甘くなるもの。そんなとき皆さんはどうしているでしょうか? 今回はハリ先について考えてみます。

ハリ先は鈍るものと認識しよう

どんなに鋭いフックでも、どんなに硬く作られたフックでも、ハリ先は使っているうちに甘くなります。まずはこれを認識しましょう。

ハリ先が鈍る要因として最も大きいのが障害物やボトムとのコンタクト。二つ目は魚のヒットです。また、激しいアクションでルアー本体と干渉したり、タックルボックスのなかで他のルアーとぶつかり合ったりすることも、ハリ先の鋭さに影響します。

ハリ先が甘くなる原因は障害物とのコンタクトや錆びなどいろいろ。魚の口に刺すこともその要因のひとつだ。

こうしたことに気付かずにいると、いつの間にかハリ先が鈍り、ひどい時には折れていることも。もちろん、その状態では魚は釣れません。月並みな言葉ですが、ハリ先は鈍るものと認識し、常に点検を怠らないようにしましょう。

1匹釣ったら交換?

ハリ先が鈍る原因の二つ目として挙げた魚のヒット。魚の口というのは想像以上に硬く、ハリを貫通させる時には非常に大きな力が掛かっています。たとえハリ掛かりしなくても、当たった、バラしたなど、魚とのコンタクトがあった場合は必ずハリ先をチェックすべきです。エキスパートアングラーのなかには「1匹釣ったらハリを交換する」という人も多くいます。そこまでは難しいとしても、2~3匹掛けた、あるいはアタリがあるのになかなかフッキングしない、というときは、フックを新品に交換することをお勧めします。まあいいか、とやっているときに限って、マイレコード級の魚がヒットするものです。

経験を積んだベテランはフックのチェックを怠らない。

タッチアップはすべきか、否か?

理想的には「魚を釣ったら交換」ですが、同じサイズの魚が延々とヒットするときや、交換するほどハリ先が傷んでいないときなど、そのまま使っても差し支えない場合もありますよね。また、スペアのフックがない、あるいはそもそもルアーの構造上フックの交換が不可能など、交換したくてもできないケースもあります。そんなときはタッチアップ(ハリ先を研ぐこと)も有効です。

フックシャープナー各種。現場での応急処置用として常に持参しておきたい。

現在のフックの大半は化学研磨と言って、物理的に研ぎあげたハリ先を薬品によってさらに鋭くし、なおかつ余計な「バリ」を除去しているものがほとんど。したがって、アングラーがいくら研いでも、元の品質には戻らないと考えられています。また、研ぐことでコーティングが剥がれ、そこから錆びることもあるかもしれません。

しかしそれでも、研がないよりは研いだほうが良いことは確か。できることはやっておいて損はありません。

タッチアップの注意点

ハリを研ぐ際は、フックシャープナーを使いますが、このときハリ先からふところに向かってシャープナーを当てていくのが正しい研ぎ方です。

ハリ先を大事にするには逆のような気がするかもしれませんが、ふところからハリ先に向かって研ぐとバリが出てしまい、何度も研いでいる割にちっとも鋭くならない…なんていうことになりかねません。なお、お手持ちのフックシャープナーに荒い面と細かい面とがある場合は、まず荒研ぎ側で大まかに研ぎ、その後に細かい面で仕上げるのがベターです。

ハリを研ぐ際は、ハリを矢印のほうへ動かすのが基本。逆向きや往復研ぎより効率よくシャープニングできる。

次のキャストでヒットする魚がマイレコードかもしれないと考えて、ハリ先はシャープに保ちましょう。また、そのためのチェックを怠らないようにしてください。

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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