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マルチなライトジギングロッド-ホライゾンMJの真価を探る

2021年春、テンリュウからハイピッチ&スロー系ジギングに対応するマルチユースなジギングロッド、ホライゾンMJがリリースされる。これまでハイピッチ、スローと2つのスタイルを分けて製品展開していた同社が、あえてバーサタイルなシリーズを提案するその理由とは? 伊勢湾の青物ジギングゲームを通し、探ってみた。

ハイピッチとスローを1本で楽しめるロッド

テンリュウのオフショア用ロッドのなかで、ライトゲームを担うのがホライゾンシリーズだ。2012年にホライゾンLJからスタートし、ホライゾンSL、ホライゾンプログレッシブとシリーズは拡充。そして2021年、満を持してのホライゾンMJのリリースとなる。コンセプトは「ハイピッチ&スローに対応するマルチユース」なジギングロッド。幅広い速度域で自在にジグをコントロール、テクニカルなジギングゲームを楽しめるシリーズとなっている。緩急をつけたコンビジャークで誘いをかけることを得意とし、青物から底物まで幅広いターゲットを相手に「仕掛ける」楽しみを体感できる、と謳う。

「リリースの背景には、全体的にジギングタックルがライト化しているという認識があります。スタッフたちからも、スロータックルだとすごく楽、こういうロッドがいいよね、という声が多かった。しばらくの間、ハイピッチとスローピッチジャークで二極化していました。テンリュウでもずっとそういう流れで製品を作っていましたし、それはそれで面白くはあったけれど、じゃあ一本で出来ないの? という発想もありました。それではそこから始めてみよう、となったが開発のスタートですね」(テンリュウスタッフ・舟木雄一さん)

ときにフォールを主体に優しくジャーク、ときにスピーディーにワンピッチで誘う、テンリュウスタッフの上森俊季さん。

こだわりのブランク、ガイド、リールシート

(写真左)複数タックルを持参するのが現在のジギングシーンの主流。使い分けの基準を同じシリーズ内で明確にできるのはありがたい。(写真右上)ホライゾンMJシリーズでは、パワーアップしたステンレス製フレームのKガイドを搭載。(写真右下)分かりやすさを重視し、スローとハイ、2つスタイル別にウエイト表示を行っている。

ホライゾンMJのベースとなったのは同社のスロー用ロッド、ホライゾンSLシリーズ。このロッドアクションをベースにハイピッチまで持っていくことは出来ないかと模索し始めた。2016年のことだ。こだわったのはブランクだ。スロー系のロッド性能にハイピッチで求められる要素を付加していった。ティップからグリップエンドまでブランクスルーで、バット部にはテンリュウのお家芸、C.N.T(カーボンナノチューブ)をコンポジット、粘り強さを強化した。

「レングスは6’6″からスタートしてどんどん短くしていきました。ロッドは長いとダルくなるので、ハイピッチでやればやるほど、ロッドのブレが気になってきたからです。短くすればするほどティップの返りは速くなりますしね」(舟木さん)
最終的には、操作性と運動性能を意識し、すべてのアイテムを5’10″に設定した。

ガイドはステンレスフレーム、SiC-SリングのKガイドを採用している。曲がり込む軟らかいロッドほどガイドに対する負担が大きくなる。ブランクの曲がりに伴ってフレームも曲がってしまうからだ。ホライゾンMJシリーズではPE3号までの使用を想定、しっかり曲げることに対応するために、ベースとなっているSLシリーズのチタン製ガイドフレームに対し、より強度に優れるステンレス製を採用している。重さを指摘する声があるかも知れないが、レングスがショート化したこともあり影響はほとんどない、という。
グリップにも力を入れた。リールシートにはパーミング性能に優れたFUJI工業製のPULSを採用している。

「とくにこだわったのはフロントグリップの位置と形状です。ストレートポンピングでしっかり握り込めるように、短く、丸っこく、パーミングしやすい形状にしています。直、タッチできるようにブランクも露出させています。カーボンクロスのパターンは、当社オリジナルの西陣織カーボンです。さまざまなサイズのリールに対応できるのも利点のひとつですね」(テンリュウスタッフ・上森俊季さん)

(写真左)リールシートは、フロントグリップを回転してロックするシンプルなデザイン。(写真右上)ストレートポンピングをしやすいよう、フロントグリップの形状と配置にはこだわった。(写真右下)4年に及ぶ開発期間でのグリップ形状の変遷。最下段が最終形、試行錯誤のあとが垣間見える。

多彩な攻略を求められる伊勢湾を釣る!

ホライゾンMJシリーズの実力を披露するフィールドには伊勢湾が選ばれた。伝統的にベイトタックルが主流、1日のうちで浅場から深場までを多彩に釣ることが多く、臨機応変かつテクニカルな対応が求められる人気フィールドでもある。ターゲットはハマチクラスを中心に、ブリサイズの可能性が少し、という状況だった。ライトジギングカテゴリーに分類されながら、幅広い対応力を武器とするホライゾンMJシリーズには、うってつけのフィールドと言えるだろう。

「基本は青物狙いなので、ロッドはMJシリーズのパワークラスの真ん中、HM5101B-Mから使ってみたいと思います。そこからベイトフィッシュの種類やサイズに合わせたり、周りのアングラーの状況などを見たりしながらライトに振っていくか、ヘビーなほうに振っていくかで対応していきたいと思います」(上森さん)

上森さんはHM5101B-ML、M、MHの3本にリールをセットした。取材日は港から40分ほど走った通称「風車前」と呼ばれるポイントからスタートした。ここは秋から冬にベイトフィッシュが溜まるエリア。メインベイトはカタクチイワシが予想された。

「風車前は定番ポイント。水深15~25mくらいでとても浅い。まずはカタクチイワシを意識して、細身のジグから使い始めてみます。ウエイトは120~150g。ドテラで流すので重めです。流す向きによってラインが払い出す舷と入り込んでくる舷が変わります。その都度、釣りやすいタックルに持ち替えるのもありですね」(上森さん)

スタート時の水深は約20m。直後から散発的だがヒットが続いた。連続ヒットを演じ、ハマチを3本キャッチした舟木さんがひと息ついた。

「慣れたフィールドなので、朝一番勝負ということは分かっていました。とくに最初の1~2投が勝負と思っていましたので、1投目から丁寧に探り、2投目からはしっかりアタリを出せました。伊勢湾の釣りでは時合が短く、一発逃したら次はいつ来るか分からない。だから1回1回を丁寧に釣っていく必要がありますね」(舟木さん)

スタートの波に乗れずヒットを得られなかった上森さんだったが、1時間近く苦戦してからやっと待望の1匹を喰わせた。レギュラーサイズながら何よりも安堵の1匹だった。

「より繊細に釣らないとダメかなと思い、ジグを140gから120gにサイズダウン、これに合わせてロッドをHM5101B-MからMLにチェンジしました。ボトムからリールを5回巻いてシャクり、小刻みにフォールを入れていく途中でヒットしました」(上森さん)

周囲を圧倒するロケットスタートで次々とキャッチしていった舟木さん。タックルセレクトはもちろん、アングラーの丁寧な釣りが要求される伊勢湾攻略だ。

テクニカルな釣りでこそ真価を発揮するMJシリーズ

風車前と呼ばれる浅場のポイントを2時間ほど釣ってから伊良湖水道へと移動した。船長のアナウンスでは水深65m。最大で110mまで攻めることもある、という。

「伊勢湾は誰でもイージーに釣れる、というフィールドではありません。いろいろと考えながら釣るのが前提のフィールドとも言えます。日によって、季節によってベイトが変わってくることも多いので、上手く対応していこうと考えると、どうしてもタックルが増えてしまう。ハイピッチとスローを織り交ぜて、1日のうちで浅いところから深いところまでやることも基本とも言えます。ホライゾンMJシリーズなら、そうした試行錯誤をひとつのシリーズのなかで、分かりやすく行ってもらえる。短い時合に、素早く対応することもやりやすいと思いますよ」(上森さん)

ハマチが主体となる日であっても、いきなりブリクラスがドンっと出る可能性もある。そんなときでも、パワーアップした新しいMJシリーズなら安心感がある。

「とくにMHとHは、ライトなモデルとはいえ、PE3号をメインラインに60~70lbのリーダーまで使える仕様になっています。C.N.Tもすべて元ガイド付近からエンドまで入っているので不意の大物にも余裕を持って対応可能です。また、特別大きなサイズでなくとも、満船の状態などでは少し強引なファイトが必要なこともあります。ストロングファイトにも十分に対応できる設計です。ただし、ライトな操作感を求めているので強度を最大限にしているわけではありません。ドラグセッティングをしっかり守り、必要以上にロッドを立てすぎないファイト、ロッドが水面と並行になるくらいまでのファイトをおすすめします」(上森さん)

パワーを重視しているMJシリーズとはいえ、あくまでもライトジギングカテゴリー。過信は禁物ということだ。

伊勢湾をホームグラウンドのひとつに、ライトジギングを得意とする上森さんだが、激シブ状況に見舞われた取材日は大苦戦。より繊細な攻略を展開し、狙い通りの1本をモノにした。

マルチなライトジギングロッドは日本各地で活躍する!!

取材日は「超」がつくほどのタフコンディションに見舞われた。移動後の伊良湖水道では、ときおりサバフグがヒットしてくる以外、ハマチが船中で数本キャッチされる程度に留まった。船長も「厳しい」、「厳しい」と連呼する状況だった。

「釣果的にはなかなか厳しい1日でしたが、ロッドの使い分けとしては自分のスタンダードを1本決めてそこからスタート、状況に応じて使い分けていく釣りを展開できました。パターンや水深などの変化が大きいフィールドだからこそ、上手く対応できるよう、それぞれのタックルセレクトにこだわって釣りを展開してもらいたいですね。そこが楽しいところでもありますし」(上森さん)

伊勢湾に限らず、上森さんが指摘する特徴に当てはまるフィールドは数多くある。幅広い対応力を持つマルチなライトジギングロッド、ホライゾンMJシリーズの活躍の場は日本各地に点在しているはずだ。

取材日、上森さんが使用したタックル。写真上からホライゾンMJ HM5101B-MH+オシアジガー2000NRHG、ラインはPE3号&フロロカーボン12号。同HM5101B-ML+オシアコンクエスト300HG、ラインはPE1.5号&フロロカーボン8号。同HM5101B-M+オシアジガー1500HG、ラインはPE2号&フロロカーボン10号。
ジグは100g~250gまで使用。一番のヒットジグとなったCX130gのほか、SPY-5、VB、COJYANT CXWLを使用。以上はすべてディープライナー製。ほかにウロコジグ、HIDEYOSHI、カレントライダーなども使用。

問い合わせ

株式会社 天龍
釣具事業部専用ダイヤル
TEL : 0265-26-8880
FAX : 0265-26-7570
受付時間 : 9:30~17:30(土日・祝祭日 定休)

ホライゾンMJのさらなる詳細はこちらから

天龍オフィシャルサイト

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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