BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

イサキをジグで狙う! 新スタイルのスーパーライトジギングは三重県・志摩沖から始まった【前編】

▲この釣りの第一人者である、中村豪さん。志摩沖まさに地元。この海からイサキのスーパーライトジギングが始まった。

急速な勢いで全国に広がるスーパーライトジギング。その発祥の海が、ここ志摩沖だ。この海を地元とする中村豪さんに、開拓の歴史と志摩沖の概要を紹介してもらうのと同時に、このスタイルに対する夢も語ってもらった。

イサキのスーパーライトジギング発祥の海

いま、全国各地で急速に盛り上がっているスーパーライトジギング。PE0・8号程度のライトなライン&タックル、そして小型メタルジグを使い、イサキやマダイ、そして青物や根魚など、大小様々な魚がヒットすることで爆発的に人気が出ているスタイルだ。

実はその発祥の海が、ここ三重県の志摩沖だ。

この海域で本格的にイサキのスーパーライトジギングが始まったのが、今から5年ほど前(2018年現在)のことだという。

「そもそもはマグロのキャスティングの帰りなどに、港前でお土産用の根魚やサバなどを狙っていたんです。あるとき、ひょんなことからイサキが釣れたんです。しかも、一匹ではなく。フィッシュイーターでもないイサキがなぜジグにヒットするのか? そしてどうしたらそのイサキを狙って釣ることができるのか……? そんなことを考えているうちに、マグロもいいけどこの釣りを本気でやってみたら案外おもしろいのではなか、ということになったんです。それで一部のアングラーたちが真剣にイサキを狙いはじめました」

とは、この釣りの第一人者である中村豪さん。志摩といえば、”志摩人”と名乗るだけにまさに中村さんのホームグラウンドだ。

▲サンラインフィッシングガールのそらなさゆりさんも、このスーパーライトジギングの魅力に取りつかれてしまった釣り人のひとり。

そこで、中村さんたちは本格的にイサキ狙いで出船してみるが、当然のことながら最初は苦労の連続だったという。

この釣りの仕掛け人のひとりでもある和具港「ワンステップ」の出口力船長に、その当時のことを聞いてみた。

「元々このあたりの漁師さんたちは、イサキはアミコマセを使ってカラバリで狙っていました。だから、魚はたくさんいるわけです。ところが、じゃあということでルアーで狙ってみても、最初の2年間はまったくイサキが釣れませんでした。釣れるのは根魚だけ。ただ、私は元々海士(あま)なので、潜っているとグレ(メジナ)やワラサ、サバの下の中層に必ずイサキがいたんです。そのときに、ルアーではコマセに着いたイサキではなく、ベイトに着いたイサキを狙うことに気づいたんです。つまり、イサキは落ちてくるオコボレを待っていたんですね。ジギングというと、下から上に上げる釣りだと思っていたんですが、それをヒントに上から下の釣りに切り変えてみたところ、イサキが釣れるようになりました」

▲イサキ狙いではフォールを多用するため、迎え潮側の舷が有利となり、ジグをキャストして任意のレンジにジグを沈めて狙う。

それからというもの、イサキを筆頭になんと50種もの魚たちが次々とヒット。それに伴い専用のロッドなどタックルの研究も進み、確立された。そうして現在のスーパーライトジギングのスタイルが出来上がったのだ。そして次第に九州など全国各地へと広まっていくこととなったのである。

▲ベイトに着いたマダイはタイラバよりもジグの方が狙いやすい。
▲スーパーライトジギングの開拓者のひとりである、和具港「ワンステップ」出口力船長。元々海士ということで、その理論には非常に説得力がある。
▲イサキがメタルジグにバイトして来るメカニズムは、ベイトがカギを握る。イサキがフィッシュイーター化して捕食しているのは、主に小型イワシ類。まさに小型メタルジグがマッチ・ザ・ベイトだ。
▲取材前に行われたサンライン動画撮影では、イサキをはじめ様々な魚をキャッチした。サンラインのホームページは必見!

低伸度PEラインが重要な理由

そんな志摩沖での中村豪さんのスーパーライトジギングタックルを紹介しよう。

志摩沖のスーパーライトジギングでイサキを狙う際は、基本的には浅場をドテラ流しで、船の進行方向にジグをキャストして攻めていく。そのため、スピニングモデルが有利となる。

中村さんはスミス・のスーパーライトジギング用HSJ-S64/3LとHSJ-S64/2Lという2本のスピニングロッドをメインで使用。ちなみに迎え潮側の舷でイサキ狙いで使用するのは、ジグをキャストするため硬い方の2Lだ。

「水深が30mまでの浅場、または水深が深くてもタナが30mまでの場合はこのロッドを使用します」

このロッドでのこの釣り方に対応するジグは18~30gまでである。

▲ホウボウもメタルジグを果敢に追うフィッシュイーター。スーパーライトジギングに最適なターゲット。

一方、水深40~50mといった深場のボトム付近を攻める場合は、払い潮側の舷での攻略となる。迎え潮の舷ではジグが着底するまでにラインが船下に入ってしまい、釣りにくいからだ。狙いはイサキというよりは、根魚がメインとなる。そのため、ロッドは軟かい方の3Lを使用。ジグやラインが船で引っ張られるため、重めの50~60gのジグを使用する。

▲低伸度のPEラインだからこそ、やり取りはしなやかなロッドでしっかりと曲げて行う。

そしてラインは、サンラインの「PE JIGGER ULT」の8本組と4本組を使い分けているのだ。

「8本組は原糸が細くしなやかです。したがって、トラブルが少ないのでスピニングで使用します。4本組は原糸が太いので耐摩耗性に優れます。よって、本来であればスピニングにも使いたいところですが、ライン自体に張りがあるためスピニングで使用するとキャストの際にトラブルが多くなってしまいます。したがって、ベイトリールで使っています」

PE JIGGER ULTは、4本組も8本組も低伸度。低伸度ラインといえば、中深海などで使用するイメージが強いかもしれないが、実は浅場のスーパーライトジギングでこそ、この性能が重要になるという。

「低伸度であることによって、ボトムコンタクトやフォールでの魚のアタリがもの凄くはっきりと分かります。フォールのアタリが明確に分かるメリットは言うに及ばずですが、ボトムコンタクトが分かることにより、根掛かりのリスクを大幅に減らすことができます。スーパーライトジギングではこのことが非常に重要な意味を持ちます。ノットを作り直す手間を省けますし、それによってせっかくの時合を逃すこともありません。ぜひスーパーライトジギングではこのラインを使っていただきたいと思います」

▲志摩沖のイサキ狙いは水深およそ5~50mを狙う。迎え潮側ではジグをキャストするので、18~30がメインとなる。
▲ジグを食って来るイサキは、このイナダなどが食い散らかしたベイトのオコボレを狙っている。
▲中村さんがスーパーライトジギングで使用するのは、サンライン「PE JIGGER ULT」の4本組(ベイト用)と8本組(スピニング用)。

新スタイルのスーパーライトジギングは三重県・志摩沖から始まった【後編】はこちら>>>

イサキをジグで狙う! 新スタイルのスーパーライトジギングは三重県・志摩沖から始まった【後編】

イサキをジグで狙う! 新スタイルのスーパーライトジギングは三重県・志摩沖から始まった【後編】

2021年08月12日

出典

SHARE

PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

No more pages to load