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青森県平舘海峡・マダイのスーパーライトジギング【後編】

いまやメロン屋工房・永井真人のライフワークのひとつともいえるターゲットが「マダイ」。今回も前半に引き続き、マダイゲームの聖地・青森県平舘海峡でのマダイジギングの様子をお届けする。ゲーム性の高さゆえ年々人気は高まり攻略が難しくなっているなか、永井がふたつのNEWアイテムで大物に挑む!

平舘マダイ用ロッドのより繊細なULバージョン

平舘海峡のマダイジギングに、永井は新たなアイテムを2つ用意してきた。どちらもプロトモデルではあるが、ひとつはロッド、もうひとつはメタルジグである。

タックルは、この海域では前述のように横方向の攻略が中心となるため、ジグをキャストしやすいスピニングタックルが多用される。

そのために永井が開発したロッドが、メロン屋工房の「MSJ70LS」というモデルで、まさに“平舘海峡スペシャル”ともいうべき存在となっている。この海域に通うコアなマダイアングラーからは絶大な支持を得ているロッドであるが、今回はそのライトバージョンとなる「MSJ70ULS」も持参した。

「平舘海峡のマダイジギングはもの凄い人気で、その人気は年々高まっているような気がします。それとともにマダイはスレる傾向にあり、ショートバイトが増えているように感じます。言ってしまえば、簡単には釣らせてもらえなくなった、ということです。そのショートバイトを掛けられるように、70LSのティップをより繊細でしなやかに設定したモデルがMSJ70ULSです」

この海域のマダイジギングの特殊性は、中層反応を狙うだけではない。海峡だけに潮の流れが速くなることも多く、狙うはその流れの中で育ったマダイだ。それゆえ、遊泳力があり引きは強烈。そんな魚がその潮流を味方につけ、大型となれば体高もあるため、ヘタな青物よりも遥かに引く。そんな魚を浮かせ、ランディングへ持ち込むためには、バットには相当のパワーを持たせなければならない。かといって、ジグは50g前後とライトなものを使う。

「MSJ70LSの開発には、私がこのエリアで定宿にしている高栄丸の高畑船長に協力していただき、もの凄くいいロッドに仕上がりました。70ULSはそのライトバージョンということで、高畑船長や70LSを愛用してくださっているアングラーの方々の期待を裏切らないモノに仕上るべく、現在テストを繰り返しています」

▲オーツースナッパーズ・山中豪船長愛用のロッドはMSJ70US。この海域では絶大な支持を得る。

▲ニューモデルの70ULS。70USと比較すれば、よりライトになっているのがよく分かる。

70ULSとジグのプロトで平舘自己記録を更新

もうひとつのアイテムは、メタルジグの「トリッカースリム」。マダイジギングでは、永井は「トリッカー2」と「ドロッパーFS」を主に使用するが、ここ平舘海峡のような横の攻略がメインとなる釣りでは「トリッカー2」を多用する。そのトリッカー2をスリム化したのが、「トリッカースリム」である。

「トリッカースリムは、トリッカー2同様ただ巻きでスイミングします。ベイトのシルエットが細いときはとくに有効です」

メロン屋工房には細身かつただ巻きでスイミングする「ウィークベイトミディアム」というジグがあるが、トリッカースリムはそれよりも低速域での使用により適しているという。

「トリッカースリムは、40、50、60gの3サイズ展開で、まさにここ平舘海峡のマダイをメインターゲットにしています。間違いなくドハマリしますよ」

▲メインベイトはカタクチイワシに中羽マイワシも含まれていた。トリッカースリムはまだプロト段階で手持ちがほとんどなかったということもあり、ジグは幅広のトリッカー2をメインで使用。

ちなみに、トリッカー2との使い分けについては、

「ベイトのシルエットの違い以外に、魚の活性によって使い分けてもおもしろいかもしれません。トリッカー2は幅が広い分、水かみがよく波動が強く出るので、一概には言えませんが、たとえば魚の活性が高く強めのアピールが有効と思われる状況で使ってみるとか。逆にトリッカースリムは、魚の活性が低くよりナチュラルにアピールさせたいときにいいかもしれません」

では、実際にふたつのニューアイテムを使って釣果はどうだったのか…。本記事の写真を見ていただければお分かりのように、今回永井は爆釣だった。メインで使用したロッドはもちろん「MSJ70ULS」(プロト)。永井の本誌取材では数でもサイズでも過去最高の釣果となった。

▲今回の釣行では永井は乗りに乗っていた。次から次へとマダイをキャッチ。まさに爆釣だった。良型も含め、永井は多数のマダイをリリースした。ファイトをゆっくり行えば、マダイはより元気に帰っていく。

なかでもMSJ70ULSとトリッカースリムの組み合わせは、永井の平舘マダイ最大記録となる72cm、4・6kgを導いた(冒頭の写真)。「MSJ70ULSはナマルオーバーでも安心してファイトできました。それが今回証明できたことが嬉しかったです」

トリッカースリムについては、オーツースナッパーズの山中船長も「これは釣れます! 早く発売して欲しいです」と大絶賛。どちらも来春のこの平舘マダイジギングのベストシーズンに合わせて発売を予定しているとのことなので、ぜひ楽しみにしていただきたい。

▲狙って釣った感が非常に強い平舘海峡のマダイジギング。だからおもしろく、永井は足繁く通う。7月頃は潮が速くなる状況が多くなるということで、ジグは100g以上が必要となるという。

【この記事は2021年7月現在の情報です】

青森県平舘海峡・マダイのスーパーライトジギング【前編】はこちら>>>

青森県平舘海峡・マダイのスーパーライトジギング【前編】

青森県平舘海峡・マダイのスーパーライトジギング【前編】

2021年08月24日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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