BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART2】

ブリジギングをはじめアングラーを熱くさせる釣りものにあふれ、さらなる発展の可能性を秘めたフィールド・北海道。平松 慶にとっても新たな挑戦の場として重要な位置を占めている。そんな北海道・積丹の海で心に残る、記憶にいつまでも置いておきたい釣りが展開出来たので紹介したい。

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】はこちら>>>

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

2021年11月20日

大好きなシーアンカーの釣りに高まる期待感

今回乗船する「レッドウルフ号」は午前のお客様を連れて帰ってきて、下船を始めた。今日は小学生がブリを釣ってくれましたよ、と岡田三四郎船長が挨拶代わりに言ってくれた。乗船されていた方々を見ると明らかにベテランのアングラーもいれば、今回が初めてのアングラーもいた。皆それぞれに満足した顔つきで下船されており、入れ替わりの午後船に期待する。
 
古平漁港に着いた際、朝の札幌よりも明らかに風が強くなってきていた。下船した人に聞くと、港に戻ってくる位から波が上がり出しました、と。悪くなる予報は的中。早く出船したい気持ちが強くなる。
 
我々は13時前には燃料を入れ直し出船。岡田三四郎船長が舵を取る船は、午前に良かったポイントから狙い始める。アングラーは私と佐藤典之さんのふたり。午後からの狙いは果たしてどうだろうか。真潮に合わせた潮流なのか、逆潮になる流れでの攻めなのか、これはポイントに入らなければ分からない。潮暦表をにらんでも、海の様子はジグを入れないとわからない。私はずっとそのスタンスでこれまでやってきたので、ポイントに着くまではあまり気にしないようにした。
 
船は風波のなか、電波塔までやってきた。風車が見える丘にはガスがかかり、気圧がグッと低くなって来ているのがわかる。岡田船長は午前中に良かったポイント周辺を探りながら船をポイントの遠くに置き、シーアンカーを投入した。パラシュートが水中で開くように船の舵を切り、船が馴染んだところでエンジンを切りスタート。この瞬間がたまらない。私はシーアンカーの釣りが大好きだ。舵を持つ者が船を入れたいコースを読み、じっくりと船を入れていくテクニックが必要であるが、その難しさを分かるアングラーは「今か、今か」とポイントに入っていくタイミングを期待する。
 
大きな和船でのジギングもダイナミックではあるが、喫水が低い分、水中で操作するメタルジグの躍動感などが大型船以上に伝わって来て、まるでハンターのようにブリを探し出しながらしゃくっている気になる。ジグの投入角度も船の流れを先読みし、ポイント(進行)方向へ先にジグを投入するのか、ジグを引き擦るような角度で投入し、しゃくるスピードに強弱を付けてコントロールしながら狙うか、そういったことも試してみる。なんせ、乗船しているアングラーはふたり。好きなように探らせてもらえるからだ。
 
私はまずジグを引っ張る角度でのしゃくりでスタート。佐藤さんは逆にジグの投入位置から船の侵入位置を先取りするような角度で攻め始めた。お互いマイペースでジグをしゃくる。しかしどちらも同じ船内でありながら、違うスタンスのジギングを展開しようとしている。
 
ブリからのファーストコンタクトは佐藤さん。「あれっというタイミングで食って来ましたよ」とブリが頭を振る動きをいなしながら余裕あるやり取り。船がシーアンカーの動きに馴染んでからすぐのヒットに、釣りの上手さを感じる。岡田船長が大きなネットで掬い、キャッチとなった。
 
直ぐにメタルジグを外し、写真を撮ってリリース。タグ打ちを、と思ったが、今回は蘇生環境が完璧ではなく素早いリリースの方が魚へのダメージも少ないだろうと考え、コンディションよくリリースすることを優先で行った。大型船で魚の生け簀がついている船であれば、釣れた魚のコンディションを整えてあげてから、的確な採寸をしてのリリースができる。しかし、リリースすることだけでも魚へのダメージが出てしまい、そこでタグを打つ難しさはどうしても避けられない。だから今回はリリースだけにしたのだ。

▲パラシュートアンカーを使用した流しでアングラーは私と佐藤典之さんの二人だけ。私はジグを引っ張る角度、佐藤さんは船の侵入位置を先取りする角度と、それぞれが異なるアプローチでジギングを開始した。

▲ブリからのファーストコンタクトは佐藤さんに来た。船がシーアンカーの動きに馴染んですぐのヒットに釣りの上手さを感じる。そしてすぐに私にもヒット。水深は50m、徹底したボトムコンタクトでリフト&フォールを繰り返した。

【この記事は2020年11月現在の情報です】
難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】はこちら>>>

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

2021年11月20日


難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART3】はこちら>>>
難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART3】

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART3】

2021年11月20日

出典

SHARE

PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

No more pages to load