大阪湾のタチウオ&青物ジギング 連続釣果、サイズアップはジグの動きとシルエットが重要!!【PART1】
SALT WORLD 編集部
- 2021年12月16日
2019年秋、大阪湾でのタチウオと青物狙いの釣行で面白い発見をしたというスミスのテスター・中村豪氏。
それはジグのシルエットと動きの重要性であった。
これにより他の同船者よりも釣果を叩き出し、しかも良型を連発したのだ。
その様子と、タックルセレクトについて全3回にわたってお伝えしたい。
ヒットパターンをつかみ渋い中で良型連発
2019年10月の大潮に1日、11月の小潮に3日、大阪湾を訪れた。一日はタチウオの大会だったが、残りの3日は青物とのダブルヘッダーで大阪泉大津の人気ルアー船・ケイズさんにお世話になった。
2019年の秋から冬は例年と比べるとタチウオは渋い日も多く、青物はツバス、メジロクラスの小型が多かったが、いい釣りと面白い発見があったので紹介したい。
タチウオのヒットパターンはその日その時のタイミングで変化し、そのパターンをつかんだアングラーにヒットが集中することが多い。ちょっとした違いでもヒットするかしないかの差が出て面白い。大阪湾でもこういった傾向が表れることが多い。ヒットパターンはジグカラーを第一に考えてしまうアングラーも多いが、第一がアクション、第二がシルエット、第五ぐらいでカラーを意識するくらいがちょうどいいと私は思っている。
ヒットパターンが変わる要因としては、潮の状態、ベイトとタチウオの群れの状態、そこに入っている餌を使った船、ルアー船の数やそれらによるプレッシャーなどが考えられる。群れがたくさんいてルアーを奪い合うような状態にあれば、ある程度、直線的な上げる下げるアクションで、シルエットを問わずよく当たってくる。
ところが群れが凝縮していないと奪い合いの精神が乏しく、シチュエーションに合ったアクションでないとバイトに至らない。タチウオの数に対して釣り船が多ければなおさらだ。今回の釣行では、後半の2日間はヒットパターンがハマり、渋い中でも連発することができ、グッドサイズをセレクトするパターンをも発見した釣行になった。
ムラマサ3Sのフォールに良型が連発するパターン
そのヒットを連発することができたパターンとは、スミス・ムラマサ3Sの横向きステイからの横向きスライドフォール。最終日の釣行ではこのパターンで1投目から私に1㎏近い良型がヒットした。
このジグはとにかく横向きの姿勢をキープすることをコンセプトとして作られたジグで、柔らかいロッドでやさしく持ち上げると「ふわり」と横を向き、硬いロッドでガンっとしゃくると「グリン」と横を向く。いずれにしてもラインスラックを入れておくと、その姿勢のまま漂うタイミングが長く、その後は斜め横にスライドしていきながらフォールするか、横向きのまま小刻みなローリングを演出しながら落ちていく。このタイミングにバイトが集中した。
ジグサイズは150gで、最終日の最初にセレクトしたカラーは、タチウオで安定安心のクラッシュピンクゼブラ。ここからひと流しごとにカラーをチェンジしていったが、150g限定の新色のマッドブラックゼブラ、アリコドットドット、ブルーイエローゼブラ、既存カラーのグリーンゴールドでも同様に、横向きスライドフォールでバイトを得た。アクションとシルエットがハマるとカラーはやはりそんなに影響はなかったことを裏付けた。
【この記事は2020年1月現在の情報です】
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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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