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浅場で型よし!東京湾のタチウオジギング

東京湾の秋から冬のタチウオゲームは例年、深場に大型が集結し、サイズも良く楽しめるシーズン。
しかし今シーズンは、その動きがいつもと違っていた。
そんな中、釣りクラブ・ガネットのミニ大会に参加したので当日の様子をお伝えしたい。

例年と全く違う状況 水深はなんとドシャロー

東京湾で近年はほぼ一年を通してどこかの遊漁船が狙っている感じのタチウオだが、盛り上がるのは夏、そして冬である。夏は浅場で小型〜中型クラスの数釣り、冬は深場で大型というのがいつもの流れだが、最近はそれが変わってきている。

夏場はやはり浅場だが、大型が釣れる率が上がっているように感じる。一方、冬場の深場へと群れの反応が落ちてくる時期が、どうもシーズン毎で異なる。通常、12月に入ると観音崎沖の80m、もしくは走水沖の60mあたり、本牧沖の40mなどに群れが移動しているのだが、今年はなんと、12月中旬で湾奥にタチウオが多くいたのだ。

今回の釣行は、本誌でお馴染みの上屋敷隆さんが代表を務めるクラブ・ガネットの大会。仲間で毎年楽しんでいる大会だが、記者も今回、選手として参加させてもらった。

船宿は深川の吉野屋。前日に上屋敷さんからの情報で、「ポイントは、幕張沖」と連絡があった。なんと水深が20mほどだという。

せっせと深場を意識してジグを用意していた記者だが、その情報を聞き正直悩んだ。ジグは何グラムを持っていけば良いのだろうか……と。

ただ、周りも参加者も130gや150gあたりをメインに用意してくるだろうと読み、数個だけ100gを追加して、早朝に吉野屋の船着場へと向かった。

今回、参加者は18名。ルールは1尾の重量で競い、フックはフロントかリアのどちらかに、バーブレスのアシスト、またはトレブル、4本バリを1個だけ装着するというもの。状況に応じて、どちらにフックを装着するかによっても、釣果は異なる。その見極めも大切となる。

▲毎年12月に行われ15回目を迎える、上屋敷隆さんが代表を務めるクラブ・ガネットのタチウオ大会。今回は深川吉野屋で開催され、18名が参加。こじんまりとした大会だ。装着するフックはバーブレスで、少しでもスレ掛かりを避けるために、テールかフロントか装着するのはどちらか一つという決まり。一人一匹のタチウオの重量で競う。今回、記者も参加し楽しませてもらった。
▲水深は浅いが、使用するジグは100gから上を使用。軽くてもタチウオは狙えるが、皆とウエイトを合わせればオマツリも少ない。

渋いながらも釣れるのは良型

参加者は、それぞれ持ち寄った景品を船に持ち込み出船となる。その景品を、優勝者から順番に取っていく。釣果0ということが少ないタチウオは、仲間と手軽に大会が開けるので良いターゲットだ。ただ幕張沖のポイントに、まき網が入っているとの情報もあり、少々不安を持ちつつ出船となった。

▲今回のポイントは、東京湾の湾奥の幕張沖の水深20m前後だった。例年、タチウオは本牧、走水、観音崎沖の深場に入っている時期だが、まだ水温が高いからなのか、浅場に反応が集中。金沢八景の船まで訪れていた。当日は晴天に恵まれ、釣り日和だった。

船は運河を抜け、ポイントに向かう。ポイント到着まではいつもより早い。そして船長の合図でスタート。水深は17mだ。ジグは、各地のタチウオジギングでいつも良い思いをさせてもらっている、マングローブスタジオのワイプアウトの130gのピンクをセットした。

するとスタートしてすぐに、トモから三番目の上屋敷さんにヒット。その後も一流しで1〜2尾ヒットしてくる。サイズはドラゴンとまではいかないが、指4本クラスである。

ちなみに記者はというと、この日は釣り座のクジ引きで、ミヨシから2番目の位置。胴の間から後ろはポツポツとヒットするが、ミヨシはアタリが少ない。これはヤバい。群れは固まらず、それぞれが小さいようで、その反応に船長はピンポイントで付けている。そこで船の下の反応以外の反応が離れた場所にもあると想定してジグを投げ、そして広く探ってみる。だがアタリは無い。周りの釣果を見て、ジグカラーなども真似てみるが、アタリを捉えられない。

そのうち、1尾も釣れていないのは、記者も含めたミヨシ付近にいる4名となってしまった。正直焦る。ジグのカラーを替え、重さを替え、さらに他の種類のジグを使ったりといろいろと試すが、やればやるほど何が良いのか分からないという状況に。最悪のパターンである。

ただそんな中、ミヨシの釣れていないメンバーに、少しだがアタリが出だした。その様子を見ていると、ポイントに入ったら、いち早くジグを投入しているということ。群れが小さく、最初の一投にアタリが集中しているように思えた。

そこで、船長の合図を出すタイミングを観察。ちなみに釣れていなかったミヨシ組は、2人が釣り上げ、記者は最後の2人になっていた。

そして船長の合図のタイミングを見極め、より素早くジグをボトムに送り込んでしゃくると、待望のアタリを捉えた。いつもより慎重に、丁寧にランディングに持ち込んだ。なんとかボウズは避けられた。

さらにその後もヒットを得られた。素早く取り込み、ヒットした位置に再びジグを投入するべく、船が流れた分を計算し、少し投げてジグを投入してみた。すると再びヒット。ここで続けて3尾のタチウオをヒットさせられた。なんとか終盤に巻き返した。そして納竿となった。

今回、この時期には珍しい浅場のタチウオジギングであったが、これから水温が下がるとともに、深場へと移動すると考えられる。現時点でサイズが良いことから、さらに大型化したタチウオが深場でドスンと掛かり楽しめることを期待したい。1月中旬以降からが、深場タチウオは良さそうな感じだ。

▲釣果は船中のどこかでポツリポツリとアタリが出る展開。簡単には釣れない。皆は当たりパターンを探すことを楽しんだ。これこそがタチウオの魅力だ。

【この記事は2020年1月現在の情報です】

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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