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ジギングで狙うブリ&ワラサ 茨城県鹿島・波崎沖を栗山佳尚が解説! |Part 3

北からの親潮と南からの黒潮がぶつかる海域であり、それにより豊かな海域を形成している、鹿島、波崎の南茨城エリア。ワラサ、ブリが狙える、人気のジギングエリアだ。

そこで、この地をホームグランドにし、鹿島にて過去に船長の経験もある栗山佳尚さんに、この海域のシーズンごとの魚の動きとその攻略法をまとめてもらった。全4回で紹介する。Part 3では、初夏から秋冬までをまとめて解説。

【初夏:5月、6月】

水温が17度ほどに上がってくると、波崎海域の「大根」という代表的なポイントで釣果が聞こえ出すのが例年のパターンだ。

ジギング以外の釣り物では、マダイ、ハナダイの釣果が出る時期であり、特にハナダイの釣果が報告されるようになると大根シーズンの開幕となる。ハナダイが根に付き、これがベイトフィッシュとなり、水深30mでも水面下10m前後に帯状に浮き上がってくる。このような状況ではワラサ以上にヒラマサの気配が濃厚となってくる。

▲このエリアは、ワラサがメインとなるが、時期によってヒラマサ、そしてサンマの南下時には良型のブリを狙うことができる。情報を得たら、素早く行動したい。

一方、大根以外では鹿島海域の漁礁や水深十数メートルまで切り立つ根もポイントとなる。これらのポイントには、潮流と水温、ベイトフィッシュの動向が重要で、それによって回遊が左右する。船長時代の実績で10kgを超えるヒラマサを数本ジギングでキャッチしているが、それは漁礁に付いていた。PE2号以下のタックルではそのサイズとのやりとりは難儀だが、魚は相手を選ばずにアタックしてくるので状況によってはそのサイズの回遊実績もあることを想定して挑みたい。

ちなみにこの時期のこの海域のヒラマサは、水深30m、40mの漁礁に付いているため、5~6m底から引き離すことができれば、2号ラインでもキャッチできる可能性がある。ラインだけでなくロッドの柔軟性やパワーなど、タックルバランスがしっかりしていることが大切だ。不安な場合は、3号を黙ってセレクトしたい。

【夏:7月~9月】

黒潮の影響が強くなる時期で水温が上がる。浅場にポイントが多い海域であるため、水温が23度以上になると苦戦することが多い。岸よりにヒラマサの回遊が時としてあるが、ワラサ、ブリとなると厳しい時期である。

ちなみにこの時期、40m前後の水深の砂利場で「巻き」が合うとワラサがヒットしてくることがある。その「巻き」のスピードをいろいろと試しながら、この海域特有の緩い潮を攻略するのが楽しい時期でもあり、秋へ向けてジギングのスキルアップにチャレンジしてほしいシーズンでもある。

▲スピニング主体のフィールドではあるが、ベイトタックルを用いて、浅場のポイントでジグを細かく動かしたり、重めのジグ(180g、200g)をやや張りのあるロッドでダイレクトに動かして誘うのも効果的。

【秋冬:10月~12月】

暑さが揺るんでくると、鹿島、波崎海域の北、南ともに広範囲にワラサの回遊が多くなる。海域の特徴として、砂利場でワラサに混じってヒラマサが回遊する。ポイントは広範囲に広がり、水温が低下してくるとともに沖合の水深があるポイントへ移動することが多い。

そしてワラサがブリとなり、10kgクラスも回遊する。この時期のベイトフィッシュはコウナゴだ。さらに水深40m後半、50m以上の「潮目」が絡む海域に、サンマが南下してくることがある。そしてこれに合わせてブリクラスが回遊し狙えるようになる。サンマの移動は速いが、そのタイミングで出船し、出会えれば、ブリクラスが連発するといった幸運となるだろう。ちなみに船長時代、シーズン中に2日程度しかこの恩恵に授かった経験はない。

サンマの南下が終わるとイワシの群れが60m、70m、80mと徐々に沖合に移り、水温の低下とともにイワシだけが接岸し、青物の反応が一気になくなる。ちなみにこの時期に、イワシを使ったエサのヒラメ釣りがスタートし、ルアー船をやっていた船宿もヒラメ船にシフトしてしまうところもある。釣行する際は、出船の有無の確認など注意が必要だ。

【この記事は2019年10月現在の情報です】

ジギングで狙うブリ&ワラサ茨城県鹿島・波崎沖を栗山佳尚が解説!|Part 1はこちら>>>

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2021年12月21日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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