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目指せ10kgオーバー! 中村豪の鳥羽沖ブリ攻略 |Part 1

鳥羽沖のブリ族は、サイズを問わなければ夏頃から釣果が出始めるが、サイズ、数ともに本番となるのは、秋から冬。シーズン中には10kgオーバーもキャッチされ、ブリ狙いの遊漁船は、それまで以上の賑わいをみせる。エキスパートアングラー・中村豪にとって、そんな鳥羽沖は地元の海。シーズン中は足しげく通う。

そこで今回は、そんな鳥羽沖のブリの攻略法についてまとめ、全3回で解説していく。

ブリポイントは外海と内海エリア

10kgオーバーのブリ釣果報告が、毎年多く伝えられる鳥羽沖エリアのジギングゲーム。近畿、東海地方では大人気のポイントだ。私も自宅から30分で行ける距離なので、時期になるとできる限り足を運ぶ。

そんな鳥羽沖だが、意外と歴史は浅い。鳥羽から10マイルほどしか離れていない大王崎でのジギングが注目されたのが1995年。それから2000年までの間、鳥羽沖は全くジギングエリアとしては注目されていなかった。鳥羽や北の伊勢から出港する遊漁船もプレジャーボートも、ジギングで探る時は大王崎から西のエリアを目指していたのだ。

▲刻一刻と、ヒットエリアは変化していく。遊漁船は、仲間と連絡を取り合いながら、ポイントを見極めて攻めていく。

ところがひょんなことから、注目されるようになった。それはお世話になっているファイヤードルフィンさんで参加した2000年秋のイベントで、鳥羽沖南端、石鏡港の目の前でジグを落としたところ、ワラサが入れ食いになったのだ。そこから一気に鳥羽沖のジギング開拓に火が付いたのである。

ネット情報が無かった当時、ペーパー情報で海底地形図を確認し、浅く平らな地形だと思い込んでいた鳥羽沖が、複雑な海底地形をしていて驚いたことは、今では懐かしい思い出だ。

▲シーズン中は、各港からブリ狙いの遊漁船がポイントに集結。状況を見極めて、使用ジグなどを判断していく必要がある。

鳥羽沖エリアは、そんな複雑な海底地形から、ベイトや潮の流れも多種多様で、場所やベイト、潮の流れを読み、タックルセレクトやジャークパターンの切り替えを的確に行うことが、釣果への近道であると言える。

エリアを大きく分けると石鏡沖から菅島沖を経て、答志島の東の先端に浮かぶ小築海島(コズクミ)に至る海溝を釣る外海エリア。菅島の南側から加布良古埼を経て坂手島東側に至る加布良古水道と、そこから答志島と日向島の間を経て浮島、飛島に至る桃取水道。そして状況によっては鳥羽港前(駅前)を含む内海エリアだ。

▲遊漁船は、基本的に船を立てて探り、両舷で探っていく。

南と北で異なる外海のポイント

外海エリアは、鳥羽が注目されだしたきっかけとなったエリアで、そこで2005年に北村京一氏によってキャッチされた22・10kgのブリの世界記録は、今だに破られていない。

ここは、青物のベストシーズン到来の10月から1~2月のシーズン末まで長く楽しめるエリアである。水深は60〜110mがメインだったが、ここ数年30m前後や60mから20mくらいまで、急激に駆け上がるポイントも開拓されてきた。移動時の水深の変化や根掛りの多いポイントも多く、注意して探りたい。

石鏡前から菅島灯台下までを南側、そこから北の小築海島周辺までを北側に分けると、ベイトや水質、潮の流れも全く別物と考えた方がいい。ちなみに同じ日に南と北、両方とも回ることも多い。またこの外海エリアは、太平洋側の潮の影響も受けるので、潮流が不安定で潮が緩くなると苦労するエリアであることも知っておきたい。

2018年のシーズンは、南側ではイワシやアジ、カマスといったベイトが主流で、ショートからセミロング系のジグが良かった。また、北側エリアはタチウオをベイトとしている日が多く、セミロング系からロングジグに分があったように思う。

船長が大きく移動しますとアナウンスがあったら、次のポイントのベイトや前日までのヒットパターンを確認すると、よりセレクトするタックルやジャークパターンに自信が持てるので、聞いておくと良い。

中村氏がブリゲームで利用している遊漁船

●石鏡港:ファイヤードルフィン
090-4116-5648
http://www.fire-dolphin.com/
●石鏡港:MISTERこーじ
090-2344-1986
http://www.misterko-ji.com/
●石鏡港:オーシャンズマロン
080-8258-1332
http://oceans-marron.com/

【この記事は2019年10月現在の情報です】

目指せ10kgオーバー! 中村豪の鳥羽沖ブリ攻略|Part 2はこちら>>>

目指せ10kgオーバー! 中村豪の鳥羽沖ブリ攻略 |Part 2

目指せ10kgオーバー! 中村豪の鳥羽沖ブリ攻略 |Part 2

2022年01月03日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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