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大型のブリがターゲット! 三重県・ 鳥羽沖のジギング【前編】

ブリ、サワラ、マダイ、シーバスなど多彩なターゲットを狙える鳥羽沖は、都市部からのアクセスもよい貴重なギングフィールド。西風をブロックする地形も相まって冬場の出船率も高く、晩秋から年明けまでにビッグチャンスを迎えるブリジギングにとって魅力的な条件が揃っている。そんな鳥羽沖を攻略するためのキーワードを探り、前後編でお送りする。

前編のキーワードは『ワンピッチジャーク』。

最盛期は12月。鳥羽沖のブリジギング

三重県の鳥羽沖から大王崎周辺にかけての海域は、季節に応じてブリ、サワラ、マダイ、シーバスなど「いい魚」が狙える一級のジギングフィールド。長良川、木曽川といった大河川の水を集める伊勢湾の出口に当たり、南の熊野灘からは黒潮の分流がかすめ、背後に控える紀伊半島の森林からはミネラルをたっぷり含んだフレッシュな水が流れ込む。

そんな立地ゆえ、沿岸部では名産品であるカキの養殖が盛んに行われ、プランクトンや小魚も豊富。当然それを狙う中型魚、大型魚も多数集まり、非常に良好な食物連鎖が形成されているというわけだ。

▲伊勢湾の出口にあたり、様々な水が混じり合う鳥羽周辺の海域は、カキの養殖も盛んに行われるほど養分に富んでいる。もちろんジギングのフィールドとしても一級で、ルアー船が多いのも人気の理由だ。

ブリジギングに関しても、古くから好漁場として知られた存在であったが、2005年の12月11日に23・4kg、20・3kgという巨ブリがキャッチされたことで注目度は一気に上昇。ルアー船が多数存在することもあり、県内はもとより近畿、東海、遠くは関東の各県から多くのアングラーが訪れている(※ブリのサイズは本誌56号に記載された数字のまま)。

▲10kgオーバーの丸々と太ったブリが出るのも鳥羽の特徴。2005年に2本の20kgオーバーが釣れたことはいまだに伝説となっている。

ブリジギングのシーズンインは、例年10月の下旬から11月中旬にかけて。最盛期は12月から1月の冬期である。沖合のブレイクラインはもちろん、島々の間を縫うように走る水道にも好ポイントが無数に点在し、シーズン中は連日多くのブリが釣り上げられている。

▲背後に紀伊半島の山々を控える立地ゆえ冬の北西風にも強く、よほど荒れない限りは出船可能。冬が本番のブリジギングには願ってもない条件だ。

誘いはワンピッチジャークが基本

鳥羽エリアのジギングを語る際、最初に意識しておきたいキモはジャークパターンだ。細分化された現代のジギングシーンではエリアやベイトによって数多のジャークパターンが存在するが、ここ鳥羽においてはワンピッチジャークが基本。

もちろん、青物の反応が悪い時は速巻きで10mくらい追わせてからのワンピッチをしたり、ジャカジャカ巻きのような速い巻きを試したり、その時々で多少アレンジはするものの、それもすべて、基本のワンピッチジャークがあってこそのアレンジだ。シンプルな組み立てのなかでスピードやリズム、ピッチをどのように構築するかというところに、各人の個性と工夫が見られる。

そんな鳥羽の海をホームグラウンドとし、ジギングやエギングで多くの実績を上げてきたのが、『墨長』の呼び名で知られる住澤直樹さん。長年ダイワのフィールドテスターを務め、ロッドをはじめ、数々のタックルのテスト・開発に携わってきた実力者だ。

住澤さんのジギングは、力任せのパワージャークやリアクション狙いのスピードジャークとは一線を画し、ジグを本物の小魚のように動かしてターゲットの捕食本能にスイッチを入れるスタイル。低弾性カーボンを使ったローレスポンスコンセプトのロッドを繊細に操る様は確信に満ちており、潮流に乗ってヒラヒラと舞うジグの泳ぎが目に見えるようである。

 

「僕の釣りはジグを柔らかく動かして、しっかり見せて食わせていくスタイル。柔軟性があるロッドは誘って、食わせて、バラさないという特性があり、僕が実践する鳥羽のジギングに最適なんです。ファーストバイトで見切られることも少ないため、ミスバイトやそれによるラインカットもかなり減りますね。もちろん、小型のジグや細いハリ、細いラインを使う釣りでも安心。そんなことも考えてタックルを組んでいます」

【KEYWORD_1】ワンピッチジャーク

鳥羽ジギングのキーワードのひとつがワンピッチジャーク。もちろん、状況によってはジャカジャカなどのパターンが有効になることもあるが、まずはしっかりボトムを取ってのワンピッチが基本。そのうえで自分なりの工夫をしてみたい。

【この記事は2019年10月現在の情報です】

大型のブリがターゲット! 三重県・ 鳥羽沖のジギング【後編】はこちら>>>

三重県・ 鳥羽沖のブリジギング【後編】

三重県・ 鳥羽沖のブリジギング【後編】

2022年01月05日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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