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「輪島沖のヒラマサ」北陸の海に新しい可能性を探る!【後編】

能登半島の北に位置する輪島市。その沖合約20㎞に存在する島群「七ツ島」にて、ヒラマサをキャスティングで狙う。前編に引き続き、その釣行の模様と魅力をお伝えしたい。

「輪島沖のヒラマサ」北陸の海に新しい可能性を探る!【前編】はこちら>>>

「輪島沖のヒラマサ」北陸の海に新しい可能性を探る!【前編】

「輪島沖のヒラマサ」北陸の海に新しい可能性を探る!【前編】

2021年12月27日

産卵絡みの個体を狙う

前回の釣行から時間を開け、再び諏訪丸へと乗り込んだ。ヒラマサの状況は芳しくないとのことで、前回と比べると水温も上昇し、大量にいたマイワシの数も少し落ち着き、チャンスは少なそうだったが、可能性はゼロではなかった。

天気は曇り時々晴れで、南東の風3~4mの予報。ポイントは前回同様七ツ島周辺で、産卵に絡むヒラマサや、アフターの個体を狙う。日が昇るのも早くなり、べた凪が予想された。そこで午前3時30分に出航し、ローライト時の勝負に賭ける。

ポイント到着後、まだ明るくなりきってない状況の中、キャストを開始した。ルアー着水時の飛沫は見えるものの、ルアーアクションは手前にこないとはっきりと確認できない。

そんな中、2投目のルアー着水で水面が少し盛り上がったように感じたため、3投目では着水後に数秒ステイを入れてみた。それが功を奏したのか、静かにルアーを吸い込むようなバイトがあった。 魚のサイズ感が分かりにくい出方だったので、慎重にファイトを開始する。ロッドは前回と同じ、リップルフィッシャー・アクィラ ST85‐6。

最初はおとなしかったものの、徐々に気付き始めたのか手前で突っ込み、足元でヒットしたかのように引くが、時すでに遅し。ロッドをベンドさせリフトアップすると、すぐに水面に浮きネットインできた。

アフターの個体なのか、長さはあるものの細身な14.5㎏のヒラマサだった。ここ10日間ほどはブリの釣果はあるがヒラマサの釣果はなく心配していたが、今回も船長のポイント選択が吉と出たようだ。

その後すぐに同船者の村井氏に11㎏がヒット。そのヒラマサも着水後ワンアクションでヒットしているので、トビウオを意識したパターンだと確信。だが風も弱く、流れも悪くなり、我慢の時間が続いた。そうこうしていると、南西風が吹いてきて船も良い角度で流れ出した。そのタイミングで船長がここぞというポイントに移動した。

ルアーもよく飛び、海面が風によって波立ち最高な雰囲気だ。船がミヨシの方からポイントに入っていき、ちょうどヒットポイントに差し掛かろうというところで、同船者の方のルアーに大きな水柱が立ち、ロッドティップが一瞬で海中に突き刺さるように曲がった。船長が大型と判断し、すぐにフォローを入れ、なんとかファーストランをかわし、ヒラマサの頭もこちらに向きリフト開始、というところで惜しくもフックアウト……。

気づけばまた風向きが悪くなり、良くない状況となった。だが全員でめげずにキャストを繰り返していると、同船者の2人が4.5㎏、8.2㎏のヒラマサを渋いなかでもキャッチ。続けて8.2㎏のヒラマサも上手くスイッチを入れ、キャッチすることに成功した。

ロッドは2人とも、リップルフィッシャー・アクィラMLT82-3/6を使用。小型軽量なルアーでも繊細なティップのおかげでアクションエラーさせることなくバイトに持ち込めるモデルで、良型がヒットしてもPE6号クラスのバットパワーで浮かすことも可能だ。

この日はチェイスのみでバイトに至らないことも多かったが、諦めずに良いアクションを見せ続け、ようやく弟の大和が4.5㎏をネットインした。サイズに関係なく、苦労して獲ったヒラマサには価値がある。ロッドはリップルフィッシャー・アクィラ MLT85-7+を使用。20~30㎏クラスを想定したパワーを持ちながら、小型ルアーを軽快に扱える柔軟なティップに、大型ルアーを飛ばせるベリーからバットで、幅広く対応できる現在のヒラマサシーンの柱となるモデルだ。

そして、この一尾を最後にこの日は終了。山中功船長、雄飛若船長は渋い状況の中、走り回って釣果を出させていただいた。ありがとうございます!!

輪島でのヒラマサキャスティングは、毎回乗船する度に新たな発見や、反省なども見つかり、自分を成長させてくれていると感じている。この2日間を通して輪島エリアのヒラマサは、これからまだまだ大型がキャッチできる可能性を秘めていると再確認できた。

自分的にはショアもオフショアも、40㎏超えも狙えるフィールドだと思っているので、これからもさらなる大型ヒラマサを追い続けていきたい。

諏訪丸では、6月後半からアラや沖メバルのスロージギングにシフトし、9月末頃からまたヒラマサキャスティングや青物ジギングに戻る。来年度からは、新造船で船も大きくなり、よりルアーに特化させたゲーム展開ができるとのことで、ジギングやキャスティングをするのが今から楽しみだ。

▲今回は着水した直後のヒットが多く、ヒラマサは角トビを意識しているようだった。
▲同船の中島氏がキャッチしたヒラマサ8.2㎏。ロッドはアクィラMLT 82-3/6、ルアーはRilaNa180。
▲進化を続ける輪島のヒラマサキャスティング。可能性を秘めたフィールドと良型ヒラマサが多くのアングラーを待っている。
▲今回同船してもらった皆さん。お疲れさまでした!!
▲今回お世話になった、輪島漁港の諏訪丸。ヒラマサのキャスティングだけでなく、アラや沖メバルを狙うスロージギングでも人気が高い。輪島周辺の海を知り尽くした遊漁船だ。
▲右が諏訪丸の若船長、山中雄飛氏。お父さんの功船長と二人三脚で輪島の海を案内してくれる。

谷内口 冬馬のタックル

ヒラマサ(19.4kg)

Rod:Aquila ST 85-6
Reel:STELLA SW14000XG
Line:YGK ODDPORT #6
Leader:YGK TPIII #30
Joint:SOM OS #5BB
Lure:NEZUL180
Hook:BKK Lone DIABLO #7/0

ヒラマサ(14.5kg)

Rod:Aquila ST 85-6
Reel:SALTIGA 14000XH
Line:YGK ODDPORT #6
Leader:YGK D-SPEC #35
Joint:SOM OS #5BB
Lure:Native Works Rattler 210
Hook:YAMAI Crafter’s Plus 4/0

谷内口 大和のタックル

ヒラマサ(4.5kg)

Rod:Aquila MST 85-7+
Reel:STELLA SW14000XG
Line:YGK ODDPORT #7
Leader:YGK TPIII #30
Joint:SOM OS #4BB
Lure:RST SUPPLY NEZUL 180
Hook:DECOY sergeant’N’
JS-1 4/0×2

▲今回、使用したタックルがこちら。使用ロッドであるアクィラST85-6は、PE6号クラスのタックルの中で群を抜く軽さと適度なハリを持ちつつ、40g~100gのプラグが非常にキャストしやすい。

出典

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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