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メジャークラフトNEWアイテム 3つの武器でブリ、ヒラマサを狙い撃つ

ジャイアントキリング5G スローモデル登場

▲今回お話を聞いたのは、メジャークラフトの総合開発責任者、テツさんこと川上哲さん。広瀬達樹さんとのコンビでのメディア出演も多い。

メジャークラフトが2021年に発表した話題の次世代ロッドシリーズと言えば5G 。その特徴をおさらいすると、特筆すべきは素材と構造のふたつ。

宇宙分野の構造部材にも用いられている最新技術『東レ(株)T1100Gカーボン』を駆使したカーボン素材であること。

そしてそのカーボン繊維を「ストレート(縦)」、「サイド(横)」、「フェード(右斜め)」及び「ドロー(左斜め)」に配置し、曲がり、つぶれ、ねじれの強度をサポートのする『R360構造』。

ブランクの表面にカーボンテープを張ることでねじれを補強してきた従来の製法とは異なり、ブランクそのものを各繊維で組むことで、360度方向からの負荷に対応する、パワーと張りを兼備した超軽量ブランクの製造が可能となった。

このふたつを備えたロッドシリーズが5Gだが、今回まず紹介するのは、メジャークラフトが誇るジギングでの大物捕獲に特化したシリーズ、ジャイキリことジャイアントキリング。

「2021年に先行リリースされたジャイキリの5Gは、いわゆるオールマイティに使えるオフショアジギングロッドですが、今回はスローモデルです」

▲オフショアジギングの専用シリーズがジャイアントキリング5G。ロゴは2017モデルを踏襲している。22年早々に登場予定の本スローモデル以降にも、多様なラインナップのリリースが計画されている。
ジャイアントキリング5G スローモデル
しっかり握り込むことでパワーロスを軽減させることができる太めのグリップが、デザイナーとしての川上さんのこだわりだ。

スロージギングと言えば、フォールで食わせるテクニカルな釣法だが、そのアクションはハードジャークとは真逆でスローゆえ、ユーザーを選ばないのも人気の理由のひとつ。

「ゆったり動かすので全体的には粘りが必要ですが、ティップは弾きやすいように硬めにするのがスロージギングロッドのブランクのセオリーで、普通のロッドとは逆。いわゆる中深海で300、400gのジグをシャクるのはスローでもしんどいので、ロッドの反発を活かしてジグをしゃくりたい。だからバットとベリーで1度曲げてその力をティップに伝えて弾く、そのための構造ですね」

そんなスロージギングロッドに5G規格を当てはめることで得られるメリットがある。

「反発力の高いT1100GカーボンをR360構造で組むことによって、張りと粘りをよりいい具合で両立させることができました。イメージとしては硬い芯が柔らかく包み込まれていて、それによって全体的に柔らかくてもブレにくくなる。その芯がないと、単に柔らかいベリーバットと硬いティップに分かれて全体的な張りもなくなる。跳ね上げる力も弱くなるし、自重も重くなって長時間使うのもしんどくなります」

詳細確定は今後となるが、ラインナップは0から4までのパワーごとに5タイプ。レングスはすべて6フィート6インチでパワーだけを変えることで使用感を統一させているのは、ノーマルの5Gと同様だ。

「使い分けとしては対応するジグの重さに合わせるのが基本ですが、スロージギングの場合は硬いロッドのほうが反発が強いので、キビキビ動かしたい場合はウエイトに関わらず硬いロッドを使って、逆にゆったり動かしたいときには柔らかいロッドを使うのもありですね」

状況やターゲットによる使い分けも覚えておこう。

「個人的なおすすめは、近海で使うなら2が使い勝手がいいですね。中深海なら3で、最近流行りのトンジギなら4かな」

価格は3万円台中盤を予定している(インタビュー当時)。

「T1100Gカーボンを使ってここまでの価格にできるのはウチならではだと思います」と、メジャクライズムは健在。

「ブリ、ヒラマサの青物はもちろん、タチウオにマグロといろんな魚種に使えるのと、軽い力でシャクれるのでビギナーにおすすめ、ですが言ってもハイエンドモデル。スロージギングの本当の面白さも体感できると思うので、中、上級者にはぜひ使ってもらいたいですね」

門戸は広く、突き詰めれば深く。ジャイアントキリング5Gがスロージギングを深化させる。

▲ジャイアントキリング5Gで捕獲した見事なブリ。粘りと強さを兼備する5Gブランクが大型青物とのファイトを楽しくする。

メタルドラゴン NEWカラー

マッチ・ザ・ベイトの旗印の下、ベストタイムで好調なのがタチウオパターン。関西圏が発祥とされる高実績の釣法にマッチしたジグのメタルドラゴンは、薄くて長いフォルムによる引き抵抗の少なさで、軽い力でもシャクることができ、キビキビとした横っ飛びアクションとその後の水平フォールが食わせのキー。そんな動きとリアルを突き詰めたリアルフォルムジグに、リアルをさらに強固にするカラーが3色投入される。

メタルドラゴン ニューカラー
追加カラーにより全8色となったメタルドラゴン。200、250、300gの3タイプ。本体価格はそれぞれ1,000円、1,150円、1,300円。

「いわゆるケイムラカラーの初導入になります。タチウオって水中だと青く見えるので、薄い紫がかったカラーがまさにタチウオかなと」

ケイムラが効く状況と言えば光が届きにくい場所やマズメなどのローライトコンディション。新色3色のうちのケイムラシルバーとケイムラミラーの2色がそれにあたる。

「シルバーとミラーはホロの違いで、シルバーは縦縞のホロ、ミラーは文字通り鏡状で縞はなし。違いとしては光り方ですね。よりタチウオに近いのがミラーで、乱反射するのがシルバー。リアルで言えばシルバーですけど、どっちが効くかはその日の状況にもよるので、どちらもあった方がいいですね」

そして残りのもうひとつが蓄光色のグローヘッド。

「ヘッドがグローカラーで光ってバイトマーカー的な役割になります。使いどころは濁り潮。アピール力が強いのでローライトやマズメにも有効かな。ちなみにお気に入りはケイムラミラー。タチウオパターンの定番は普通のシルバーなんですが、ちょっと深いところにいるタチウオの青光りがケイムラの紫によって良い感じで再現されている気がします」

12月中旬はシーズン終盤とのことだが、まだまだ十分に狙えるはず。

▲タチウオを模したケイムラカラーがパターンにハマる。秋から初冬にかけてが関西圏ではベストシーズンだ。

ジグパラバーチカルロングスロー NEWカラー

そして、タチウオパターンも含め、オールマイティに活躍するスロー系ロングジグ、ジグパラバーチカルロングスローにも新色が追加される。

ジグパラ バーチカル ロングスロー ニューカラー
追加カラーにより全10色のラインナップに。ウエイトは100~400gまでの9タイプ。本体価格は640~1,700円。

「スロージギングはジグパラバーチカルスローが定番ですが、ティアドロップ型で水の抵抗が大きくて300、400mの中深海まで落とすのはしんどい。なので水の抵抗が少ない細身にしたのがロングスロー。フォールも早いですが、軽い力でも軽快に動かせます」

追加カラー4色のうちケイムラシルバー、ケイムラミラー、グローヘッドの3色がメタルドラゴンと共通している。

「タチウオパターンにも使えますし、単純にケイムラの効果が高い状況にもマッチします」

そして残りはタチウオとは異質となるブラックゼブラ。

「曲面がグローの白と黒のゼブラ模様で、逆の山型の面はシルバーのホロになってます。フォールするときにはゼブラの面が下を向いて左右にヒラヒラしながら落ちるんですが、シルバーホロとゼブラのダブルの明滅効果でよく目立ちますね。なので使いどころとしては中深海かな。圧倒的に釣果が高いので個人的にもおすすめです」

▲過日撮影された『四季の釣り』(サンテレビ)での広瀬さんの釣果はケイムラミラーにて。仕事人の新しいウエポンとなるか!?

▲青物だけではなく、多くのフィッシュイーターが狙えるのもうれしいところ。アジにサワラと人気のターゲットも釣れる。

メタルドラゴン、ジグパラバーチカルロングスローと、どちらのジグも先に紹介したジャイアントキリング5Gとの相性は抜群。ブリ、ヒラマサ狙いにも最適で、アングラーの心強い相棒となるはずだ。

【この記事は2021年12月現在の情報です】

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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