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再び脚光を浴びるポッパー~マグロキャスティングゲーム×徳永兼三

徳永兼三さんは、30年に及ぶキャスティングゲームの変遷において、ポッパーの存在感が再び高まっていると感じている。兼三さんから見て、ポッパーとはどんなルアーなのだろうか。

久米島キハダのポッパーゲーム

マグロのルアーフィシングは、古くは久米島のパヤオのジギングからスタートしました。今から30年以上も前の話になりますが、この当時はまだPEラインもなく、GTのキャスティングもキハダのジギングもナイロンラインで行っていた時代でした。いま思うと冗談みたいなタックルでの釣りでした。

久米島キハダマグロのポッパーゲームが始まったのは、かなり早い時期からでした。PEラインが普及する頃からGT用のポッパーを使って、キハダを狙っていました。ダイビングペンシルの釣りが始まったのはカーペンターのガンマが2014年に出てからですから、16年ぐらいの歴史。ポッパーを使用したゲームのほうが、はるかに歴史が長いと言えます。

そして、ここ数年マグロやヒラマサキャスティングゲームにおいて、ポッパーが再び脚光を浴びています。いま実績を上げているルアーの多くは、ダーターと呼ばれる種類に分類される動きをするものが多いように思われます。

これはポッピングさせた後に、泡をボディにまといウォブリングしながら泳ぐものです。また、ダイビングペンシルに小口径のカップを設けることによって水噛みを良くし動き出しを良くする効果を狙ったものもあります。

アドバンテージは動き出しの速さと集魚力

ポッパーの最大の魅力はそのアピールによって、広い範囲の魚を呼び寄せることにあります。しかし過剰なアピールは余計な警戒心を魚に与えて、逆効果となることがあります。最近発売されるルアーの多くは良く研究され、フィールドテストによりバランスが良く実績の高い物が多いように思われます。

さらにポッパーの利点としては、ルアーの動き出しの早さがあります。

マグロのナブラ撃ちや誘い出しの場合、鳥山やナブラ、ソナーによるマグロの魚群に船をつけながらキャスティングを行います。泳いでいるマグロの群れに船を付けるので、魚も船も動いている状況。まさにキャスティングしているルアーが落ちた地点がストライクゾーンであり、その瞬間がマグロをヒットさせるベストタイムなのです。

そんな状態でもポッパーはカップが水を捉えるので、最初の動き出しが確実でミスアクションを起こすことが少なく、チャンスをものにすることができます。

これはポッパーに限ったことではないのですが、トップウォーターを上手く動かすコツは、ラインスラックとテンションをいかにルアーに加えられるかということです。ポッパーの場合、着水直前にサミングしてラインスラックを取って、ベールを返しリーリングでストップ&ゴーをするだけでもアクションしてくれますので、この泳ぐ群れを狙う刹那の釣りに最適です。

ポッパーのもう一つの特徴である集魚効果ですが、そのポッピング音が、深いレンジにいるマグロや広い範囲にいる魚を呼び寄せてくれます。久米島ではその透明度の高さから、水深50m以浅の魚探にキハダが映れば水面に出る可能性があるため、ポッパーを投げろと言われます。

実際にその水深の魚が出ているのかは分かりませんが、下からルアーを突き上げて2~3mも跳ぶキハダを見ると、たしかに深くから出てきているような気がします。
直接マグロの姿が確認できないときや、誘い出しでマグロを釣る際にもポッパーは時として有効です。

また、少し波気立ってダイビングペンシルではアピールが弱いと感じるときや、マグロの捕食しているベイトは小さいがルアーサイズを小さくするとアピールが弱いと感じるときなどには、是非使っていただきたいものです。

▲バブルスイマーは相模湾のキハダゲームでも青森のクロマグロでも圧倒的な実績を誇る。

浮き姿勢の違うタイプで時々の状況に対応

ポッパーのタイプとしては、比較的水平に近い形で浮くものと、ダイビングペンシルのように立ち角度の強いものがあります。もちろんどちらにも偏らないものもありますが、使い方には若干の差があります。

水平浮きのものは、広く早く広範囲を攻めるのに適しています。古くからあるものにこのタイプのものが多くありますが、シェルシェイピングルアーズ貝田ルアーの『トランペット』は久米島でも大変にお世話になったもので、今でも通用する名品の一つだと思います。

ダイビングペンシルの頭部に小口径のカップを設けた、立ち角度の強いタイプは比較的新しく、菊池工房の『バブルスイマー』との出会いは衝撃的でした。このタイプの最大の特徴は、少ない移動距離で確実な動きをしてくれることです。

2018年には相模湾釣行で12本のキハダマグロを釣り上げることができましたが、そのうち9本がこのバブルスイマーでした。今年は7月23日より青森へコロナ対策をしながら、マグロキャスティングツアーを行っていますが、6日間の釣行で、メンバー全員で46キャッチ・43リリースという結果。うち40本はバブルスイマーでした。

さらにもう一つのポッパータイプとして、ヒョウタン型の古くからある形のものがあります。GTルアーの名品、カーペンター『シーフロッグ』や、海外のものでは『ハルコポッパー』などがあります。

アピールが強すぎて日本のマグロには不適かと思われましたが、ダイワから発売された『ポップスター』はカップ形状などが工夫されており、相模湾のキハダ、外房や九州で実績を上げているので期待しています。

▲近年実績が上がっている小口径のダイビングペンシルタイプは、少ない移動距離でも確実な動きをしてくれる。よく考えられたルアーが各社から続々と登場しており楽しみだ。
▲キープは必要最低限に抑え、小型は船ベリでリリース。これはジグで釣った50㎏のクロマグロ。

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

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