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東京湾でカワハギ釣り!必見、タックルや餌選びから美味しい食べ方までを実践!

普段ルアーフィッシングしかしないという釣り人に「餌釣りをすることはありますか?」と聞くと、「カワハギ釣りは好きで毎年釣りをしてます。」という声は多い。

特に冬になると全国の釣り船屋で、多くのカワハギ船が出船している。ルアーアングラー(ルアーをする釣り人)になぜカワハギ釣りにハマるのか?と伺うと、以下の答えが多く返ってくる。

  1. 餌でしか釣れないけど食べて美味しい高級魚だから
  2. あたりを取るのが難しいけど、攻略しがいのある釣りだから
  3. ルアーフィッシング に近いあたりを取る釣りだから

そんなルアーマンにも大人気のカワハギ釣りを、今回ご紹介させて頂く。

東京湾のカワハギ釣りは港から間近

天気にも恵まれ、波も落ち着いていたため、絶好の釣り日より

その日の海のコンディションにもよるが、東京湾のカワハギ釣りは港からわりと近くで開始することが多いため、その分釣りをする時間が設けられる。釣り人としては長く釣りができるのもこの釣りの魅力のひとつだ。

餌取り名人「カワハギ」。竿先に集中し細かいあたりを見逃すな

餌取り名人は海の盗人

カワハギは別名「餌取り名人」と言われている。小さな口でありながら剃刀みたいに鋭利な歯を持っており、餌を食いちぎりながら餌に食いついてくるため、あっというまに餌がとられてしまう。気がつくと全ての餌がなくなっているため、常に餌つけと投入を繰り返す釣りのため休む暇がない。逆に言えば1日を通して常に釣りを楽しめるとも言える。
※とは言え、あたりがなく、餌も取られない活性が低い日にあたることもある。そんな日はゆとりを持って「これもまた釣り」と楽しんでほしい。

カワハギ釣りにベストなタックル

一般的な銅付き仕掛け

カワハギ専用竿にベイトリール、針の下にオモリをつけた「銅付き仕掛け」といった、シンプルなタックルがベイシックな釣り。

カワハギのあたりは繊細なため、竿の調子は、「8:2もしくは9:1」といった、先調子のものが一般的とされている。この釣りの為に竿を揃えるのが難しいという人は、先調子の竿で汎用する人もいるが、明確に釣果の差が出やすいため、私としては専用竿を使用することをオススメする。

竿の金額も「ピンからキリ」まであり、数千円のものから6万円を超えるものもあるが、

一年を通して数回(冬のみ)しか行わない人も多いため、私の意見としては、1万円後半〜3万円弱くらいで販売されているものが無難であると考えている。その幅で、釣具屋で手に取ってみて自身にあうものを見つけてみるのはどうであろうか。そして、釣具屋に行った際には、店員さんに協力いただき、竿を曲げて納得して購入するのが失敗しない買い物になるはずだ。

カワハギ釣りでは、昔は竿先に「鯨のヒゲ」を使用している竿も多く、昔から竿先の感度を重視してきた釣りである。これはあくまでも私の感覚であるが、値段があがるほど竿の感度が良くなる傾向があり、釣果に直結すると感じている。私の周りでも本格的にハマっていく人は、竿をグレードアップしていく傾向があり、その結果が釣果に現れていた。

もちろん経験により腕が上がることも考慮しているが、それを抜きにしても竿の差に大きいと考えている。
※この部分は私の経験からの主観的感想であり、値段が安くても自身に合う名竿もあると思うが、高額な竿ほど感度良好なことが多かったことから感じる部分であった。

リールはベイトリールを基本使用しているが、正直そこまで高くない、他の釣りでも使用しているものを汎用で使用しても問題ない。竿に比べてそこまで重要視しなくても良いと、私自身は考えている。
※あくまでも竿に比べてという意味で、本格的に拘るのならば、やはり高額なリールの方が使用していて釣果もそうだし、個人の満足感は高いと思う。

カワハギ釣りのリールやラインは?

使用しているタックルは以下。

  • 竿:カワハギ専用竿
  • リール:ベイトリール
  • ライン:PE0.8号
  • 仕掛け:カワハギ用銅付き仕掛け(ハゲ針)

針も「食わせ針、ハゲ針」と種類があるため、この部分は自身の経験や好みで使い分けてほしい。ちなみに私は絶体的なハゲ針信者である。(笑)
※私はPEライン直結であるが、リーダーを使用する人もいる。

好奇心の多い魚でもあるため、集魚版などのアピールするものをつけることもオススメである。

カワハギ釣りでは餌の付け方を重視しよう

アミノ酸をふりかけたアサリ餌

カワハギ釣りで重要視される「餌」。カワハギ釣りの餌と言えば昔から「アサリ」である。場所によっては他の餌を使用することもあるが、昔からアサリが基本の餌として認知されている。

餌の付け方は人それぞれであるが、基本として言われているのが、「水管→ベロ→腹ワタ」 の順番である。これは先人たちがこれまでの釣りで見出した付け方で、なるべく餌を最後まで針に残すことができる。

そのアサリに、私はアミノ酸パウダーを振り使用している。振る目的は、集魚効果と餌の硬さ調整である。これも人によってはアサリそのまま使用の人もいれば、塩を降って硬くするだけの人もいたりするため、好みで行ってほしい。成功体験(釣果)=自身の釣りになるからだ。

カワハギ釣りの外道

カワハギ釣りの定番ゲスト。トラギスとベラ。食べても美味しいが基本リリースする人も多い。サイズが大きい場合は、煮付けや唐揚げで食べると最高である。小さい場合はリリースしてあげてほしい。

その他、「キタマクラ」と言われるフグもよく釣れるが、名前の通り食べたら死んでしまう(キタマクラ)ため、即座にリリースしよう。

カワハギの食の最高の楽しみは肝パンである

「肝パン」の時期が来た。と言われるほど冬のカワハギの肝は最高である
今回の釣果で取れたカワハギの肝。氷塩水に浸して汚れや血合いをなるべく落とす
三枚に下ろし、ザルに上げ、少し塩を降って余分な水分を出し拭き取る

新鮮な肝を生で食べるには釣ったその日しかできない。カワハギではあまり聞かないが、

寄生虫の「アニサキス」や生食の肝が気になる方は、一度沸騰したお湯に、20〜30秒ほど湯通しして、それを氷水で10〜20秒冷やした後水をキッチンペーパーで拭き取り、その後ザルで濾して、醤油かポン酢に溶いて食べてみてほしい。

これが食べたいためにカワハギ釣りにハマる人も多いと言われるほど絶品である。

ちなみに私は、ポン酢派である。

市場で売られるカワハギも「肝が大きく入っているか」で値段が大きく変動するほど、肝は重要視されているほどである。

カワハギは捌くのも割と簡単な魚で、名前の通り簡単に皮が剥げる。

捌き方は数種類あるが、私は首の後ろに切れ目を入れて、肝を潰さないように一気に皮を剥ぎ、三枚に下ろして食べている。場合によっては通常の魚のようにそのまま三枚に下ろし、皮引きすることもある。このメリットは、薄皮をそのまま剥ぐことができるからである。

カワハギの捌き方は、YouTubeにわかりやすい動画が数多くアップされているため、動画をみてチャレンジしてみてはどうだろうか。

頭は味噌汁や煮付けなどで食すと美味しく頂ける

これが食べたくてこの釣りをやっている

カワハギの刺身に肝を添えて

出来上がったカワハギのメイン料理。

肝ポン酢に刺身をつけてビールか日本酒で流し込む。これは最高の贅沢である。

締めに刺身と肝をご飯に乗せてポン酢とワサビをかけて食べると、最強の丼が仕上がる。これは釣り人でも人気の食べ方だ。

 

カワハギ釣りをやったことがない人は、一度チャレンジしてみてほしい。釣っても楽しく、食べても嬉しい、この魚の虜になるのではないだろうか。

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PROFILE

JP

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長年にわたり釣り業界のメディアに携わり、現在はフリーランスとして活動。時間ができれば釣りをはじめキャンプなどのアウトドアの趣味を楽しんでいる。 釣りは川釣りから海釣りまで、さまざまな釣りを経験してきたが、最近はブラックバスやスーパーライトフィッシング、マダイの一つテンヤといったジャンルを好んで釣行する、フリーランスアングラー。

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