【アークテリクス新宿ブランドストア】国内最大級の体験型アウトドアショップがオープン

PEAKS 編集部

2024年12月02日

高機能で洗練されたデザインのアウトドアブランドとして世界中のアウトドア愛好家から絶大な支持を得ているカナダ発のアークテリクス。
近年、都市部での出店が相次いでいるなか、2024年11月30日、新宿に国内最大級となる新しいブランドストアをグランドオープンした。
この新店舗は日本初の“アルファストア”という立ち位置で、アークテリクスのフルラインナップや都市向けに展開するVEILANCE（ヴェイランス）を展開するだけでなく、ケアサービスやコンシェルジュサービスも展開。
売り場だけでなく商品の魅力を存分に体感できるコミュニティスペースも設けられるなど、まさに体験型アウトドアショップとなっている。
アルファストアとはなにか？いま、新宿に最大規模の店舗を構える意味を聞いた。

文◉PEAKS編集部

アークテリクス、そのブランドの強み

アークテリクスは、1989年にカナダのブリティッシュコロンビア州で誕生した。創業者のデイブ・レーンとジェレミー・ガードは、クライミングハーネスの改良から始め、その後、アウトドアウエアやギアの開発へと事業を拡大。現在ではアパレルからバックパック、フットウエアまで、幅広いラインナップを展開している。

また、カナダに自社工場をもち、防水透湿素材「ゴアテックス」採用ウエアへの８mm幅シームテープ加工や、ガレージレス止水ファスナーなど、最先端の技術を駆使してきた。

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新宿ブランドストアの特徴

▲１階フロア。シーズンごとに展開するアイテムを変え、フォーカスするアクティビティを通じてアークテリクスの世界観を体現する。

新宿ブランドストアは、アークテリクスの魅力を最大限に引き出す、国内最大級の旗艦店。その特徴とは──

1. 広大な売り場面積

４フロアにわたる680㎡を超える広大な売り場を有している。これは、日本国内のアークテリクス直営店のなかでは最大規模の広さ。

2. 豊富な商品ラインナップ

１階から3階までの3フロアで、アークテリクスの全ラインナップを展開。アウトドアウエアやギアはもちろん、都市生活向けのヴェイランスラインも充実する。さらに、フットウエアやバックパックも幅広く展開され、アークテリクスの世界観がしっかりと表現されている。

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3. BETA LOUNGE（ベータラウンジ）

4階には予約制のコンシェルジュサービス「BETA LOUNGE」を設置。ここでは専門知識をもったスタッフが、お客さん一人ひとりのニーズに合わせて、最適な商品選びをサポートしてくれる。

4. ReBIRD（リバード）サービスセンター

同じく4階には、アークテリクスの修理サービス「ReBIRD」のサービスセンターを併設。ここでは、製品の修理や洗濯、乾燥サービスを提供し、長く愛用できるサステナブルな取り組みを推進していく。

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5. 体験型イベントスペース

店舗内には、各種イベントやワークショップを開催できるスペースも。これにより、単なるアイテムの販売にとどまらず、アウトドアの魅力や知識を共有する場としても活用していく。

すでに多くのイベントが予定されているので、下記公式サイトより気になるものをチェックしてみよう。

アークテリクス新宿ブランドストア
イベント一覧

アークテリクスの今後の展開

アークテリクスは、日本市場において積極的な展開を続けてきた。2014年に原宿店をオープンして以来、銀座、心斎橋、福岡、神戸など、主要都市への出店を拡大。
新宿ブランドストアの開店に加え、先日は神戸ブランドストアを移転リニューアルオープン（364㎡）と、着実に店舗網を拡大している。

ブランドヘッドの高木氏は「原宿店オープンから、新宿への出店は考えていた」と話す。
メディアでの露出と比べても、“アークテリクス”というブランドの世間への認知度はまだまだ低い。ブランド認知向上はもちろん、都市と山を繋ぐ起点として、ここ新宿に日本初の“アルファストア”をオープンする必要性がありました。（ブランドヘッド高木氏）

▲４階では、ReBIRDサービスセンター（左）とベータラウンジ（右）を展開。ゴアテックス製品の無償洗濯乾燥サービスを提供するだけでなく、ゆくゆくは縫製リペアまで含めたケアサービスの拠点になるという。ベータラウンジも日本初の試みで、イベントスペースだけではなく予約制のコンシェルジュサービスを展開予定だ。

“アルファストア”はニューヨークにもオープンしたグローバル旗艦店と同コンセプト。この店舗では新宿ストア同様、アークテリクスのプロダクトがフルラインナップで展開されるだけでなく、「製品をより長く使ってもらう」ための施策であるReBIRDサービスセンターを備えたものだ。
また新宿は、高尾山口まで延びる京王線、箱根へ続く小田急線、奥多摩・甲府方面や山梨・長野方面へ向かう中央線、高速バスの拠点となる巨大バスターミナルなど、フィールドと都市を繋ぐ起点にある。

新宿ストアのオープンに合わせたブランドキャンペーンのタグライン「NO EASY ROUTE」は、アウトドアアクティビティや人生において“近道はない”というメッセージを込めています。
これは我々アークテリクス製品の開発もそうですし、より多くの人にブランドを知ってもらう過程においても同じです。（ブランドヘッド高木氏）

また、この夏前には代官山に北米以外では初となる開発拠点「トーキョークリエイションセンター」を開設するなど、日本市場に特化した製品開発にも力を入れていることが見受けられる。これらの取り組みにより、アークテリクスは日本におけるプレゼンスをさらに高めていくだろう。

そんなアークテリクスが満を持して立ち上げた新宿ブランドストアは、単なる店舗という枠を超えたアウトドアライフスタイルの発信拠点。豊富な商品ラインナップ、専門的なアドバイス、修理サービス、そして各種イベントを通じて、アウトドアユーザーだけでなく、これまでアウトドアに触れてこなかった人へも、自然で遊ぶことの魅力発信を強化していくようだ。