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まんが家が行く、茨城・涸沼一周サイクリング|夏福ゆるポタコミックエッセイ vol.12

茨城県の海沿いにある大洗町。しらすやあんこうなどたくさんの海産物やグルメ、海岸や大洗磯前神社、アニメの聖地といった観光スポットや見どころがありますが、今回は大洗町とお隣の茨城町、鉾田町にまたがる涸沼(ひぬま)を一周します。

カジキ漁のモニュメントが目を引く大洗駅からスタート!

荒々しいカジキ漁のモニュメントがお迎えしてくれる茨城県の大洗駅からスタートです。

大洗町はカジキの漁場としても知られており、カジキミュージアムや駅前のほかにも街中に巨大なモニュメントが設置されているのでぜひ探してみてください。

県道106号線を西へと進み、涸沼川に架かる赤い橋を越えた先からサイクリングロードへと入ります。涸沼は一周約24kmで、北側はサイクリングロードが整備されていてとても走りやすい。

すでに広々とした水面が広がっていますが、ここはまだ涸沼川へと繋がる涸沼の尻尾の方なのです。

サイクリングロードを4kmほど走って広浦公園に到着しました。目の前には涸沼。

沼…?湖でなくて…?と思うほど大きいです。

沼で思い描くのは湖よりも小規模で淀んでいて、なんなら臭い。といったあまり良いイメージではないものだったので初めて見たときは驚きました。

湖と沼の違いは水深や植物の生育状況で区別されるそうですよ。

北海道からフェリーで到来?茨城にもあるセイコーマート

ちょっと寄り道。

セイコーマートは北海道のローカルコンビニなのですが、フランチャイズの関係や苫小牧~大洗間のフェリーが通っていることもあって茨城で広がったのだとか(ざっくり)。普段はなかなか見かけない商品が買えるので、サイクリング中に見かけるとよく立ち寄ります。

「涸沼水鳥・湿地センター」に立ち寄り!ラックも完備

涸沼へと戻って湖畔を進むとサイクリングロードから直接入ることができる「涸沼水鳥・湿地センター」が見えて来ました。

サイクルラックが設置されていて嬉しいですね。

自転車で来たことが一目瞭然な私にスタッフさんが話しかけてくださったのですが、トイレや空気入れもあるサイクルポートなんですよ、と教えていただきました。知らなかった。

施設内では涸沼のことを詳しく学ぶことができます。

関東唯一の海水と淡水が流れ込む汽水湖でラムサール条約にも登録されている涸沼は、水鳥や魚、植物などたくさんの生き物の宝庫なんだそう。

湖畔を走っていると、水鳥を待ち構えているのであろうバズーカのようなカメラを持ったカメラマンをよく見かけるのですが、いつもカメラマンや釣り人にどんな生き物がいるのかと話しかけてみたいなと思いつつ、積極的に話しに行くタイプではないしお邪魔になったらいけないしな……などと考えているうちに通り過ぎてしまいます。

汽水域で生息する生き物の中に「しじみ」があるのですが、涸沼のしじみ(やまとしじみ)は「日本三大しじみ」のひとつにも数えられていてとても大きくて美味しいんですよ。

涸沼のしじみ漁はカッターという手掻きの道具を使い人力で行います。何度かサイクリング中に見かけたことがあったのですが、穏やかな水面に浮いた小さな舟上で手掻きで漁をしている姿はなんだかひと昔前にタイムスリップしたかのような光景でした。

さて、これからそのしじみをいただきに参ります!

涸沼名物の日本三大しじみを食べる!

涸沼西側の先端まで来ました。

一周するにはここで橋を渡り南側へと行くのですが、今回はしじみを求めてそのまま直進します。この先は以前までは未舗装だったので今回初めて走ったのですが、サイクリングロードが伸びて嬉しいな~!と喜んでいたら途中で急に数十メートルだけダートに放り出されるということがありましたがきっといずれ繋がるだろうと願ってます。

お昼ごはんに選んだお店は「和食割烹 大黒家」。

しじみといえば真っ先にお味噌汁を思い浮かべるのですが、こちらではしじみラーメンをいただきますよ。ちなみにお味噌汁のしじみの身は食べる派です。

塩、醤油、豆乳の3つの味があり私は塩をチョイス。

豆乳も気になります。クラムチャウダーのような感じなんでしょうか。しじみとあご出汁のスープは想像とは違って塩みが強めで、これは自転車で走った後で食べるのに正解のお味でした。シメに卵とご飯を入れて雑炊にしたい。味変用についている柚子胡椒を入れると爽やかな香りでまた美味しいです。

ちなみに、先ほどの涸沼水鳥・湿地センターのスタッフさんにこれから大黒家さんに行くと話したところ、ラーメン以外にも定食などのメニューが豊富でどれを食べてもおいしいので毎回悩みます!とおっしゃっていました。

涸沼の南側を走り大洗方面へと向かいます。こちら側は湖畔からは少し離れている一般道を通るため、涸沼はほぼ見えず。涸沼周辺にはしじみ直売所があちこちにあるのですが、自転車だと持って帰りづらいのが難点です。

スタート時に通った県道106号へと出たら、大洗駅へは向かわずそのまま海の方へと直進します。

着いたのは大洗まいわい市場。

お芋そのものとはまた違った「干し芋」独特の風味が感じられる濃厚な「干し芋シェイク」と、しらすの塩気とチーズのコクがおいしい「たい焼き」で小腹を満たし、お持ち帰りにぴったりな常温可の真空パックの「しじみ」と「しらすどら焼き」をお買い上げ。「しらすどら焼き」は、袋を開けた途端に磯の香りがして一瞬たじろぎますが、食べてみると意外と甘じょっぱくておいしいです。でもしらすの味はしっかりします(笑)

最後に、せっかくなので大洗のパワースポットでおなじみの神磯の鳥居を見て行きましょうか。

大洗駅へと戻って約43kmのサイクリングでした。

▼いままでの連載はこちらから▼

夏福のゆるポタコミックエッセイ

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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