
常磐線で自転車そのままGO! 「浜通りサイクルトレイン」実証実験 5月末から

Bicycle Club編集部
- 2025年04月23日
JR東日本水戸支社は4月21日、自転車を解体せずにそのまま列車内に持ち込める「常磐線浜通りサイクルトレイン」の実証実験を、5月31日から11月30日までの土休日に実施すると発表した。対象区間は常磐線のいわき駅(福島県いわき市)から原ノ町駅(同南相馬市)まで。沿線のサイクリングコース「ふくしま浜通りサイクルルート」と組み合わせ、浜通りの豊かな自然を自転車で満喫できる新たな旅のスタイルを提案する。
期間は5月末から11月末の土休日 いわき~原ノ町で実施
この取り組みは、福島県などが展開する「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン」に合わせて行われるもの。利用者は、愛用の自転車を折りたたんだり袋に入れたりすることなく、そのまま普通列車に持ち込むことができる。
実証実験の概要は以下の通り。
- 実施期間:2025年5月31日(土)~ 11月30日(日)の土休日 ※駅や列車の混雑が予想される日は除く
- 実施区間:常磐線 いわき駅 ~ 原ノ町駅間
- 乗降可能駅:同区間内の全18駅(いわき、草野、四ツ倉、久ノ浜、末続、広野、Jヴィレッジ、木戸、竜田、富岡、夜ノ森、大野、双葉、浪江、桃内、小高、磐城太田、原ノ町)
- 対象列車:普通列車(始発から最終まで)
- 利用上限:1列車あたり最大10台まで(事前予約制)
- 利用料金:無料(ただし、乗車区間の運賃は別途必要)
事前予約制、利用証の掲示が必要
利用には、JR東日本のECサイト「JRE MALL」内の水戸支社ショップで事前に予約が必要。予約は4月22日午後0時30分から開始される。予約者は専用の「利用証」を印刷し、利用日や乗車区間などを記入の上、自転車の見やすい場所に掲示して乗車する。利用証は改札の入出場時にも提示する必要がある。
「浜通りサイクルルート」と連携、新たな旅を提案
JR東日本水戸支社は「常磐線と並行する『ふくしま浜通りサイクルルート』をサイクリングしながら、太陽に輝くオーシャンブルーの海と心地よい潮風を感じてほしい」と利用を呼びかけている。
「ふくしま浜通りサイクルルート」は、浜通りの海岸線や自然、震災からの復興の歩みなどを感じられるサイクリングコースとして整備が進められている。詳細は専用ウェブサイトで確認できる。
今回の実証実験により、鉄道と自転車を組み合わせた周遊が容易になり、浜通りエリアへの誘客促進や交流人口の拡大が期待される。
問:JR東日本水戸支社 https://event.jreast.co.jp/shop/detail/a007#contact
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