
超軽量・コンパクトな防風ジャケット「ヘリウム ウィンドブレーカー」発売|PEARL iZUMi

Bicycle Club編集部
- 2025年04月23日
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パールイズミは、2025年4月22日、同社ウィンドブレーカーのラインナップにおいて史上最軽量となる約45g(Mサイズ参考値)を実現し、かつてないコンパクト収納を可能にした革新的な防風ジャケット「ヘリウム ウィンドブレーカー」を、2025年春夏シーズンの新商品として発売したことを発表した。装備の軽量化と携帯性を極限まで突き詰めた、意欲的な製品である。
軽量化と携帯性への徹底的なこだわり
サイクリング、特にロングライドやヒルクライムにおいては、装備の軽量化はパフォーマンスに直結する重要な要素である。また、天候が変わりやすい季節や標高差のあるコースでは、急な気温低下や風に対応するための防風シェル(ウィンドブレーカー)の携帯が推奨されるが、従来の製品ではその重量やかさばりが負担となるケースも少なくなかった。
「ヘリウム ウィンドブレーカー」は、こうしたサイクリストのニーズに応えるべく、「軽さ」と「コンパクトさ」を最優先事項として開発された。
超軽量防風素材「ヘリウム ライト」採用と細部の軽量化
その軽さの秘密は、まず採用されている素材にある。パールイズミが独自に開発した超軽量かつ薄手の防風素材「ヘリウム ライト」は、高密度に織られたマイクロリップストップ生地であり、優れた防風性を発揮しながらも、驚くほどの軽さを実現している。リップストップ構造は、万が一生地が裂けてもそれ以上広がりにくく、薄手ながらも耐久性への配慮が見られる。
さらに、パールイズミはこの製品において、生地だけでなく、構成するパーツ一つひとつにまで軽量化のメスを入れた。フロントファスナーには軽量タイプを選定し、縫製糸やパターン設計においてもグラム単位での軽量化を追求。これらの地道な積み重ねが、結果としてブランド史上最軽量となる約45gという驚異的な数値を達成した。
驚きのコンパクト収納 – いつでもどこでも携行可能
軽量性と並ぶ本製品の最大の特徴が、その卓越した収納性である。付属の専用収納袋を用いることで、幅約50mm、高さ約100mmという、まさに「手のひらサイズ」にまで小さく畳むことができる。これは、一般的なサイクルジャージのバックポケットに余裕で収まるサイズであり、サドルバッグのわずかなスペースにも収納可能だ。
この超コンパクト性により、ライダーは「念のため」にウィンドブレーカーを携行する際の心理的なハードルが大幅に下がる。早朝や夕方のライド、標高の高い場所へのアタック、天候が不安定な日のライドなど、これまで携行をためらっていたようなシチュエーションでも、気軽に持ち出すことができる。これにより、より安全で快適なライディングが可能となる。
シンプルながら必要な機能は確保
軽量化とコンパクト化を最優先しつつも、ライディング時の基本的な機能性は確保されている。裾部分には、ウェアのずり上がりを防ぐためのシリコングリッパーが採用されているが、ここにも軽量化への配慮が見られ、細幅で軽いタイプが選ばれている。また、安全面への配慮として、腰後部には夜間走行時の被視認性を高める再帰反射材が配置されている。
ターゲットユーザーと市場へのインパクト
パールイズミでは、「ヘリウム ウィンドブレーカー」を、特に「季節の変わり目に活躍するウェアを探している方」「装備をとにかく軽量化したい方」「携帯性に優れたジャケット類を探している方」に最適な製品として推奨している。軽量化を志向するヒルクライマーやレーサーはもちろん、荷物を極力減らしたいロングライド愛好家やブルベ参加者、さらにはミニマリスト的な装備を好むサイクリストにとっても、魅力的な選択肢となるだろう。
この製品の登場は、サイクルウェアにおける軽量性・コンパクト性の追求が新たな段階に入ったことを示すものであり、今後の市場トレンドにも影響を与える可能性がある。
ヘリウム ウィンドブレーカー
価格:15,400円(税込)
- カラー:ブラック
- サイズ:S、M、L、XL
- 品番:2380
主な特徴
- ブランド史上最軽量(Mサイズ参考重量:約45g)
- 超軽量・薄手の防風素材「ヘリウム ライト」採用 (マイクロリップストップ)
- 超コンパクト収納(手のひらサイズ:約W50mm×H100mm)
- ポケッタブル仕様(専用収納袋付属)
- 細部までこだわった軽量化設計(ファスナー等)
- 細幅軽量タイプの裾シリコングリッパー
- 腰後部再帰反射
問:パールイズミ https://www.pearlizumi.co.jp/
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