
新城幸也、アルプス第3Sは75位 厳しいタイムリミットクリアも「追い込めず」|ユキヤ通信

Bicycle Club編集部
- 2025年04月24日
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「第48回ツアー・オブ・ジ・アルプス」(UCIプロシリーズ)は4月23日、ステルツィングからインニヒェンまでの145.5kmで第3ステージが行われ、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの新城幸也はトップから14分00秒遅れの75位でフィニッシュした。チームはリタイアが相次ぎ、厳しい状況となっている。
序盤から激しいアタック合戦、新城は登りで苦戦

第3ステージは、中盤に標高1,500m超えと1,745mの1級山岳、終盤にも1,560mの2級山岳が待ち受ける山岳コース。序盤から逃げ切りを狙う選手たちによる激しいアタック合戦が1時間近く続き、最終的に20人の大規模な逃げグループが形成された。
新城は「前半は調子良く走っていた」ものの、「登りでは一定ペースで登ってる集団に着いて行くことが出来ず、最初の登りで遅れてしまった」と振り返る。前日とは打って変わって「追い込む事が出来なかった」と、自身のコンディションに波があることをうかがわせた。
グルペットで協調、タイムリミットクリア

登りで遅れた新城は、先に遅れていたチームメイトのルカ・ヴェランド(イタリア)と合流。しかし、ヴェランドは限界を迎えリタイアとなった。その後、新城は単独で前を追い、他の遅れた選手たちと合流。「6人でフィニッシュを目指した」という。
今大会は道路規制の事情から、ステージの難易度に関わらずタイムリミットが優勝タイムの10%と非常に厳しい設定(4時間のレースで約24分)。新城は「グルペット全員が協調してくれたお陰でフィニッシュまで余裕を持って行くことが出来た」と、集団での協力によって無事にステージを終えられたことに安堵した。
チームは満身創痍、第4ステージは2名で
ソリューションテック・ヴィーニファンティーニは、この日スタートできなかった選手に加え、レース中にヴェランドがリタイア。翌日の第4ステージは、新城とダヴィデ・バルダッチーニ(イタリア)の2名のみで臨むこととなり、チームとして非常に厳しい状況に立たされている。
石橋は同集団ゴール、留目はDNS
他の日本勢では、JCLチームUKYOの石橋学が新城と同じ集団でフィニッシュし、82位。一方、EFエデュケーション・イージーポストの留目夕陽は、この日のレースをスタートしなかった(DNS)。
第4ステージへ「しっかり回復させたい」

第4ステージも逃げ狙いの選手による激しい展開が予想される。新城は「明日も同じように序盤から激しくなると思う。しっかり回復させて、明日も乗り切りたい」と、厳しい状況の中でも完走を目指し、気持ちを切り替えていた。
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