
瞬間の感覚こそすべて。フォトグラファー古谷勝の撮影哲学|BC STATION #55

Bicycle Club編集部
- 2025年06月22日
「見た瞬間の感覚こそがすべて」。
フォトグラファー古谷勝(通称chabeck)さんが語るのは、写真の技術や演出よりも「その時、その空気感をどう感じたか」がもっとも大事だという信念。今回のBCステーションでは、MCの佐藤シンゴとともに、写真に向き合い続けてきたその哲学を深く掘り下げます。
高校卒業後、車屋で納車記念の撮影を始めたのが、写真との本格的な出会い。やがて人を撮りたくなり、アシスタントを経てプロの道へ。だが「指示通りに撮るだけ」の仕事に違和感を持ち、いったん業界を離れた時期も。改めて自分にとっての「撮る意味」と向き合い、再びカメラを手に取ったとき、古谷さんは“瞬間”への想いに立ち返ったといいます。
撮影現場では、事前に構図を練り上げるよりも、「撮りたい」と思った一瞬を逃さずシャッターを切ることを重視。表紙撮影では、溶けていくパフェや移り変わる朝の光との勝負の中で、最も自然な一枚を追い求めます。
「緻密な構成が得意なカメラマンもいるけど、自分はその場の空気に身を任せるタイプ」と語る古谷さん。日常でも常にカメラを携え、撮影は仕事であり同時に趣味であり“癖”のようなものだとも話します。

自身の写真観を語る後半では、「一枚の小さな写真に込められた力」に驚かされた体験や、影響を受けた写真家・若木信吾氏への言及も。写真が人の視覚を通してどれだけ感情に訴えかけられるか――その核心に迫る時間となりました。
🎧 聴きどころ
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納車記念の写真から始まったキャリア
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「見た瞬間の感覚」を信じ、「場の空気を映す」撮影哲学
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表紙撮影の裏側 他
フォトグラファー古谷勝の、見せるより感じる写真づくり|BC STATION #55
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・MC・収録・編集: Whatineed 佐藤シンゴ
・制作:Bicycle Club
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