サイクルトレーナーは目的で選ぼう!ドライブ方式の違いやメリットを解説
Bicycle Club編集部
- 2017年05月09日
細かなにニーズに応える多彩なモデル
「最近はすごくたくさんのモデルがでているので、細かいニーズにも応えてくれます。ですから、目的を考えて選んでいくといいと思います」と川原さん。目的は、だいたい1.トレーニング、2.ダイエット、3.ゲーム性に分かれるそうだ。
「トレーニングは、基本的にしっかりと負荷をかけられるタイヤドライブかハイブリッドローラー、負荷はかけられませんがフォームチェックやペダリングの練習なら3本ローラーがおすすめです。ビギナーや若くてのびしろのあるライダーなら安価で丈夫なモデルを選ぶといいでしょう。ダイエット目的であれば自然な走行感が得られるタイヤドライブの自重式やダイレクトドライブがいいですね。
こちらは高価なモデルのほうが丈夫で走行したときに安定感があり、静粛性も高いです。ゲーム性を求めるならPCやモバイルを接続してオンラインで競争ができたりチャットができるモデルがおすすめ。最近流行しているズイフト(Zwift)は手軽に始められるのでいいですね」。
さらにどの目的でもパワーメーターを併用することで効果や楽しみが倍増するという。目的に合ったサイクルトレーナー選び。詳細を教えてもらおう!
目的別でサイクルトレーナーを選ぶ!
トレーニング(パワーアップまたはスキルアップ)、ダイエット、ゲーム性に分けて、
それぞれに合ったサイクルトレーナーを川原さんが紹介する!
最適なタイプが見つかるはずだ!
- 【プロフィール】
- ワイズロード志木店
川原建太郎さん - チームYのキャプテンを務める。現在も実業団E1クラスで走っている。ツール・ド・おきなわ市民210㎞完走。実走でもサイクルトレーナーを使う室内トレーニングでも、パワーメーターを使用したトレーニングに造詣が深い
- 【Data】
- ワイズロード志木店
- 埼玉県志木市本町4-4-26
- TEL:048-471-0069
- 営業時間:
月~金 12:00-20:00(水曜定休)
土、日、祝日 11:00-20:00 - http://ysroad.co.jp/shiki
走行感を重視したタイヤドライブ(自重式)や
ダイレクトドライブ、バイクに優しいリムドライブ
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タイヤドライブ(自重式)
メリット燃焼系トレーニング向き
デメリット負荷がかけられない
実走感が高い自重式がいい。パワートレーニングを必要としないので、負荷がかけられないことには問題ない。ミノウラから自重式と固定式の切り替えが簡単にできるニューモデルが登場
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ダイレクトドライブ
メリット清粛性が高く、実走感もある
デメリットスペースが必要
予算も置くスペースもあるサイクリストにはベスト。静粛性が高く、実走感もある。価格や実用性、収納性のバランスがいいのはジェットブラック。PCと接続して自動で負荷調整をしてくれるタックスはかなり楽しめる
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ダリムドライブ
メリットタイヤの減りがない
デメリット負荷がかけられない
自重式のタイヤドライブに比べると、やや実走感に欠けるが、タイヤドライブより静かに走行できる。タイヤの減りがなくタイヤかすが出ないのも特長
話題のズイフト(Zwift)を導入しよう
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ズイフト対応モデル
メリットオンラインでつながった仲間と楽しく乗れる
デメリット充実した機能を求めると高価
サイクルトレーナーとアプリ(月10ドル)を使って、オンラインでバーチャル走行ができるズイフト。アントプラス送信機能があるサイクルコンピューターなどがあれば多くのサイクルトレーナーでも参加可能。パワーメーター導入でトレーニング効果がアップ。対応のサイクルトレーナーの上位モデルはコースを選択するだけで、負荷調整を自動的に行ってくれる
ビギナーや若いライダーは安価なタイヤドライブ
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タイヤドライブ(安価)
メリットとにかく安価で丈夫
デメリット発展性や機能性に欠ける
目的が定まったらそれに合った高価なモデルを購入すればいい。軽量なのでレース会場でのアップに便利。老舗で信頼性が高いミノウラがいい。トラブルがあっても対応が早い
パワーアップならタイヤドライブ、ハイブリッドローラー
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タイヤドライブ(固定式)
メリット丈夫で安定した負荷がかけられる
デメリット比較的音が大きい
マグネット式の負荷は振動音がやや大きいがしっかりと負荷をかけられる。ミノウラやプロチームも使用しているタックスがいい。フルード式は段階的な負荷調整ができないモデルが多いが、固定式のなかでは静粛性が高い
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ハイブリッドローラー
メリット持ち運びしやすく実走感が高い
デメリットやや高価
実走感と安定した負荷を備えている。アフターケアがいいミノウラ、上半身を使ったペダリングができるグロータック、持ち運びがしやすくレース前のアップ向きのフィードバックスポーツがある
スキルアップなら3本ローラー
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3本ローラー
メリットもっとも実走に近い感覚で乗れる
デメリット負荷がかけられない
競輪選手用は別として、通常の3本ローラーは負荷がかけられないが実走感が高い。フォームチェックやペダリングスキルを上げるには最適
- BRAND :
- Bicycle Club
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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