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東京稲城市・クロスコーヒー【TOUR de CAFE-サイクルカフェ物語-】

尾根幹や多摩川沿いを走るサイクリストの新聖地

東京・神奈川エリアのサイクリストが多く訪れるルート、「尾根幹(おねかん)」の起点、JR南武線矢野口駅そばにあるクロスコーヒー。2017年8月にオープンすると、瞬く間に人気店となった。じつはここは、ウエアブランド、チャンピオンシステムジャパンが運営するカフェだ。

「味はもちろん家具にもこだわってます」と語る棈木代表(左)と、カウンターを仕切る中村由加里さん。休日はジャージのサイクリストで大賑わいだが、平日はスーツ姿のサラリーマンも多い

代表の棈木(あべき)亮二さんは、「ウエアの仕事の関係もあり、もっとサイクリストとの接点を持ちたいと思っていました。カフェをやろうと決めたときに、場所はここしかないと思いました」と、オープンのいきさつを語る。

「店名はクロスカフェにしようと思ってたんです。でも検索したら十字架という意味でクロスカフェってのがあって、泣く泣くクロスコーヒーに(笑)。
よくクロスはシクロクロスの意味でしょうと言われるんですが、単純に交差点という意味です。サイクリストどうしで交流してもらう、という意味もあります」

ちょっとアメリカっぽい、倉庫を改造したようなイメージの店を作りたくて、店舗デザインもすべて自分でしたという。

「テーブルも古材を使ったものだったり、ひとつひとつ違う椅子はアンティークだったりと、じつは凝ってます(笑)」

凝ったのは店のデザインだけではない。メニューにも棈木さんのこだわりが満載だ。

「エスプレッソマシンはカリフォルニアのシネッソというのを使っています。サンドイッチのパンもフランスのバゲットサンドイッチの味を再現しました」

左/「サイクリストをつなぐ」ための手書きボード。初心者シクロクロス練
習会、女子会ライドなど、楽しいライドイベントが目白押しだ 右/パンにもこだわったミラノサンドイッチとカフェラテ

店内にはチャンピオンシステムのウエアや、レイクのシューズなどがズラリ。すべて試着・購入可能で快適な試着室も完備

店の前には手作りのサイクルラックが並ぶ

いまや尾根幹サイクリストの聖地となったクロスコーヒー。ぜひ自転車で訪れてそのこだわりを感じてみたい。

 

CROSS COFFEE -chocolate & sandwiches-
東京都稲城市矢野口227-1 グランツドルフ1 階
TEL. 042-401-6126
営業時間:07:00 ~ 18:00
定休日:年末年始
席数:38
サイクルラック:21 台分
http://cross.coffee

過去から最新のバックナンバーまで連載はこちら

TOUR de CAFE-サイクルカフェ物語

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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