夏の旅先もう決めた?「行きにくい」場所こそ、自転車ツーリングが楽しい!
FUNQ
- 2016年07月05日
7月に入り、夏はもうすぐそこ。毎年、暑い暑い外に出たくないと言いながら、それでもやっぱりどこかへ出かけたくなるのはなぜなのだろう。小学生のころの夏休みの感覚が、大人になってしまった私たちのどこか心の奥深くにしみついて、心を湧き立たせるのだろうか。
さて車や電車、飛行機など、旅に出るための手段はたくさんあるが、いま自転車で旅に出る人、いわゆる自転車ツーリングを楽しむ人が増えてきている。じっとりと湿気が肌にのしかかる高温多湿な日本でも、自転車に乗れば一変。すいっと風をきる心地よさは、一度体験するとやめられない。
自転車じゃ遠くまでいけない……は間違い!
自転車ツーリング=近場への旅、と思っている人もなかにはいるかもしれない。だけどそれは、大きな間違いだ。たとえば自転車ツーリング雑誌『バイシクルプラス Vol.16』で紹介しているこの夏のツーリングコースは、こんな感じ。
・函館・下北半島
・北海道・知床半島
・北陸・能登
・信州・信濃大町
・新潟・長岡
・京都・天橋立
・信州・上田
北国の端から、今回はラインナップに入っていないが九州の端までだって、自転車プラス輪行という手段で行ける。ひとくちに自転車ツーリングと言っても、すべての行程を自転車で回るわけではない。自転車を畳んで電車などの公共機関に乗せる「輪行」(通称として「ワープ」と呼ぶ人も)をすることで、目的地まで距離をつめ、自転車を降ろしてツーリングを楽しむという遊び方ができる。つまり、輪行すれば、電車が通らない半島の突端でも、船で行くしかない島でも、自転車で行けてしまえるわけだ。
“旅する”ことを味わうなら、自転車ツーリングは究極の旅スタイルかもしれない
輪行を覚えれば、どこでだって、風を切ることができる。直接体にその土地の風を受けて走ることは、本当の意味で、土地の空気を“肌で感じる旅”ともいえよう。今年の夏旅、まだプランが白紙の方は自転車ツーリングに挑戦する夏にしてみてはどうだろうか。きっとそこに、あなたが知らない旅の形が待っている。
(ヨシザワ)
- BRAND :
- Bicycle Club
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