「日本バイシクルオブ・ザ・イヤー2018」最終ノミネートの10台はこれだ!
FUNQ
- 2017年11月17日
INDEX
自転車界初! 2018年モデルナンバーワンを決める!
日本カー・オブ・ザ・イヤーなどイヤーモデルを決めるイベントは、他の業界では定着しているが、日本の自転車界にはなかった。それ、「バイシクルクラブ」がやります! ということで、「日本バイシクルオブ・ザ・イヤー2018」が始動!
まずは、2017年10月1日までに発表された「2018年モデル」のなかで、フルモデルチェンジしたモデル、ブランニューモデルをすべてリストアップ。バイシクルクラブ編集部スタッフとインプレッションライダーが投票し、10台の最終ノミネートモデルが選ばれた。以下がその10のベストモデルだ。
ツール総合優勝やオリンピック金メダルなど、レースの頂点を知るバイク
BMC TEAMMACHINE SLR01
BMC・チームマシーンSLR01スリー/SLR01ディスク
初代はツール・ド・フランス制覇、2代めはオリンピック金メダルと大活躍したチームマシーン。3代めはディスクブレーキモデルもラインナップし、盤石の構えとなった。
【DATA】
●SLR01スリー
価格:完成車…60万円(+税)/フレームセット…50万円(+税)
●SLR01ディスク
価格:完成車…64万円~89万円(+税)/フレームセット…54万円(+税)
どんな路面状況でもロードバイク本来の楽しさを満喫できる
CANNONDALE SYNAPSE HI-MOD DISC
キャノンデール・シナプス ハイモッドディスク デュラエースDi2/デュラエース
レーシングバイクと比べても遜色のないパフォーマンスをもつ。高い振動吸収性と快適性を持ちつつ、レーシーな乗り味。エンデュランスバイクの新しい可能性に挑戦する。
【DATA】
●デュラエースDi2
価格:完成車…105万円(+税)
●デュラエース
価格:完成車…65万円(+税)
問合せ:キャノンデール・ジャパン(www.cannondale.co.jp)
超級山岳や過酷なクラシックレースでその真価を発揮する
CERVELO R5
サーヴェロ・R5/R5ディスク
新たなステージへと到達したRシリーズのフラッグシップ。剛性を向上させ、エアロダイナミクスも取り入れた。ディスクブレーキモデルを加えてラインナップを拡充。
【DATA】
●R5
価格:完成車…77万円~140万円(+税)/フレームセット…58万円(+税)
●R5ディスク
価格:完成車…137万円~140万円(+税)/フレームセット…58万円(+税)
問合せ:東商会(www.eastwood.co.jp)
コルナゴ史上最軽量モデルが、より戦闘的に生まれ変わった
COLNAGO V2-R
コルナゴ・V2-R
コルナゴ初のエアロロードといわれたV1-rが進化。空力性能だけではなく、コルナゴ史上最軽量のハイパフォーマンスバイクに生まれ変わった。総合力の高さが自慢。
【DATA】
●V2-R
価格:完成車…120万円(+税)/フレームセット…43万円(+税)
※ブラック×ゴールドは50万円(+税) ※ディスク仕様は5万円アップ
問合せ:エヌビーエス(www.colnago.co.jp)
トータルでエアロロードを突き詰めていった結果、生まれた完成形
GIANT PROPEL ADVANCED SL
ジャイアント・プロペル アドバンスドSL0ディスク
4年ぶりにフルモデルチェンジ。2代めのアドバンスドSLはディスクブレーキモデルになった。すべてにおいて進化したNEWプロペルがエアロダイナミクスの真価を問う。
【DATA】
●GIANT PROPEL ADVANCED SL
価格:完成車…125万円(+税)
問合せ:ジャイアント(www.giant.co.jp)
単なる軽量ヒルクライムバイクの枠を突き破ったレーシングモデル
LOOK 785 HUEZ RS
ルック・785ヒュエズ/ヒュエズRS
フランスの名峠、ラルプデュエズの名をいただく、ルックひさびさの軽量モデル。山岳レースであるグランフォンドとヒルクライムに特化した、山で勝つためのバイクだ。
【DATA】
●785ヒュエズ/ヒュエズRS
価格:フレームセット…38万円(+税)
問合せ:ユーロスポーツインテグレーション(www.eurosports.co.jp)
エアロと快適性を両立させた、ゴールスプリントに脚を残せるバイク
MERIDA REACT
メリダ・リアクトチームE/ディスクチームE
第3世代へと進化したリアクト。バーレーン・メリダによって今年のツールから実戦投入されている。エアロダイナミクスだけではなく、軽量化や快適性アップも実現。
【DATA】
●チームE
価格:完成車…110万円(+税)/フレームセット…33万9000円(+税)
●ディスクチームE
価格:完成車…120万円(+税)/フレームセット…36万9000円(+税)
問合せ:ミヤタサイクル(www.merida.jp)
現状で考えうる最高のスペックをまとった史上最強のドグマ
PINARELLO DOGMA F10
ピナレロ・ドグマF10/F10ディスク
ツールでのチーム・スカイの活躍を支え続けるピナレロ。2017年の総合優勝もドグマF10によるものだった。軽量バージョンのF10Xライトもラインナップする。
【DATA】
●F10
価格:スタンダードフレームセット…:65万円(+税)/マイウェイフレームセット…69万7000円(+税)
●F10ディスク
価格:スタンダードフレームセット…67万8000円(+税)/マイウェイフレームセット…72万5000円(+税)
問合せ:ピナレロジャパン(www.pinarello.jp)
ロードレーシングバイクに求められるすべての要素を兼ね備えた
SPECIALIZED S-WORKS TARMAC
スペシャライズド・Sワークス ターマックウルトラライト
各フレームチューブをボリュームダウンして、軽量化、高剛性化を達成、さらにエアロ性能まで高めようという、フレーム設計の新たな地平を拓くモデル。
【DATA】
●SPECIALIZED S-WORKS TARMAC
価格:完成車…105万円(+税)/フレームセット…47万円(+税)
問合せ:スペシャライズド・ジャパン(www.specialized.com)
トレックセガフレードが超級山岳ステージで絶対の信頼を置く
TREK EMONDA SLR
トレック・エモンダ SLR8/SLR8ディスク/SLR9
先代より軽量化しながらすべての性能をアップさせたという新型エモンダ。ディスクブレーキモデルも登場し、バリエーションも充実。コンタドールもツールで使用した。
【DATA】
●SLR8
価格:完成車…79万7000円~85万3000円(+税)
●SLR8ディスク
価格:完成車…89万3000円(+税)
問合せ:トレック・ジャパン(www.trekbikes.com)
栄冠はどのモデルに!?
ベストを選ぶ観点は、各選考委員さまざまだろう。パフォーマンスを評価するだけではなく、その技術の先進性や可能性に票を投じる者もいるだろう。レースで勝てる、が評価基準の選考委員がいるかもしれない。パフォーマンスの評価にしたところで、バランスのいい完成度の高さをよしとする選考委員もいれば、とがった個性に魅力を感じる委員がいるかもしれない。
だがひとつ言えることは、ここで選ばれたベストバイシクルが、2018年という年をもっとも象徴するモデルになるだろうということ。そしてのちに語り継がれる名車となる、ということだ。
さて、栄冠はどのモデルに!?
次回更新で「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2018」を発表!
●日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2018選考委員会
選考委員長:岩田淳雄(バイシクルクラブ編集長/後列右)
選考委員:山口博久(バイシクルクラブ副編集長/後列左)/鈴木雷太:本誌インプレライダー(前列中央)/管 洋介:本誌インプレライダー(前列右)/ハシケン:本誌連載スポーツジャーナリスト(前列左)
(出典:『BiCYCLE CLUB 2018年1月号 No.393』)
(Y)
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE