「最適な補給食ってなに?」いまさら聞けないロングツーリング時に使える補給テクニック
FUNQ
- 2018年04月20日
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長距離かつ高速走行ができるロードバイク。自転車でアクティブに動きたい人にとっての必需品だ。遠方までもスイスイと行くことができるロードバイクだが、実際に長距離を走ったことがある人は、いわゆる“ガス欠”という現象を味わったことがあるだろう。力が抜けてフラフラして、足に力が入らない……。そんなエネルギー切れを防止できる、補給食のQ&Aを一挙公開!
Q1.高カロリーでコスパがもっともいいコンビニで手に入る補給食はなに?
A.好みもあるが、薄皮つぶあんぱんが最高。
スポーツ専用品やオーガニックなものは高価で、食べ重ねると高くつくのがネック。コンビニでよく売っているサイクリストに人気の高コスパ高カロリー食をあげるなら、以下の3つだろう。定番のミニ羊かんは60円ほどで161kcal。どこでも売っているブラックサンダーは30円と羊かんの約半額で112kcal。薄皮つぶあんぱんは、各社から発売されているが、山崎製パンだと1個あたり130kcal。しかもこれが4個入って100円ほどなので、これが最強なのでは……! ひとつ食べて、なかのケースを抜けばジャージのバックポケットに収まりやすいのもGOOD。
Q2.そもそもハンガーノックって何が起こっているの?
A.いわゆるガス欠状態。こまめにエネルギー摂取をしよう。
ハンガーノックは極度の低血糖状態により力が入らなくなり、ペダリングもできなくなる状態のこと。ライド前の食事を抜いていたり、補給食を食べずに速いペースで走り続けたりしていると、起こりやすい。運動中はエネルギーが枯渇しないように補給する必要があるので、食べて早くエネルギーに変わる物としておにぎりやパン、食べやすいゼリーや羊かんなどがおすすめ。一度ハンガーノックになってしまうと回復までかなり時間を要するので、お腹が空いていなくてもこまめにエネルギーを摂取することが大切!
Q3.走りながらの正しい水分補給の方法は?
A.逆手にボトルを取って飲めばカッコよくもある!
安定したライディングでは、ワキがしまっていることが大切。いわゆる銭湯で牛乳を飲むようなスタイルになってしまうと、脇がひらきバランスが崩れ、また前方が見えなくなってしまうのでキケン。正しくはダウンチューブにあるボトルを逆手にとり、口の端っこから飲む。こうすればワキはしまったままで、かつ前方をしっかり見たまま水分補給できる。
Q4.ダブルボトルって中身は一緒でいいの?
A.中身を変えたほうが便利さが増す
同じものでもいいが、せっかく2つに分けられるのだから別のものにするのがオススメ。ひとつはスポーツドリンク系に、もうひとつは水にしておけば、飲むこともできるし洗浄にも使える。
Q5.走行中の補給食のゴミってどうしてる?
A.ステムに輪ゴムを仕込む裏ワザあり!
ジェルなどを飲んだ後のゴミは、ジャージのポケットやジャージのスソにしまうのがセオリー。ベトつくものは、ワイヤーの間やボトルとボトルケージの間に丸めて挟む。オススメは、ステムに太めの輪ゴムを仕込んでおくこと。メーター類でワイヤーへのアプローチがむつかしい場合でも、いろいろ挟めてかなり重宝する。
ついつい軽視しがちな補給食だが、サイクリングをする際に最も大切な部分だと言っても過言ではない。食べ物を買わずに山に入って、ハンガーノックを起こして動けない……なんてことは絶対に避けたい。しっかりと準備をして、楽しいサイクリングに出掛けよう!
(出典:『バイシクルクラブセレクション ロードバイクをもっと楽しむ!』)
(編集:ナカムラ)
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