東北海道の絶景とグルメを満喫! 「グランフォンド摩周」を味わおう
FUNQ
- 2018年07月21日
今回で6回目の開催となるグランフォンド摩周。道内、道外、そして海外から集まったサイクリストが5月の風を感じながら北の大地を駆け抜けた。太陽と涼風を頬に感じた実走レポートをお届け!
摩周湖、摩周岳の美しき景色の中をライド!
長ソデのウエア着用率が8割。少し肌寒くも天気はおおむね晴れ! 5月27日早朝、道東で行われる「グランフォンド摩周」のスタートが切られた!
本大会はロング(120km)、ミドル(90km)、ショート(60km)にコースが分かれ、さらに同コースのなかでも平均速度域の違いでグループ分けがされ、各々のペースで走りや景色を楽しめる。
走り出してすぐに北海道らしい草原風景に出合うとともに、ゆるーい上りや下りを繰り返す最高のシチュエーション。およそ20~30kmごとに現れるエイドステーションでは、地元の食材を使ったグルメを大いに堪能。個人的にはプリンが一番おいしかった!
しかしこの大会のメインディッシュは、コースのゴール手前10km地点に設定された「摩周岳」と「摩周湖」だ。長距離を走って疲れてきた脚に「ほら、大好きな坂道だよ!」と大会側が笑顔で準備してくれている(笑)!
しかしうまいもので、標高355m&平均勾配約6%のキツさは、その苦労と達成感のバランスが絶妙! 展望台から望む摩周湖の美しさは感動モノだ。下ってすぐのゴールを迎えれば、脚もお腹も心も満足! 道東を味わうならグランフォンド摩周へ!
一緒に走れば、仲間も同然! 参加者の声を拾いました
地元のライダーが先導してくれるので、土地勘のない初参加者でもまったく不安はない。60、90、120kmと3コースあるが、120kmが一番人気だ。
摩周岳を越えた先に待つ、真っ青な摩周湖。青空とのコントラストがすごい! 地元の人も「こんなにきれいだったっけ?」と驚くほど(笑)。夫婦で上ってきたお二人は「なんとか上り切れました! 摩周湖が見られてよかった~」と安堵した様子。お疲れ様です!
さわやかなジャージ、「清輪会」の佐藤孝一さん(左)と丸山裕幸さん(右)は120kmに参加。チーム名の由来は「清く正しく、サイク「輪」グ」とのこと。「摩周湖への上りは、二人のペースが 合わないんだよなぁ」と笑い合っていた。
90kmコースに参加した星朱里さん(左)はまだ中学生! しかし昨年も完走ずみ。少年団でスピードスケートをしていて、あこがれの選手は金メダリストの小平奈緒さん。お母さん(右)がエイドごとに待ってくれていた。
ゲストライダーの布袋田沙織さんもいっしょに走った。JA摩周のキャラ、牛山豚彦も応援!
前夜祭や、エイドステーションでは道東のおいしさをこれでもか! と詰め込んだ豪華な地元グルメが並び、旅気分もアップ! コースはもちろん、グルメでも大満足のイベントだ。
【DATA】
●グランフォンド摩周
開催日:2018年5月26日(土)美幌パノラマ・屈斜路カルデラコース、27日(日)ロング・ミドル・ショートコース
開催地:北海道弟子屈町内全域(標茶町の一部を含む)
主催者:グランフォンド摩周実行委員会
(出典:『BiCYCLE CLUB 2018年8月号 No.400[付録あり]』)
(ライター:千葉泰江)
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