サイクリストの新たな聖地に! 道志みちグルメガイド
FUNQ
- 2018年07月25日
この夏、バイシクルクラブが新しい「サイクリストの聖地(となるかもしれない)ルート」を紹介する! それは神奈川県~山梨県へと抜ける、国道413号、通称「道志みち」だ!
この道志みちはこれから日本において「新しい価値が生まれる場所」になることがすでに決まっている。
そして、その価値が生まれる瞬間は……2020年、東京オリンピック!
すでに発表になっている自転車ロードレース競技のおおまかなコースのなかで、スタート地点「武蔵野の森総合スポーツ施設」、ゴール地点「富士スピードウェイ」の間に挟まれて「国道413号(道志みち)」の文字が記載されている。
つまりその日、世界中のトップライダーたちがこの道志みちを走り、金メダル獲得という栄光を目指して火花を散らす!
今回は 素敵な女性ナビゲーターの協力を得て、この道志みちの魅力を伝えていきたい。道志みちはおおむね信号が少なく、路面環境としても走りやすい。しかしその勾配や獲得標高を見ると「ちょいキツめ」。神奈川県側と山梨県側ではコースの特性が変化するのも興味深い。ルートガイドは、道志みちを走るうえでのグルメスポットをご紹介。
獲得標高差はほぼ1000m! チャレンジングだけど達成できたら自信になる!
今回ナビゲーターになってくれるのはテイ・ヨウフウさん。さっそく道志みちのルートを聞いてみた。「道志みちは基本的には国道413号の一本道でわかりやすいのですが、橋本駅からそのまま413号に入ることは、個人的にはオススメしません。クルマの交通量が多く、走りづらい区間が長いですから」
どうやら津久井湖方面のルートはいったん避け、駅から相模原北警察署前→510号→412号→ 青山交差点を経て413号に合流 がオススメのルートだという。また合流後の道志みちルートの特徴に関してはこう語る。
「神奈川県側はアップダウンと急カーブを多くこなしながらゆるく上り続けます。丘を繰り返す、といった感じです。そして両国橋を越えて山梨県に入ると、カーブや信号が減り、勾配を増しながら視界が開けていきます。山伏峠の手前は勾配 9 %ほどで少しきついですが、そこを越えた先にある山中湖と富士山は絶景で、初めての人はきっと感動しますよ!」
道志みちのグルメスポットを巡ろう!
テイさん御用達のパン屋さん。朝7時ごろから開店しているため、休日にサイクリストが多く集まることも。ライド前の朝食としてもいいし、これからの補給食としてストックしておくのもいいだろう。
【DATA】
●パンパティ こむぎのおはなし
住所:神奈川県相模原市緑区川尻1556-4
電話:042-851-2066
定休日:水曜
道志みちを走るサイクリストが、ほぼ 100%寄る道の駅。テイさんはレストランでクレソンケーキをパクリ。「フワフワでおいしい!」。休日には店外で川魚の塩焼きなども販売している。
【DATA】
●道の駅どうし
住所:山梨県南都留郡道志村9745
電話:0554-52-1811
定休日:年末年始
下り途中にある、お城のような外観のカフェレストラン。特製ハンバーグやパスタなど、ちょっと豪華なお昼ごはんに最適! 店主いわく「ジャージ姿のサイクリスト、歓迎します」とのこと!
【DATA】
●ヨーロピアンカフェ グータン
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野1020-1
電話:0556-65-7080
定休日:水曜、第3火曜(火曜はランチのみ)
これから暑くなる季節はゴールの山中湖付近にあるジョイパティオでソフトクリームを食べよう。テラスはまるでサロンのような空間。上品な甘さがヒルクライムの疲れをとってくれる。
【DATA】
●ジョイパティオ
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野112
電話:0555-65-7754
定休日:水・木曜(GW及び 7月中旬~9月下旬の間は無休)
「道志みちの距離は約55km。それほど長いわけではありませんが、獲得標高差約1000m! これを達成できたらひとつの自信になって、もっと坂が好きなってくれるのでは? と思います。ぜひ多くの人にチャレンジしてほしいです」とテイさん。これから新しい価値をもつ道、「道志みち」は、グルメにその景観にどっぷり楽しめるニューロードだ!
(出典:『BiCYCLE CLUB 2018年8月号 No.400[付録あり]』)
(ライター:千葉泰江)
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