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「ロードバイクに乗ると、 自然に明るくなっちゃう」うじきつよしさんインタビュー

NHKの自転車番組「チャリダー!」にレギュラー出演中のうじきつよしさん。転車歴はなんと50年!! 気がつけば、日常のなかにつねにあったという“自転車”の魅力について語ってくれた。

運動であって運動ではないそれが自転車

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「自転車に乗っているときは、いちばん、モノを考えないんですよ。クルマとかオートバイに乗ると息抜きって感じになるんですけど、自転車は別。全身がスカッと抜けた状態になるというか、全方向ガードがないから、無限の風と視界に身体が反応している感じですね(笑)。最近、仕事やイベントで誰かと走るようになって思うのは、年齢を気にせず、自然と溶け込んで、みんなと走れるってこと。それっていいですよね(笑)」

自転車乗りはみんな明るい。それも自転車にうじきさんがハマっている理由だという。

「身体を動かしているので、心拍数も体温もあがるし、若干高揚状態。非日常状態なので、みんな、明るいですよね。何でもないこともなぜか大笑いするし、ほんとうに楽しい! です」

小学生のころ、フラッシャー付き自転車を見て、両親に拝み倒して買ってもらったのが、自転車に夢中になったきっかけという、うじきさん。バンド活動が忙しくなって以降も、傍らにはつねに自転車のある生活を送っている。

「バンドを生業にするようになったら、ツアーに小径車を積んで行って現地で乗ったり、パナソニックのセミオーダーのロードバイクにストレートバーを付けて、ロードバイクと街乗りの間をめざしたりしていました(笑)」

こだわりのロードバイクは、日本の匠が手がける鉄フレーム

そして、アメリカはサンフランシスコで、「人生でその一台」というロードバイクに出会ったという。

「あるとき、クリティカルマッスルっていう、反クルマ社会と言いながら公道を自転車で占拠して走るイベントに出ることに。で、サンフランシスコの自転車屋さんで、キャノンデールのロードバイクを買ったんです。注文したら、女性用だぞって言われて、いいんだよ、俺の脚の長さはコレなんだよとか言いながら(笑)。人生でその一台だって決めていたんです」

運命のロードバイクに出会えたはずだったが、チャリダー!に出演するようになって、状況は少々変わり……。

「チャリダー!に出演し始めて、サンフランシスコで手に入れたロードバイクがアンティークなので、困ることが多くて……。それで、よし、一台を新調する! それも世界に一台にすべく、日本の匠が作ったフレームで組もう! と。今はそれに乗っています」

ここで、チャリダー! の裏テーマにある「東北を自転車で応援していこう」で出会った日本のビルダー、盛合博美さん。盛合氏に作ってもらった、自慢のロードバイクを見せてもらった。

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「世界に一台、日本の匠が作る鉄フレームにこだわりました。そんなとき、東日本大震災のときの津波で、工房が塩浸しになって、ぜんぜん制作ができなくなったところから、ものすごいパワーと精神力で復活しようとしている盛合さんに会ったんです」

待ちに待った完成品との遭遇。想像を超えた美しさに感動したという。

「ほんとうにキレイだった。だから自分で塗ったりしちゃダメだと思いました。接合部分とか見えたほうがいいって。そこで、アーティストのRIOに頼んでデザインをしてもらって、塗装はラディカル ブラッツ デザイン、パーツとメンテナンスはエフェクトというメカニック専門店でいろいろみてもらっています」

本人曰く、「浅く、長い」という自転車との付き合い。しかし、「ロードバイクに乗ると、自然に明るくなっちゃうよね」と語る、うじきさんの言葉からは、自転車への深い愛情がにじみ出ている。

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●プロフィール
うじきつよし
1957年生まれ。ロックバンド子供ばんどのボーカル&ギタリストとしてデビュー。歌手、タレント、俳優として活躍中。
ツイッター https://twitter.com/ujizo
子供ばんどHP http://kodomoband.jp

(出典:『大人のロードバイク教科書』

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