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フレーム単体780g! ウィリエール トリエスティーナが「ゼロSLR」価格発表!

「Wilier TRIESTINA(ウィリエール トリエスティーナ)」が、2020年のフラグシップモデル「ZERO (ゼロ)SLR」を発表した。ウィリエール トリエスティーナ(以下ウィリエール)はイタリアの老舗ブランドで、ジロ総合優勝をはじめ多くの勝利に貢献してきたブランドだ。その中でもこの「ゼロ」の名称のつくモデルは軽量モデルのフラッグシップとして知られ、いままでのゼロ6、ゼロ7が登場してきたが、ゼロSLRではついにディスクブレーキに対応。そのフレーム単体重量は780g(Mサイズ、マットブラック)という軽さで、ウィリエール史上もっとも軽いディスクブレーキ対応フレームとなる。

さらに、電動コンポーネント専用設計(シマノ、カンパニョーロ、スラムに対応)となり、ケーブル内蔵の超軽量レーシング仕様になっている。まさにトップモデルにのみ許される思い切った設計だ。

ツールにも出場するトタル・ディレクトエネルジーのチームカラーバージョン

ゼロ7に比べ重量当たり24%の剛性アップ

カーボン素材に関しては、HUS-MODというウィリエールで独自にブレンドしたカーボンファイバーを用いている。さらにゼロ6、ゼロ7で採用されたS.E.I.フィルムに代わって、リキッドクリスタルポリマーを採用することで、耐衝撃性の向上、そして振動吸収性を高めている。これにより、ねじり剛性をアップしている。


HUS MODカーボンテクノロジーと LCP(アラミドやケブラーなど)をくみあわせることで、 優れた軽さと最適性をもたらす フレームの特定領域の強度
ゼロ7、ゼロ6、ゼロSLRのねじり剛性比較。ゼロSLRはゼロ7に対して、重量あたりの剛性が24%向上している
カラー:レッド

左右非対称デザイン

フォークも345gという軽さで、非対称デザインを採用している。前から見るとディスクブレーキ側のブレードが厚くなっていることがわかる。これによりディスクブレーキによるストップしたときの影響やハンドリングを最適化している。また、空気抵抗の影響も考慮し、同社のTTバイクやトライアスロンバイクでの開発経験からよりよい形状にデザインされている

左/左右非対称なフォーク。ディスクブレーキ側が太くなっているのがわかる 右/ワイヤーを内蔵するため、ヘッドスペーサーの高さ調整が簡単にできるように、分割できる機構にしている

 

ワイヤーを完全内蔵するモノコックハンドルバーを採用

ウィリエールでは2016年にすでに、チェント10エアのための一体型ハンドルバー・アラバルダを製作しているが、ゼロSLRで335g(100×42サイズ)とう軽いモノコックハンドルバー・ゼロを作った。これによりシフト、ブレーキケーブルを完全に内蔵することができる。

サイズバリエーションは5サイズで、以下がラインナップされる。ステム長(㎜)×ハンドル幅(㎝) 90×40/ 100×42 / 110×42 / 120×43 / 130×40

 

スルーアクスルにはマヴィック・スピードリリースを採用

リアトライアングルは左右非対称デザインとすることで、剛性バランスを確保している。さらにスルーアクスルにはマヴィック・スピードリリースを採用し、着脱を簡単にしている。さらにシートポストは空力性を考えた形状になっている。

非対称デザインとなるリアトライアングル。シートステーブリッジの補強が入る
マヴィック・スピードリリースでは、左側のエンドが開いているため、素早くホイールを抜くことができる
左/シートポストの形状はエアロ形状となり、オフセットは0㎜と15㎜が用意される 右/シートポストの固定方法は1ボルトで固定可能なシステムを採用

サイズごとに最適化されたフレーム剛性

フレームサイズごとにフレームの剛性をデザインしており、チューブ径がフレームサイズごとに異なる。

▼ゼロSLR
価格:59万円(ゼロインテグレーテッドハンドルバー付きフレームセット/税抜)
※ゼロインテグレーテッドハンドルバー 9万円(税抜)
サイズ XS、S、M、L、XL
発売時期 8月末入荷予定

電動変速専用フレームとなるため、パーツアッセンブルはデュラエースDI2とアルテグラDI2となる予定だ。

カラー:マットブラック
カラー:ブルー

問:服部産業スポーツ事業部
http://www.hattori-sports.com/

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