【TEAM ユキヤ通信 2019 №47】ヨークシャー開催の世界選手権2019に出場
Bicycle Club編集部
- 2019年10月02日
9月29日にイギリスのヨークシャーで開催された、世界選手権2019に日本代表として新城選手が出場した。
ノースヨークシャー地方に大雨注意報が出される悪天候の影響で、スタート直前にコースの短縮が発表され、コースの全長は261kmに。しかし、コースには水溜まりというには深すぎる、選手のペダルが水に浸かってしまう区間があるなど最悪のコースコンディション。さらに、気温10℃前後で雨が降り続く世界選手権史上最悪と言われる状況でのレースとなった。
「集団にいれば楽だけど、集団にいなかったらきついコースだったので、少しでも遅れないようにしていたんですが、中切れでレースが終わってしまったので消化不良です。130km過ぎても1時間ぐらいしか経ってないんじゃないかと思うぐらい調子も良く、脚を全く使わずフレッシュな状態でいい形で(周回コースに)入ってきたんですけど、集団の後ろのほうで入ってしまった2周目の補給所で中切れにあってしまいました。
追いかけたんですけど1分40秒ほどの遅れはもう追いつけない。前の集団が30人だったら良かったが90人だったので、寒さもあって絶望的だったのでレースを降りました。」
「ブエルタが終わってからも調子は良く、17位に入った2015年のリッチモンドでの世界選手権の時くらい、良い身体のコンディションでした。コースプロフィールは自分向きのコースだったので、それだけに悔しいです。シーズン残りのレースで良い走りをすることも重要ですが、それよりも今日結果を残したかったので悔しい。
でも自分のミスだから悔しがれません。自転車レースを知っていれば、一回ミスして中切れが起こったら力があっても多人数の集団との差を詰めることが難しいということは、わかっていた。だから、そうならないように走るべきなのは分かっていたのに…一瞬の位置取りのミスです。また経験値を一つ増やすだけの結果になってしまいました。
せっかく4〜5年かけて良いナショナルチームを組んで、意思を統一できている素晴らしいチームで臨めたのに、良い形で締めくくれなかったのは申し訳ない気持ちです。もちろんジャパンカップも含め、まだ、レースは残っていますので、この悔しさはどこかではらさないとと思っています。 日本チームの完璧なサポート、皆さんの応援ありがとうございました。」
新城選手は、10月5日に「Giro dell’Emilia」に、6日に「Gran Premio Bruno Beghelli」に、9日に「Milano-Torino」と、イタリアでの3連戦に臨み、その後ジャパンカップに参戦するため帰国する。
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