
KINAN Cycling Teamが2020年シーズン体制を発表

Bicycle Club編集部
- 2019年12月16日
KINAN Cycling Teamがチーム発足6年目となる、2020年シーズンの体制について発表。来季は10人の選手が所属する。以下、プレスリリースより。
UCIアジアツアーを主戦場にレースへ
今シーズンをもって2選手が退団しますが、メンバーの補充ならびに新規選手の採用は行わず、おおむね現体制を維持して次なるシーズンへと向かうことになりました。
その背景として、今年の夏以降のレースで優勝をはじめとして大きな成果が上がっていること、それにともなってメンバー間の連携が強化され、戦術に厚み、さらには幅が広がってきていることが挙げられます。
また、若手・中堅・ベテラン問わず個々の能力の向上も見られ、個人・チームそれぞれへの相乗効果が期待できるチーム状況にあります。
10選手いずれもがどのレースにセレクトされても主力として走れる現況をより高めていくことを、チームとして選択しました。今年は5勝と、過去2年と比べて勝利数が減る結果に終わりましたが、個の力がアップし、連携強化が期待される2020年は再び勝利数を上げていくシーズンとなることを目指していきます。
2020年所属10選手の内訳ですが、日本人ライダー7選手、スペイン人ライダー2選手、フランス人ライダー1選手で、平均年齢は29歳。ロードレースを基本としながらも、トラック競技を主とする荒井佑太、競輪選手の福田真平はそれぞれの専門種目に応じたレース活動にも力を入れていきます。荒井と福田は、2019年にスタートした国内ロードチームによるトラックレース対抗戦「バンクリーグ」においても、チームのエースライダーとして走ることになります。
新シーズンのチーム活動は、これまで同様にUCIアジアツアーを主戦場にレースへと臨んでいきます。2018年シーズンに同ツアーのチームランキングで1位を獲得しましたが、以来、アジアのみならず他の大陸からも招待されることが増え、2020年シーズンも多くの大会での招待・参戦が期待できる状況にあります。
また、メインスポンサー「株式会社キナン」のお膝元である熊野地域を舞台に開催されるツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2、2020年5月28~31日)での個人総合優勝者の輩出を最大目標としていきます。並行して、国際レース出場を通じた選手強化の継続、イベント開催・参加を通じた熊野地域や自転車界への貢献、自転車安全教室の実施、チームのホストレース「KINAN AACA CUP」の開催・盛り上げなど、多岐にわたる活動に取り組んでまいります。
最後に、来季序盤のレーススケジュールですが、今年に続いてニュージーランド サイクルクラシック(UCIオセアニアツアー2.2、2020年1月15~19日)でシーズン初戦を迎えることが決まりました。まずは夏真っ盛りのオセアニアから、長きシーズンへ勢いづけていきます。
2019年シーズン所属選手
継続選手/STAY
■山本 元喜(やまもと げんき)/Genki YAMAMOTO 国籍:日本
1991年11月19日生まれ、身長163cm・体重62kg、脚質:パンチャー、ルーラー
<2019年主要リザルト>
ツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2) 個人総合5位
ツール・ド・シアク(UCIアジアツアー2.2) 個人総合5位
■椿 大志(つばき ひろし)/Hiroshi TSUBAKI 国籍:日本
1991年5月18日生まれ、身長173cm・体重60kg、脚質:パンチャー
<2019年主要リザルト>
おおいたいこいの道クリテリウム 2位
おおいたアーバンクラシック(UCIアジアツアー1.2) 5位
■マルコス・ガルシア/Marcos GARCIA 国籍:スペイン
1986年12月4日生まれ、身長169cm・体重55kg、脚質:クライマー
<2019 年主要リザルト>
ツアー・オブ・タイランド(UCIアジアツアー2.1) 個人総合2位
ツアー・オブ・ペニンシュラ(UCIアジアツアー2.1) 個人総合優勝(ステージ1勝)
■山本 大喜(やまもと まさき)/Masaki YAMAMOTO 国籍:日本
1996年1月8日、身長171cm・体重68kg、脚質:パンチャー
<2019年主要リザルト>
ツール・ド・とちぎ(UCIアジアツアー2.2) 第2ステージ6位
宇都宮クリテリウム(Jプロツアー) 10位
■サルバドール・グアルディオラ/Salvador GUARDIOLA 国籍:スペイン
1989年7月22日生まれ、身長185cm・体重67kg、脚質:オールラウンダー、クライマー
<2019年主要リザルト>
ツアー・オブ・タイランド(UCIアジアツアー2.1) 個人総合4位
ツール・ド・シアク(UCIアジアツアー2.2) 個人総合6位
■福田 真平(ふくだ しんぺい)/Shimpei FUKUDA 国籍:日本 ※競輪並行
1987年11月22日生まれ、身長167cm・体重70kg、脚質:トラック・競輪
<2019年主要リザルト>
競輪1着 24回(本リリース配信時)
シマノ鈴鹿ロードレースクラシック 7位
■トマ・ルバ/Thomas LEBAS 国籍:フランス
1985年12月14日生まれ、身長182cm・体重65kg、脚質:クライマー
<2019年主要リザルト>
ツール・ド・インドネシア(UCIアジアツアー2.1) 個人総合優勝(山岳賞獲得)
ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2) 第2ステージ優勝
■中島 康晴(なかじま やすはる)/Yasuharu NAKAJIMA 国籍:日本
1984年12月27日生まれ、身長172cm・体重64kg、脚質:ダウンヒラー
<2019年主要リザルト>
ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1) ポイント賞
ツール・ド・イスカンダル・ジョホール(UCIアジアツアー2.2) 個人総合9位
■新城 雄大(あらしろ ゆうだい)/Yudai ARASHIRO 国籍:日本
1995年7月3日生まれ、身長176.5cm・体重65.5kg、脚質:パンチャー、ルーラー
<2019年主要リザルト>
ツール・ド・インドネシア(UCIアジアツアー2.1) 第3ステージ3位
全日本選手権タイムトライアル 19位
■荒井 佑太(あらい ゆうた)/Yuta ARAI 国籍:日本 ※トラック並行
1995年7月19日生まれ、脚質:スプリンター、トラック・中距離
<2019年主要リザルト>
茨城国体トラック競技・スクラッチ 2位
全日本自転車競技選手権大会トラックレース スクラッチ8位
KINAN Cycling Team 2020年シーズン スタッフ
■ゼネラルマネージャー/General Manager
加藤 康則(かとう やすのり)/Yasunori KATO
■監督/Sports Director
石田 哲也(いしだ てつや)/Tetsuya ISHIDA
■メディアオフィサー/Media Officer
福光 俊介(ふくみつ しゅんすけ)/Syunsuke FUKUMITSU
■アドバイザー/Adviser
鈴木 新史(すずき しんじ)/Shinji SUZUKI
■アカデミーコーチ/Academy Coach
中西 健児(なかにし けんじ)/Kenji NAKANISHI
■メカニック/Mechanic
星野 貴大(ほしの たかひろ)/Takahiro HOSHINO
■イベントディレクター/Event Director
田中 国大(たなか ともひろ)/Tomohiro TANAKA
KINAN Cycling Team
http://kinan-cycling.com/
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