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”後ろ姿の美学”を物語るレジスタントの本格派メッセンジャーバッグ

欲しいモノがありすぎる。でもすべては手に入らない。だから、おねだりする。編集部屈指の自転車バカディレクターが綴る「おねだリスト」とは?

「おねだリスト」とは

「おねだリスト」の記事一覧

ついに出合えたメッセンジャーバッグの理想形

自転車で街乗りするときに使いたいバッグは?と聞かれたら、オレはダントツで「メッセンジャーバッグ」を選ぶ。どんな荷物もサッと出し入れできる形状。弛緩しやすいベルトシステム。悪天候にも負けないタフな作り。メッセンジャーバッグには、これ以上削ぎ落とすことのできない究極の機能美が宿っているのだ。

リアルメッセンジャーだった10数年前はもちろん、学生時代からいまに至るまで、さまざまなメッセンジャーバッグを使ってきた。ヲタク目線で厳選してきた愛用バッグたちなので、どれも満足しているし、それぞれ違うよさがあると思っている。しかしそれは、裏を返すと「すべてを満たすバッグがなかった」ことの証明でもあるわけだ。

すべてを満たす「レジスタント・オーセンティック」

大容量であること。背負いやすいこと。防水性が高いこと。バッグに求める性能はいくつかあるが、メッセンジャーバッグにおいてそれらは当たり前に備えていてほしいスペックだ。そのうえで欲しいか否かをいかに判断するのかというと、ずばり「背負ったときの美しさ」である。

今回オレがおねだりするのは、その美しさを極めた本格派メッセンジャーバッグ「レジスタント・オーセンティック」だ!

「レジスタント」とは、東京のメッセンジャー会社「サイクレックス」が放つブランドで、シンプルなデザインながらプロも納得の本格派バッグやアクセサリーを展開している。このオーセンティックは、90年代のメッセンジャー(ストリート感がたまらない!)が使用していたメッセンジャーバッグをモデルにしており、プロ仕様のスペックを備えているだけでなく、往年のストリートメッセンジャーを彷彿とさせる「美しいシルエット」にこだわった。

メッセンジャーバッグは「後ろ姿」が命

あくまで個人的な意見だが、メッセンジャーバッグは基本的に「デカいのが正解」で、これは容量的問題とはまた別にある、美しいシルエットを叶えるうえでの必須条件。

しかし、ただデカければいいというワケではない。背負ったときに、バッグが背中にきゅっと巻き付くようなシルエットであることが大事で、そのためには形状や設計がかなりミソになる。

というわけで、実際に背負ってみた。わかるだろうか? バッグが体を包み込むようにして巻き込んでいるのが。この後ろ姿、バッグが体と一体化したようなこのシルエットが美しいのである!

次に、自転車にまたがってみる。どうだろうか? ね? どの角度から見てもきゅっと吸い付くようにフィットする、このすばらしい一体感。背中にONではなく、絶妙に丸みを帯びたシルエットで、体とバイクにWITH!な感じ。実際、バッグが体の一部になったかのような背負い心地で、ライディングがとてもしやすい!そして、どの角度から見ても美しい!あーーーーこれぞ求めていたバッグだ!(ポチ寸前

美しいシルエットの秘密とは

よく知らない人からすると「ベルトをぎゅっと締めればいいんじゃないの?」と思われるもしれないが、そんな単純な話ではない。背負った状態を別アングルから見てみよう。

「バッグが体を包み込む」には、デカいバッグを肩から背負うのがポイント(上写真)。そのために大容量であることが大前提となるのだが、大容量のメッセンジャーバッグがみなこうしたシルエットになるかというと、じつはそうではないのである。

では、何故オーセンティックは美しいのか? それはベルトの特殊な取り付け方にある。バッグを真横から見てみよう。

このようにベルトがバッグに対して斜めに縫い付けられていて、さらに体に沿うようなステッチラインを描いているのだ。これが美しいシルエットを生み出すポイントで、体によくフィットするから背負っている間もまったく揺れることがない。だから、ストレスなくライディングに集中することができる。そして、美しいっ!(2回目

通勤も買いものもカバーする優れた機能性

シルエットの美しさとその理由を長々と語ってみたのだが、それを除いたとしてもかなりハイスペックであるのがオーセンティックの魅力だ。

ズバ抜けた耐久性をもつベルトシステム

レジスタントのアイデンティティともいえるベルト。「どこかで見たような質感……」と思った人は鋭い。クルマのシートベルト素材を織り込み、抜群の耐久性と弛緩のスムーズさを両立したオリジナルだ。

金属製バックルはクラシカルなシステムではあるが、確実な固定ができ、片手操作もしやすいので個人的にはベスト。バックル横にはレジスタントのロゴマークが刻印されている。

いろいろ使えるちょうどいい収納性

フラップを開けると現れるアウター2重ポケットは、携帯工具や小物の収納がしやすい設計。中央のフックを外すといちばん外側のポケットだけ大きく開く構造で、さまざまな使い方が可能。便利なキーリングも備えている。

インナーの内側には、ジッパー付きのメッシュポケットを装備。経験的に、細かい仕切りがないほうが収納するものを選ばないので、むしろ使いやすいと思う。

ストラップを使えばさらに大容量に

ポケット内に収納されているストラップを出せば、バックルでフラップを固定することも。ストラップは長さ調整可能なので、さまざまな荷物を運ぶことができる。ストラップ付きのメッセンジャーバッグはよくあるが、こうした収納できるタイプはほかブランドにはないので、かなりお気に入り。見た目もスマートで、まさに機能美!

アウター素材にコーデュラナイロン1000デニールを、インナー素材にターポリンを採用し、防水性もぬかりない。書類もPCも、ウエアも弁当も衝動買いしたパーツも気兼ねなく入れられるので、このバッグひとつでどんなシーンもカバーすることができるはず。

フラップの縁に取り付けられたタグは、コーディネートをジャマしない控えめな大きさで好感度高し。日常使いしやすいカラーもお気に入りポイントだ。

オレの人生に「オーセンティック」をおねだり!

というワケで、街乗りはメッセンジャーバッグ、メッセンジャーバッグはオーセンティックだ!と、日々の妄想をママ文字にしてみたのだが……これ、原稿書き終わったら返却しなきゃいけないんだよねぇ(当たり前だ)。

ちなみに、気になるお値段は42,000円(税抜)。個人的なお小遣い事情からするとハードルが……と思いつつも、これだけのハイスペックなら納得、むしろ安いくらいだ。何よりついに出合えた理想のバッグに物欲が止まるワケもなく、おねだりをスッ飛ばして自腹購入してしまいそう。誕生日はこないだ迎えたばかりなんだけど……いまから誰かプレゼントしてくれないすか!?

〈レジスタント〉オーセンティック

 

 

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PROFILE

トモヒロ

Bicycle Club / DIY系自転車ビルダー

トモヒロ

メッセンジャー⇒自転車屋⇒BiCYCLE CLUB編集部⇒ホビービルダーという、自転車についてだけ遠距離パワー型のFUNQディレクター。休日の楽しみは娘と自転車で散歩、文房具屋巡り。

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