世界自転車競技連合が東京五輪の新・出場資格レースを発表、テストレースは来年3月~4月に
Bicycle Club編集部
- 2020年05月16日
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UCI(世界自転車競技連合)が東京2020のオリンピックとパラリンピック国別の参加資格獲得システムについて発表した。ロードとトラックに関しては、すでに決まっている国別の参加枠を維持、そしてMTBとBMX(フリースタイル、レース)に関して参加枠を決める資格レースの期間を延長し、獲得のためのレースを追加指定を発表した。さらに開催が延長となった、トラック競技とBMXについてのテストイベントの開催は来年の3月~4月にする必要性を発表。また、同時にマウンテンバイクのUCIワールドカップと世界選手権の新しいカレンダーも公開した。
ロード、トラックは当初の東京2020参加国枠を継続
ベルリンで開催された世界選手権ではケイリンで脇本雄太選手が銀メダルを獲得した 写真提供:More CADENCE
UCIの提案に従い、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロードとトラックではすでにオリンピックの出場枠をそのまま維持することにした。日本の出場枠は以下のようになる。
ロードは2019年10月22日に終了しており、UCIが11月15日各国の出場枠を発表しており、日本についてはロードレースが男子2枠、女子2枠。さらに個人TTで女子1枠となっている。
また、トラック競技については2020年3月2日、ドイツ、ベルリンで開催された世界選手権までが選考レースとなっている。ポイント上で日本は、男子ケイリン、女子ケイリン、男子オムニアム、女子オムニアム、男子スプリント、女子マディソンで出場国枠を確保しており、UCIの正式な発表待ちとなっている。
MTB、BMXでは参加枠獲得レースを追加、期間を延長
いっぽう選考レースが2020年5月11日にそれぞれ終了している予定だったマウンテンバイク、BMXフリースタイル、BMXレーシングについては、IOCとの協議の結果つぎのように選考レース期間が延長される模様だ。
MTBクロスカントリー
2021シーズンのUCIワールドカップの2つレースに付与されたポイントが、2020年3月3日のランキングに追加、考慮さる模様だ。ただし、日程など詳細についてはこれから決定される。
BMXレーシング
2021年シーズン中にUCIワールドカップ2戦、および2020 UCI BMX世界選手権大会で受賞のポイントが、2020年3月3日のランキングに追加、考慮さる模様だ。ただし、日程など詳細についてはこれから決定される。
BMXフリースタイル
2021年シーズン中にUCIワールドカップの2戦のポイントが、2020年3月3日のランキングに追加、考慮さる模様だ。ただし、日程など詳細についてはこれから決定される。
日本でテストイベントは2021年3月〜4月に開催予定
写真はトラックのテストイベントが開催される伊豆ベロドローム 写真提供:日本自転車競技連盟
延期されたBMXフリースタイルおよびトラック競技ののテストイベントについて、UCIは2020年に当初予定していたのと同時期に開催する必要があるとしている。このためこれらのイベントは2021年3月〜4月に開催される可能性が高い。
パラリンピックについては2021年シーズンのワールドカップポイントを加味
東京2020パラリンピックのサイクリングイベントについては、東京2020が1年延期されたことを踏まえ、UCIの管理委員会は、オリンピックの資格認定システムを変更することを承認し、現在IOCのの承認を待っている状態だ。2020年3月3日までのUCI加盟国ランキングで獲得したポイントは引き続き有効で、2021シーズンのUCIパラサイクリングロードワールドカップの最初の2ラウンドで獲得したポイントが追加される予定で、後日正式に発表する。
UCI公式WEBサイト
https://www.uci.org/
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