自転車活用推進功績者表彰発表! 宇都宮ブリッツェン、ツール・ド・熊野ほかが受賞
Bicycle Club編集部
- 2020年05月18日
5月18日、自転車活用推進本部(本部長:国土交通大臣)が、自転車活用推進功績者表彰の 受賞者(個人1名、団体4名)を決定。 これは自転車の活用の推進に関して 顕著な功績があると認められる個人又は団体を表彰するもので、今回が3回目の表彰となる。
受賞したのは個人として、山田拓さん (岐阜県)。さらに団体では4団体、宇都宮ブリッツェン(栃木県)、特定非営利活動法人 SPORTS PRODUCE 熊野(和歌山県)、株式会社ふたごじてんしゃ(兵庫県)、特定非営利活動法人タンデム自転車 NON ちゃん倶楽部(愛媛県)が受賞した。
※トップの写真は受賞団体宇都宮ブリッツェンの自転車安全教室の様子(PHOTO:サイクルスポーツマネージメント株式会社)
個人で受賞は「SATOYAMA EXPERIENCE」山田拓さん
山田拓
2007年(株)美ら地球を設立し、飛騨の農村集落を自転車で巡る外国人向けガイドツアー「SATOYAMA EXPERIENCE」などをプロデュースし、多数の外国人旅行者を飛騨に誘客し、好評を博している。
近年はその知見をいかし、秋田や宇和島など、国内他地域でのサイクルツーリズムの事業開発支援 にも従事。各地の新たな自転車文化の振興に注力している。
団体は宇都宮ブリッツェン、ツール・ド・熊野主催者など
毎年5月~6月にかけて紀伊半島で開催されるTOUR de 熊野。今年はコロナウイルスの影響により中止となったが、千枚田の風光明媚なコースを走ることで有名。(PHOTO:TOUR de 熊野)
宇都宮ブリッツェン
サイクルロードレースチームとして地域に密着したクラブチームを目指し、チーム設立当初から、自転車を利用することが多い地元の小・中・高校生を中心に、自転車の正しい乗り方を始めとした ルールやマナーを教える「自転車安全教室」を繰り返し開催するなど、様々な地域貢献活動を行っている。
特定非営利活動法人 SPORTS PRODUCE 熊野
国際自転車競技連合(UCI)認定レース「TOUR de 熊野」を主催し、海外からのチームも多く参加 しており、地域の企業・自治体を巻き込んだ一大イベントとなっている。サイクリングにおける地域活性化、自転車の魅力発信に取り組むほか、所在地域以外の各地のイベ ント開催でも各種の支援を行っている。
株式会社ふたごじてんしゃ
日本初の幼児二人を後部に乗せることのできる三輪自転車(ふたごじてんしゃ)の企画、開発、販売を行っている。また、自転車利用においての交通安全教室や全国初の子ども乗せ自転車のシェアサイクルの試験運 用などを行い、これらを通じ、自転車利用に必要な交通安全ルールの教育を実施している。
特定非営利活動法人タンデム自転車 NON ちゃん倶楽部
障がい者サイクリング講習会や体験会の指導、助言等を通じ、タンデム自転車の認知度向上及びパイロット(タンデム自転車の最前部に乗車する人)の養成に取り組んでいる。
さらに、地域の防災訓練において、自主防災組織と連携し、二人乗りの高機能三輪自転車を活用した避難困難者に対する体験試乗活動を実施し、災害時における障がい者や高齢者への避難手段とし ての活用にも取り組んでいる。
なお、令和2年度自転車活用推進功績者表彰式は、新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえ、改めての発表となる。
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