下り系自転車の頂点! エリートDHIは清水一輝と岩崎美智恵が連覇達成!全日本マウンテンバイク選手権
Bicycle Club編集部
- 2020年11月08日
11月7日、マウンテンバイクのなかでも下り系の日本一を決定する大会、第33回全日本自転車競技選手権大会のマウンテンバイク DHI(ダウンヒル)が開催された。新型コロナウイルスによる今季のレーススケジュール変更を受け、たざわ湖スキー場(秋田県)から富士見パノラマリゾートに、さらき季節外れともいえるこの時期に会場も変更して全日本マウンテンバイク選手権が開催された。
エリートDHIは清水一輝と岩崎美智恵が連覇達成!
余裕を残しながら予選トップで決勝に臨んだ井本だが、思うようにペースが上がらなかった。
エリート男女予選
ダウンヒルは、常設コースをほぼそのまま使用して行なわれ、日頃から走り込んでいるライダー達の中から勝者が出るであろうと予想された。
金曜の公式練習は天気も良く、路面状況も良好だったが、翌日は決勝の行なわれる午後から雨という予報だったため、各選手それぞれラインのチェックをしながらタイムドセッションに備えた。
午後3時からスタートしたエリート男子は、井本はじめ(SRAM/Santacruz)が2分15秒114でトップ。1.1秒遅れで清水一輝(BLAZE A TRAIL)、2.4秒遅れで九島勇気(玄武/Mondraker)と続いた。
エリート女子決勝
決勝直前には厚い雲に覆われたものの気温もそれほど下がることなく、むしろ暖かく感じられる状況となった。
予選5位の安福範子(ACCEL)からスタートしたエリート女子は、富田が2分48秒869と予選タイムを3秒更新するが、松本が0.4秒上回る。最終走者の岩崎は2分42秒967のタイムでフィニッシュ。2年連続でのタイトル獲得となった。
新たなチャレンジとしてダウンヒルを選んだ松本璃奈。エリート初レースにもかかわらず2位入賞。
エリート男子決勝
予選では序盤のタイムロスで14位に沈んだ泉野。決勝は2分9秒台をイメージして走ったという。
エリート男子は、2分13秒590で井本が1位。清水が0.296差で続き、以下、九島、金子匠(&Steream…小川輪業)と続いた。。
予選でアクシデントがあったものの30名が出走したエリート男子は、予選14位の泉野龍雅(自転車道)が2分11秒794をたたき出してホットシートに座ると、囲碁の選手はなかなかこのタイムを上回ることが出来ないまま清水がスタート
「スタート地点で龍雅のタイムを聞いて『これはヤバい!』と思いましたが、とにかく無駄のない走りを心がけて走り切りました」と持ち前のスムーズなライディングで0.152秒更新してホットシートに座り、井本を待つ。そのタイムは2分13秒184で3位。清水の2年連続4回目の全日本チャンピオンが決定した。
PIVOTのトレイルバイクFirebird29に、DHフォークを装着した清水。「シャープな動きでスムーズに走れました」
RESULT
男子エリート
エリート男子は昨年と同じ顔ぶれが登壇。来季の清水は鍋島健一が達成以来、20年ぶりの3連覇に挑む。
1.清水 一輝(愛 知)BLAZE A TRAIL 2:11.642
2.泉野 龍雅(愛 知)自転車道 2:11.794
3.井本 はじめ(兵 庫)SRAM/Santacruz 2:13.184
女子エリート
新型コロナウイルス感染症対策として表彰前にジャージとメダルを授与。マスク着用での登壇となった。
1.岩崎 美智恵(神奈川) TRIP CYCLE GLOBAL RACING 2:42.967
2.松本 璃奈(長 野) TEAM SCOTT JAPAN 2:48.454
3.富田 敬子(奈 良) Acciarpone racing 2:48.869
DATA
大会名:第33回全日本自転車競技選手権大会 MTB DHI
開催日:2020年11月7日
開催地:富士見パノラマ・リゾート(長野県諏訪郡富士見町 )
主催: 公益財団法人日本自転車競技連盟
コースデータ
コース長1,500m
スタート標高1,333m/フィニッシュ標高1,052m(標高差281m)
公式結果は以下より
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PROFILE
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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