スキー場が春には自転車を楽しむグラベルパークに！　「ジログラベルバイクパーク斑尾」オープン｜GIRO Gravel Bike Park Madarao

Bicycle Club編集部

2020年11月12日

INDEX

来春、日本初となるGravelをコンセプトとしたバイクパークが長野県と新潟県の県境にある斑尾高原スキー場にオープンする。今回オープンするのは「GIRO Gravel Bike Park Madarao（ジログラベルバイクパーク斑尾）」で、ウィンターシーズンはスノースポーツを楽しめる斑尾高原スキー場だが、グリーンシーズンにはいま流行のスポーツ自転車「グラベルバイク」や「マウンテンバイク」など自転車のジャンルを問わず楽しめるフィールドとなる。

GIRO Gravel Bike Parkとは自由にオフロードを楽しめるパーク

子どもからコアなライダーまで存分にダートを楽しめるのが、GIRO Gravel Parkのコンセプト、英語で砂利や砂利道を意味するグラベル（Gravel）とよばれる未舗装の林道やトレイルを自転車で楽しめる場所だ。GIRO Gravel Parkでは林道だけでなくトレイルも充実、幅広い層に楽しめるパークを目指している。

オープンコースは3年がかりでさらに拡張していく

MAPにあるシングルトラックSSSからSS5まで、さらにジープロードがすでに整備されているコース。今後さらにコースを広げていく計画だ。

11月初旬にプレスや販売店向けにコースの試走会が行われ、スキー場のゲレンデのみならず、シングルトラック、ジープロードとかなり幅広いコースを楽しむことができた。今回、まだコースの造成中とはいえ、上りから下りまでかなり広範囲を楽しめた。雪解けして整備をし、6月にはオープンし、コースを楽しむことができる模様だ。さらに計画は3か年にもおよびさらに充実し、上の地図にあるような計画を予定している。

ゲレンデの作業道を上っていくと、志賀高原などの山々が見渡せる

キャンプサイトに作られたエントリー向けのコースも用意され、家族ずれでも楽しめるアクティビティになっている

ゲレンデやシングルトラックだけでなく、エントリー層にはハイキング気分で自転車を楽しめる

散策用のコースも走れるようにするため、ハイカーとの共存するためのルール、マナーの設定、安全管理のためGPSビーコンの貸し出しなど安全対策も検討されている

地元と共存しながら元ダウンヒルライダーがコースを設置

今回コースの設定にはヘルメットブランド「Giro」の代理店であるダイアテックが協力しており、増田直樹さん、加納慎一郎さんが斑尾に住み込み、地元のスノーパトロールをアクティビティを担当するメンバーと共同でコースを作っている。

国内ではDHレースを経験、その後、海外でのグラインデューロやダーティカンゾといったレースを楽しんできた増田さんと加納さん

信越・斑尾エリアに位置する「斑尾高原スキー場」周辺環境

斑尾高原スキー場からは志賀高原などの山々が見渡せる

斑尾高原スキー場は、信越・斑尾エリアに位置する。長野県北部と新潟県にまたがる信越エリア、2つの国立公園、雄大な流れの千曲川や点在する湖沼に囲まれ、冬には世界有数の豪雪地でスノースポーツが楽しめる。いっぽうグリーンシーズンもアウトドアツーリズムやサイクルツーリズムが楽しめる。自然豊かな山岳エリアを生かした、森の中のシングルトラック、林道や峠道、田園風景の広がるグラベルロードがあり、地元でもその整備に力を入れている。