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自転車をそのまま鉄道にお持ち込み!サイクルトレインで東日本イチ名前の長い駅まで行ってみた

12月5日、茨城県でサイクルトレインの実証実験が行われ、地元サイクリストが鹿島臨海鉄道大洗鹿島線で水戸駅から自転車をばらす、いわゆる「輪行」をせずに自転車を列車に載せ、目的地「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前(ちょうじゃがはましおさいはまなすこうえんまえ)」駅、という東日本で最も長い名前の駅まで専用列車の旅を満喫、さらに北浦一周サイクリングが行われた。

禁断の改札口を自転車を押して歩いて入れる

この企画は茨城県はもちろんだが、大洗市、さらに水戸駅を管理するJR東日本水戸支社、そして鹿島臨海鉄道の協力のもと行われた。

普段は自転車を押して通ることのできない、水戸駅の改札を通り抜け、関係者が見守るなか鹿島臨海鉄道のホームへと向かう。駅のコンコースを自転車を押しながら歩く、ヨーロッパさながらの光景となった。

この検証実験にバイシクルクラブ編集部山口も参加、ロングシートの普通列車に自転車をそのまま持ち込む貴重な体験をしてきた。やってきた団体専用列車に乗り込むと、ソーシャルディスタンスを維持しながらシートに座った。自転車は各自が保持するスタイルだ。

列車内では今回の世話役、大洗町役場の渡邉澄人さん、坂本武蔵さんの説明を聞いたり、初めで出会うサイクリスト同士が楽しく会話をしながら過ごしたが、1時間ちょっとで「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅に到着した。ここからは北浦を反時計まわりに走るサイクリングが始まる。

その駅名の長さでは東日本ではナンバーワンを誇る「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅その前で参加者と記念撮影。現在、京都にある嵐電北野線の「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅に日本一の座こそ譲ってしまったという。

茨城のさつまいもグルメを楽しみながら、北浦をサイクリング

走り出すとあいにくの雨模様だが、参加者はランチを目指して走り出す。北浦大橋を渡り、駅から8㎞ほどで体験型農業テーマパーク らぽっぽ なめがたファーマーズビレッジにたどり着く。ここでは地元のサツマイモを生かしたグルメをはじめ、ランチを楽しんだ。

サツマイモを使ったぜんさいにはアイスクリームがのっている

行方市(なめがたし)立大和第三小学校をリニューアルしたファーマーズビレッジ。サイクルサポートステーションなので、工具やポンプなども借りることができる。

渡り鳥が湖面を埋め尽くす光景

行方(なめがた)から北浦を南下すると潮来(いたこ)へ、そして神宮橋で北浦を渡ると鹿嶋に着く。北浦に浮かぶ大きな鹿島神宮西の一之鳥居が見えてくる。このあとは帰りの列車に乗る荒野台駅を目指して北上するだけだ。途中、北浦堤防沿いを走っていると多くの渡り鳥を見ることができる。越冬のため多くの渡り鳥がやってきており、見ごたえのある風景が広がっている。

高さ18.5mという鹿島神宮西の一之鳥居

北浦にはハクチョウ、カルガモなどの渡り鳥が越冬のため多く飛来していた

悪天候のときに欲しい「自転車をそのまま載せれる列車」

最後は小さな丘を越えると、帰りの列車の待つ荒野台駅にたどり着く。この日は冷たい雨だったので、あたたかな列車にそのまま自転車を積み込めるのは非常にありがたく感じた。社内で濡れた雨具を脱いだ参加者、車内ではそれぞれが撮った写真を見せ合いながら旅の思い出で盛り上がることができた。

「じてんしゃ王国いばらき」をPRしている茨城県では、自転車を公共交通機関に持ち込むことを推奨していきたいという。10月6日には茨城県公共交通活性化会議が主催した「サイクルトレインの導入促進に向けた鉄道事業者・市町村等研修会」が大洗で行われており、今回はそれを実現するための実証実験として行われた。

現在、茨城県内ではJR東日本千葉支社が運営するB.B.BASEがJR潮来駅とJR鹿島神宮駅まで乗り入れるようになったほか、関東鉄道常総線の水海道~大田郷間、さらに竜ヶ崎線の全線でそのまま自転車を持ち込めるサイクルトレインを実施している。

茨城県政策企画部交通政策課の中村浩課長によると「実証実験をおこないながら、サイクルトレインを普及させることで、茨城県内で自転車を利用しやすいようにしていきたい」という。

将来的には茨城県内ではこうしたサイクルトレインなど、自転車にやさしい交通機関が増えるかもしれない。これは自転車利用者としては大きく期待がかかるところだ。今後は編集部でも茨城県のサイクルトレインに注目していきたい。

水戸駅に帰ってきたメンバー

 

問い合わせ

大洗鹿島線を育てる沿線市町会議事務局
大洗町まちづくり推進課
TEL.029-267-5109

鹿島臨海鉄道(株)企画開発部
TEL.029-267-5200

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PROFILE

山口

BiCYCLE CLUB / 副編集長

山口

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、44歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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