MAVIC（マヴィック）｜コスミックSLRはフォアテクノロジーで軽量でチューブレス対応

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

SPONSORED

INDEX

ディスクブレーキの導入や、チューブレスレディータイヤの登場などとどまるところを知らないロードバイクの足まわりの進化。今回は「MAVIC（マヴィック）」のピックアップアイテムを紹介！

ホイールの進化の最先端を追求「MAVIC（マヴィック）」

1889年にフランスで創業したマヴィック。1934年にジュラルミン製軽量リムを作ったり、手組みホイールが一般的だった時代に軽量完組ホイールを販売するなど、技術力と先進性が高く評価されている。完組ホイールではキシリウムシリーズやコスミックシリーズなど数々の名作を生み出してきた。近年はロード用チューブレスホイールを多くラインナップ。リムにニップルを直接ねじ込んでリムベッドの穴をなくすフォアテクノロジーを採用してリムテープなしでもリムの気密性を確保。リムベッドの形状も新しくなりタイヤの着脱が以前よりもかなり容易になった。またハブも新設計となり、スポーク組みも最適化されるなど、ホイールの進化の最先端を追求し新たなトレンドを生んでいる。

新設計のディスクブレーキ専用カーボンリム採用「コスミックSLR 45 ディスク」

COSMIC SLR 45 DISC
（コスミックSLR 45 ディスク）

価格：25万円（税抜）

新設計リム＆ハブを導入の自信作
カーボンリムとハブを一新したディスクブレーキ用ロードカーボンホイール。チューブレスに対応した45㎜ハイトのリムを採用し、空力性能と軽さ、剛性を高い次元で融合。あらゆる場面で使いやすい万能さが魅力だ。

SPEC

タイプ：クリンチャー、チューブレス
リム：カーボン
リムハイト：45㎜
リム内幅：19 ㎜
ブレーキ：ディスク
スポーク：特許取得のエアロ形状スチール
スポーク本数：F ／ Rとも24 本
重量：F670g、R800g

新ディスクブレーキ用カーボンリムはチューブレスでもリムテープ不要で軽い！

新設計のディスクブレーキ専用カーボンリムは、サイドを極限まで薄くして軽量化を達成している。これを実現しているのが「カーボンフォアテクノロジー」だ。「カーボンフォアテクノロジー」とはニップルの受けとなるアルミをカーボンレイヤーの中に積層することで、ニップルをリムに直接ねじ込むテクノロジーだ。結果的にリムのアッパー部分に穴をあける必要がなく、リムテープなしでチューブレスタイヤが装着でき、リムのアッパーに穴をあける必要がないため構造的に頑丈にできるメリットもある。さらにリムテープをなくすことができるため、外周部を軽量化にも貢献、リム1本につき30g、前後で60g軽くなる計算だ。さらにリムテープがなくなったことでチューブレスタイヤの着脱がより簡単にでき、同時に気密性が高く、空気漏れしにくくなっているのだ。

カーボンフォアテクノロジーではニップルを受けるアルミがカーボンレイヤーに組み込まれているため、軽く、強度を持たせることができる。

右が新設計のリム断面。リムサイドの積層が薄くなった。さらにカーボンフォアテクノロジーでニップルがネジ込まれる部分だけ厚く、全体的にはリム下部も旧モデルより薄く軽量化している。

軽さとメンテ性能を向上

新開発インフィニティプラットフォームハブ。スポークどうしがクロスする部分で接触しないようになっていて異音を防ぐほか、すべてのスポークが同じ長さになるように設計されており、メンテナンスも容易。フリーボディーは現行のすべての規格に対応。

コスミックSLRにはリムハイト45㎜のほか、32㎜と65㎜をラインナップする。

IMPRESSION
「ビビッドな乗り味を楽しめる」

ディープリムらしからぬ軽さと巡航力で高いアドバンテージ

縦横に剛性が高く駆動剛性も高いため、トルクがかかりやすくダイレクトで軽い乗り味だ。特に足抜けはディープリムを感じさせない外周の軽さがあり、ペダリング全体でこのホイールの鮮烈な乗り味を楽しめる。45㎜のディープリムはエアロダイナミクスに優れ、素早く到達したスピードを驚くほど長時間維持してくれる。これはライダーの次のアクションを起こす余裕を与えてくれる。たとえばアップダウンの上り返しのシーンでは、上りに入った瞬間に勾配を感じギア選びや、次の頂上までの距離をはかるが、この流れるような巡航力を味方にすれば、惰性を失う前にさまざまな判断が可能だ。さらには予測よりもはるかにラクに地形の変化もクリアできるだろう。