レース展開を予想するのがおもしろい!【団長安田の自転車大サーカス】
団長安田
- 2021年03月20日
レース展開を予想するのがおもしろい!
ロードレースをギュッと凝縮したのが競輪!?
ロードレースのレース展開に似ている競輪。
公営ギャンブルのイメージがまだまだ強いけれども、
スポーツとして見るとおもしろい!
「分析のマサ」さんに競輪の見方について教わった。
自転車好きなのに競輪はよくわからない? お金かかるしな〜と思ってたんです。が、まずは車券は入場料だと思ってください!!
100円でも車券を買えます!! 僕の師匠、マサさんに競輪のレース展開のおもしろさを習い、さらに予想する……レースだけではなく、予想も含めた新しいスポーツの観戦料だと思って購入しています。
いろいろ習いましたが、僕の車券の買い方は「ミッドナイト競輪で117期生の10連勝してる選手をほぼ一着固定」です!!
ミッドナイト競輪はA級選手ばかり出てるんですが、S級レベルなのに新人やからA級で走ってるでぶっちぎりで勝つことが多いんです!!
あとは2着に2番めに強い選手を買うか117期の番手選手を買うか、3着は全部買うと買い目が多くてあまり高額ねらえませんが、けっこう当たってます!!
あとは年末の優勝賞金1億円のレースはS級S班これは鬼滅の刃で言うと柱の闘いなので、誰が勝ってもおかしくない戦い。
なので高配当がつく可能性があります!!
ちなみに前夜祭のパーティーに1番最初に来た選手が優勝すると言われてます!! 都市伝説的な感じですが2年連続そうです!! そして今年はなんと20万円以上つきました!!
もちろん公営ギャンブルですが、ドラマもあり、競輪場にはグルメもあり、熱くなれる競輪。
ぜひみんなやってみて下さい!!
競輪は途中までは団体戦、最後は個人戦
競輪は選手の脚質や得意なフィールドを考慮しながら、レース展開を予想して観戦する。「ロードレースはエースを勝たせるためにみんなが働くチーム戦ですね。競輪は途中まではチームで走り、最終的には個人戦になります。なので途中のレース展開はロードレースに似ている展開が多いです」とマサさん。初心者でもわかる競輪のレース展開についてみてみよう!
01
競輪とは?
一斉スタートし、バンクを周回して1着を競う競技。誘導員が何周かし、先導が離れてから前取り合戦が激しくなる。全国にある競輪場で開催され、一周の距離やバンクの傾斜に個性があり、選手との相性も出てくる。単純にパワーだけではなく、フィールドとの相性、脚質、出場選手などを含め、各選手の駆け引きが勝敗を決める。通常は予選、準決勝、決勝と3日間開催する
02
レースのだいたいの流れ
選手は各地域の選手会支部に所属していて、1レースごとに地域別でだいたいのグループになる。これをラインという。ラインは東京・埼玉・群馬、福島・北海道など同じ支部もしくは近い地域で編成される。前に若い選手、後にベテランが並ぶことが多い。7車で走る場合は3ラインになることが多い。先頭誘導員は残り2周くらいでいなくなり、各ラインがちょっとずつ前にいき、前取り合戦が始まる。最後のストレートに入ると個人戦になる
03
ロードレースとの違い
ロードレースと違い、先頭は番手(ラインのなかの2番め以降の走者)のために走っているわけではない。先頭は風を受けるというリスクを取りつつ、自分が勝てる!というタイミングでいける、つまり自分の都合で仕掛けてレースを作れる。番手はどんなに強くても先頭が仕掛けなければ、負けてしまう。脚は残せるが他人しだい。最初から一人で都合よくいいラインにくっついていけば?と思うが、これは不利
04
1人で走るのはかなり不利
6対1になってしまったら(ほとんどない)、6人を抜いて1着を取らなければならなくなるからだ。また1人で行くとほかのラインの風よけにさせられ、最後にさされる。またラインの2番め3番めは後ろからあがってきたラインのジャマをする役目もあるので、ゴール手前までラインを崩すのは不利だ。最後の直線まではなるべくいっしょにいきたい。明らかに先頭が行けないとなったら、ラインを「切り替える」こともある
05
じっさいに予想してみよう
まずはラインの先頭の選手を比べる。ミッドナイト競輪は1から強い順に並んでいる。前の選手が強くないと引っ張っていってくれないので、2・3と6・1だと、2・3のほうが有利ということになる。また長いラインのほうが有利。後ろのラインが追い上げてきたときに前のラインの番手が行く手をジャマするからだ。2・3が強くても2車ラインだと後ろから捲られることも多い。2・3を基準に2・3が逃げ切るのか? 6が捲ってくるのか?などを予想して楽しむ。「予選がいちばん予想しやすいです。甲子園もそうですよね。地方予選の初戦は明らかに強いチームが勝ちます」とマサさん
・初級者はどこから予想していくか?
強い先頭選手がいるラインを予想する!
06
選手のタイプを知るとさらに予想が楽しい
選手に脚質がある。ダッシュタイプは残り半周が強いタイプ、地足タイプは一周いけるタイプだ。ロード選手で例えるならダッシュタイプがスプリンターで全盛期のカベンディッシュ、今ならばカレブ・ユアン。地足タイプはルーラーでカンチェラーラ、ファン・アールト、アラフィリップなど。逃げられるうえにスプリントもできる選手だ。どこで仕掛けるかの予測に役立つ
07
さらに前回の成績を考慮すれば中級者?
先頭を比べたら、前回の成績を足していく。決まり手の欄に「逃げ」「捲り(まくり)」「差し」「マーク」がある。「逃げ」「捲り(まくり)」を参考にしよう。逃げは残り一周で先頭にいた選手が1・2着になった回数のこと。「捲り」とは、ラスト1周の時点で前を走っているラインを最後の直線までに追い抜いて1・2着になること。一般的に最初に誘導員の後ろにつく選手はいったん下がって、捲りにかかる人が多い。またバック欄の数が多い選手は、積極的にレースを展開しているので強い選手が多いそうだ。バック数が多くて逃げや捲りが少ない場合は、ほかの選手に捲られるか番手に差される選手が多い
08
公式サイトやアプリを使うと車券の購入も簡単にできる!
公式サイト(http://keirin.jp)やアプリを使うと、ラインのメンバーや選手の前成績がわかり、さらに金額の計算や購入も簡単にできる。「配当が高いのは別々のラインの番手の組み合わせとか、別々のラインの番手・番手とラインの先頭の組み合わせの三連単などです。グランプリがそういうレースでしたね(笑)。私はサラリーマンなので、当たったらラッキー、はずれても観戦料だと思うくらいの金額を使って、車券を購入しています」とマサさん
団長安田の自転車大サーカスの記事はコチラから。
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