ツール・ド・ハンガリーでダミアン・ホーソンが総合優勝を獲得

Bicycle Club編集部

2021年05月19日

5月12～16日に開催されたツール・ド・ハンガリーで、チーム・バイクエクスチェンジのダミアン・ホーソンが総合優勝した。以下、チームにバイクを供給するBianchi（ビアンキ）を国内で展開するサイクルヨーロッパジャパンからのレースレポートをお届けする。

ダミアン・ホーソン選手がツール・ド・ハンガリーで総合優勝を獲得

チーム・バイクエクスチェンジは、2021年5月12日～16日に開催されたツール・ド・ハンガリーで、ダミアン・ホーソン選手が総合優勝を獲得しました。
前日のクイーンステージで優勝したダミアン・ホーソンは、ブダペストで開催された最終ステージを無事に通過し、チーム・バイクエクスチェンジに2021年シーズン2度目のUCIステージレースの総合優勝をもたらしました。

この勝利はホーソン選手にとって、昨年のチェコツアー、2017年のヘラルド・サン・ツアーに続く、自身のキャリア3度目のステージレース総合優勝となりました。

この日の最終ステージは、英雄広場とヴァロスリゲトを巡る92km。チーム・バイクエクスチェンジはサム・ビューリー選手が先頭に立って仕事をし、他のチームメイトはレースリーダーのホーソン選手の周りに集まって、彼を安全に導いていきました。
チームは、最終ラップで逃げ集団を巻き込み、最後はエドワード・テウンズ選手（トレック・セガフレード）がスプリント勝負を制し最終ステージを制しました。

ダミアン・ホーソンコメント

「バイクレースは終わるまでわからない。特に残り3キロまでは細心の注意を払い、少しでも運が味方してくれればと思っていたが、不幸なことは起こらず、最終的に無事にコースを回ることができた。チームもいい走りをしてくれたし、最終的に優勝できてうれしいよ。また、沿道でレースを応援している人たちを見かけたのも嬉しいし、イエロージャージを守るのも楽しい一日だった。去年、チェコツアーで優勝した後、もっと勝ちたいという気持ちがあって、それに集中してきた。今回のレースでは、去年、あと少しのところまで行ったから、賢くやれば手が届くと思っていたよ。」

マット・ヘイマンコメント（スポーツ・ディレクター）

「ストリート・サーキットは常に緊張するものです。今朝はかなりの雨が降っていたが、彼らはよくジャージを守ってくれた。ジャージの防衛とステージ優勝の両方を狙っていたが、今回もスプリントが乱れ、ケイデン・グローブスが少しポジションを下げてしまったので、それが残念でした。それでも、ダミアンがイエロージャージを着てバスに乗り込むのを見られたのは嬉しいし、ステージ優勝とツアー優勝という目標を達成できたので、本当に満足しているよ。」