與那嶺恵理はメイン集団で34位|チューリンゲン女子ツアー第2ST
Bicycle Club編集部
- 2021年05月27日
ドイツで開催の女子ロードレースのUCIプロシリーズ、「ロット・チューリンゲン・レディースツアー」は5月26日、第2ステージが行われ、ロレーナ・ウィーベス(チームDSM、オランダ)がステージ優勝した。日本チャンピオンの與那嶺恵理(よなみねえり、チーム ティブコ・シリコンバレーバンク)はメイン集団内の区間34位でフィニッシュした。
この日は約65kmの大きな周回コースを2周する125.1kmで行われた。決定的な逃げ集団は生まれず、最後は大集団のゴールスプリントに。石畳の市街地でのスプリントは、ウィーベスが2位に1秒差を付ける完勝。自身の今シーズン4勝目を挙げた。
以下では與那嶺自身のレポートをお伝えする。
足が削られる厳しいコース
2日目。たっぷり眠れました、熟睡。
初日を無事に終えて、あとは丁寧にコンディションを上げていこう。
午前中、TK(武井享介)コーチがコースを偵察して色々な情報を送ってきます。斜度がある上り、そして石畳。横風も有り、てんこ盛り。良いコースだとコーチは言いますが……。
チームはクリスティンを守りながら、私とクララは一緒に上手く泳げ。ターニャは大丈夫だけどニナが心配。
Proシリーズだけどコンパクトにまとまって、とても良い大会。コースが何より厳しく楽しい。日本でも、いつかやれると良いですね。
さてレースはスタート。コースがかなりきついので皆さん周りをうかがいながら。クラブチームをひとり行かせて、あとは出入りもそこまで激しくなく。ただただ厳しいコースに皆の脚が削られていく。
コンディションの不安は払拭
私は急な上りはまだまだ重さを感じるけど、それ以外の反応は問題なく、どちらかというと楽しい。
事前にある程度情報を入れた危ない場所は前に出て、うまく流れるポジションで。
普通に走るだけでも十分に脚に来るコース。レースペースで2周。とにかく隠れて安全に。
最後の上りをメイン集団で終え、あとはゴールまで。クリスティンを安全な位置まで連れて行って残り1km。落車もあったけど上手く前方で回避出来た。あとは送り出してお仕事終了。
脚の状態、身体の反応、安心できてきました。明日は上りゴール。怪我をしないように。最終日に一番力が溢れるように。丁寧にあと4日、戦います。
全てを力に変えて
よなみね えり
ロット・チューリンゲン・レディースツアー 第2ステージ 結果
ステージ結果
1 ロレーナ・ウィーベス(チームDSM、オランダ)3:24’12”
2 エマセシル・ノースガード(モビスター チーム、デンマーク)+0’01”
3 クリスティーヌ・マジュラス(SDワークス、ルクセンブルク)ST
4 アレクシス・ライアン(キャニオン・スラム レーシング、アメリカ)ST
5 ロッタ・コペッキー(ベルギーナショナルチーム、ベルギー)ST
6 アンナ・ヘンダーソン(チーム ユンボ・ヴィスマ ウィメン、イギリス)ST
34 與那嶺恵理(チーム ティブコ・シリコンバレーバンク、日本)ST
個人総合成績
1 エマセシル・ノースガード(モビスター チーム、デンマーク)5:41’36”
40 與那嶺恵理(チーム ティブコ・シリコンバレーバンク、日本)+1’37”
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PROFILE
Bicycle Club編集部
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