ナショナルサイクルルート追加、記念式典に稲村亜美、自転車議連二階会長ら出席
Bicycle Club編集部
- 2021年06月25日
国が指定するナショナルサイクルルートに、新たに3つのルート「太平洋岸自転車道」「富山湾岸サイクリングコース」「トカプチ400」が加わった。5月31日の正式指定を経て、指定記念式が6月24日に行われた。式典には赤羽一嘉国土交通大臣、自転車活用推進議員連盟会長の二階俊博衆議院議員も登壇した。
2次ナショナルサイクルルートとして総距離1992kmが追加
式典は国交省の自転車アンバサダー、稲村亜美さんの司会進行で実施された。
ナショナルサイクルルートとは、一定の基準を満たすサイクリングコースを国が推奨ルートとして指定するもの。2019年には第1次ナショナルサイクルルートとして「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(茨城県)、「ビワイチ」(滋賀県)、「しまなみ海道サイクリングロード」(広島県、愛媛県)が指定されている。コース設定にあたってはルート設定、走行環境、受入環境、情報発信、取組体制の5つの観点が評価項目になる。
今回指定された3ルートは総距離が長いのが特徴で、第1次が3ルート合計で439kmだったのに対し、今回は1992km。最長の太平洋岸自転車道は千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の6県にまたがり、総距離は1487kmにも及ぶ。十勝平野を8の字で巡るトカプチ400は403km、富山湾を囲む形の富山湾岸サイクリングコースも102kmと走りごたえ十分だ。
式典で登壇した自転車活用推進本部長の赤羽一嘉国土交通大臣は、ナショナルサイクルルートを「今後のわが国の観光立国政策の大きな柱」と位置づける。国内外のサイクリストの誘客、またその魅力向上のために、情報発信や環境整備等の取り組みを国として最大限支援していくという。
また超党派で構成される自転車活用推進議員連盟会長の、二階俊博衆議院議員も登壇。「自転車が健康に良いことは間違いない。どこのご家庭にも自転車はあるわけですから、このことを大いに推進していきたい」とコメントし、さらなるサイクルツーリズム推進に意欲を示した。
このほか式典では、新ルートが通る各自治体の首長らがオンラインで出席し、各地域の魅力をそれぞれPRした。
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- CREDIT :
- TEXT:米山一輝
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