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クラッシュ多発の第3ステージ、ユアンなど計3人がリタイア|ツール・ド・フランス

大会序盤からクラッシュによる混乱が続くツール・ド・フランス。第3ステージでも、レース展開に大きく影響する大クラッシュが複数回発生。これにより、さらなる負傷者が報告されている。第3ステージ途中で2人がリタイアを余儀なくされ、このステージが終わった段階でカレブ・ユアン(ロット・スーダル、オーストラリア)の大会離脱がチームから発表された。そこで、主催者の発表をもとに、負傷者の状況をまとめておく。

ログリッチはレース継続の意向

総合争いで有力視されていたジャック・ヘイグは脳震盪と鎖骨骨折の疑いで大会を去る ©︎Bettiniphoto / TeamBahrainVictorious

3ステージ途中リタイア

ロベルト・ヘーシンク(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ) 脳震盪をともなう頭部外傷、右鎖骨骨折の疑いにより救急搬送

ジャック・ヘイグ(バーレーン・ヴィクトリアス、オーストラリア) 脳震盪をともなう頭部外傷、右鎖骨骨折の疑いにより救急搬送

4ステージ未出走

カレブ・ユアン(ロット・スーダル、オーストラリア) 右鎖骨骨折、右大腿部打撲

4ステージ出走見込み

プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィスマ、スロベニア) 尾骨の打撲

ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ) 指の裂傷(数針縫合)

ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ、イギリス) 右肩脱臼(再スタート時に応急処置)、レース後に病院へ搬送

サイモン・クラーク(チーム クベカ・ネクストハッシュ、オーストラリア) 腰部打撲

※負傷状況は主催者の発表に基づく

ユアン「落車の瞬間は覚えていない」

スプリント時のクラッシュで大会を去ることになったユアンが、チームを通じてコメント。落車時の状況や今後の治療、トレーニング再開と新たな目標について語っている。

「クラッシュについては一瞬の出来事で、あまり覚えていない。

最終コーナーのはるか手前からスプリント態勢に入ったことは覚えている。左サイドから加速したが、前方の選手たちが右側から寄ってくるのが見えたので、いったん落ち着いてスプリントラインが開くのを待った。この時点でペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ、スロバキア)と並んでいて、かなり接近していた。そしてティム・メルリール(アルペシン・フェニックス、ベルギー)が右に寄ってきたときに、彼の車輪が触れた。この瞬間にツール・ド・フランスが終わったことを悟った。いつもならクラッシュしてもアドレナリンが出ていることであまり痛みを感じないが、今回ばかりは痛みが尋常ではなく、医療スタッフが鎖骨に触れたときに“カチッ”と音がしたので、普通の状態ではないことはすぐにわかった。

骨折は初めての経験。医療スタッフからは鎖骨の4カ所で骨折が確認できたと言われている。これを元に戻すための手術を受ける必要がある。ただ、骨折の中でも鎖骨は比較的回復が早いので心配はしていない。残念なことだが、これもサイクリングの一部。早く治して、次の計画に向かう必要がある。ブエルタ・ア・エスパーニャに向けては十分な時間があると思うので、これが今後の目標となることを願っている」

ダイジェスト動画はこちら

 

ツール・ド・フランス スタートリスト&コースプレビュー

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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