【金精峠】栃木県|日向涼子のやっぱり坂が好き-ロードバイクヒルクライムナビ-
日向涼子
- 2021年10月20日
モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「栃木県・金精峠(こんせいとうげ)」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。
栃木県・金精峠(こんせいとうげ)
サイクリング日和といえるほど暖かい……いえ、最近は汗をかくほど暑い日もありますね。こんなときは標高が高いところへ行きましょう。サイクリストが好きな、「●●でいちばん高いところ」を目指しましょう。自転車に乗りはじめてから、「国道でいちばん高いところ」「一般車両が行けるいちばん高いところ」「車道でいちばん高いところ」など、さまざまな情報を得ました。最初は戸惑いましたよ。違いがわからないですもの。
よく聞けばそれらに違いがあることはわかりますが、知らない土地の道路が国道なのか県道なのか市道なのか知らなくても生きてこられましたし、山の標高は地図に載っていても、道路の標高なんて多くの人が意識せず生活しているのではないでしょうか。でも、今ならパッと出てきます。国道最高地点は渋峠(標高2172m)、一般車両が行ける最高地点は大弛峠(標高2365m)、車道の最高地点は乗鞍岳(標高2716m)。
そして今回目指すのは「日本でいちばん高いところにあるトンネル」の金精トンネルです。そして、そのトンネルの上に金精峠があります。トンネルと聞いて一気にテンション下がった方もいるかもしれませんね。私もトンネルは苦手です。でも大丈夫。トンネルの手前に最高地点の標識があり、そこまでの道のりも絶景続きなので楽しくヒルクライムできますよ。
スタートは奥日光と呼ばれる中禅寺湖。周辺には駐車場が多数あるのでハイシーズン以外はクルマを停められるでしょう。自走や輪行をする場合には日光いろは坂を上ってからのアクセスです。
避暑地と呼ばれるだけあって夏も涼やか。中禅寺湖を過ぎても雄大な湿原や湖沼が広がる自然豊かな場所です。ただし、のんびりサイクリングも湯ノ湖まで。金精道路の看板が見えたら本格的な登坂区間に。常に7%前後の勾配、そして標高が高くなるにつれて酸素も薄くなるのを感じます。それでも、視界いっぱいに広がる景色が、「もっと上へ!」という気持ちにしてくれるに違いありません。
栃木県・金精峠のヒルクライムデータ
- ハードさ ★★★★☆
- 景色 ★★★★★
- アクセス ★★★☆☆
- 路面状況 ★★★☆☆
- 交通量 ★★★☆☆
距離
17.1km
標高差
570m
平均勾配
5.6%(登坂区間)
スタート地点
1273m
ゴール地点
1843m
コース概要
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