東京五輪BMXレーシングの見どころ、畠山と長迫が参戦。29日10時からスタート
Bicycle Club編集部
- 2021年07月28日
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7月29-30日の2日間、有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)で行われるBMXレーシング。男女とも24名の選手によって争われる。初日は準々決勝が行われ、6名ずつ4ヒートに分かれ、それぞれ3レースを行い上位4名、合計16名が準決勝に進出する。二日目は準決勝が8名ずつの2ヒートをそれぞれ3レース走った上位4名が決勝に進出。8名で行われる決勝は1レースのみでメダリストが決まる。
8メートルの高さのスタートヒルから横一線でスタートし、ジャンプやコーナーを高速でクリアするレースは迫力満点だ。メダル獲得のためにはテクニック面はもちろんのこと、スタートやコーナーの立ち上がりでのスプリント能力のほか、今回のコースが前回大会までと異なり、長めに設定されているため持久力的な要素も求められる。
男子
連覇を狙うコナー・フィールズ
日本からは長迫吉拓が参戦
男子で注目の海外勢は、前回リオデジャネイロ五輪金メダルのコナー・フィールズ(アメリカ)が五輪2連覇を狙う。フランス勢では、現在のUCIランキングトップで2018年世界チャンピオンのシルバイン・アンドレや、2011、2016年世界王者のヨリス・ドデー、さらに、この有明アーバンスポーツパークで行われたテストイベントで優勝したロメイン・マヒューなど実力者が揃う。同じくBMXの強豪国であるオランダ勢も強さを発揮するだろう。直近の2019年世界チャンピオンのトワン・ファン ヘントに加えて、2015年の世界王者で2020年のワールドカップで2勝を挙げているニーク・キンマンにも注目だ。
そして日本からはリオデジャネイロ五輪から2大会連続で長迫吉拓が出場する。2020年のワールドカップ第1戦で6位に入り、自身のベストリザルトを更新。決勝に進出すればすべてのライダーにチャンスがあるだけにメダル獲得の期待がかかる。今大会をBMXレースキャリアの集大成と位置づけており、思いも熱いものがある。
女子
3連覇を狙うマリアナ・パフォン
日本からは畠山紗英が参戦
女子はロンドン、リオデジャネイロと2連覇しているマリアナ・パフォン(コロンビア)が大会3連覇を目指す。2019年の世界選手権を制しているアメリカのアリス・ウィロビーも優勝候補だ。テストイベントでアリス・ウィロビーに競り勝ち、優勝を飾ったオーストラリア代表の榊原爽にも注目だ、母親が日本人でジュニアの年齢になる前は日本チームでBMXワールドチャレンジ(年齢別世界選手権に)出場していただけに、日本開催への思いも強い。一緒に東京オリンピックを目指していた兄の榊原魁が、昨年のワールドカップで転倒して頭部に重傷を追ってしまったことで、本大会は兄の思いも背負って走る。
そして日本から出場する畠山紗英は、今季のワールドカップ第1戦で日本人として初めて3位表彰台を獲得したメダル候補だ。優れていたスキル面と合わせて、スイス・エイグルのワールドトレーニングセンターを拠点としたトレーニングにより、フィジカル面にも磨きをかけた。初めてのオリンピックだが、プレッシャーのかかるレースは幼少期から何度も体験し、ワールドチャレンジで3度の優勝を達成しているだけに、思う存分実力を発揮してくれるだろう。余談ではあるが畠山紗英と榊原爽は同世代で、2008年から2015年までのワールドチャレンジでは2人で優勝を争い日本チームとして8年間に渡り同一世代連覇を達成している。
女子・畠山紗英(左)、男子・長迫吉拓
女子、畠山紗英(日本体育大学)は29日準々決勝第4ヒート(11:45~)。男子、長迫吉拓(株式会社JPF)は29日の予選準々決勝第1ヒート(10:00~)からレースがはじまる
BMXレーシング日程
7月29日(木)10:00〜12:00
・男子準々決勝
・女子準々決勝
7月30日(金)10:00〜12:20
・男子準決勝
・女子準決勝
・男子決勝
・女子決勝
※無観客開催
放送予定
7月29日 男子・女子準々決勝
14:30〜15:45 NHK Eテレ 録画
9:55~12:03 gorin.jp ライブ配信
7月30日 男子・女子準決勝/決勝
9:55〜12:20 NHK BS1 生放送
22:00〜23:00 NHK Eテレ 録画
※予告なく変更される可能性があります。各放送局の最新情報を確認ください
男子競技対戦表 Competition Bracket(MEN)
女子子競技対戦表 Competition Bracket(WOMEN)
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- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:PHOTO:猪俣健一 PHOTO:日本自転車競技連盟(Japan Cycling Federation)
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