リムブレーキのブレーキが効かない?! 制動力が復活するメンテナンス&クリーニング方法
Bicycle Club編集部
- 2021年10月17日
ブレーキは安全に走るための大事なパーツだけに、トラブルは避けたいところ。ロードバイクの主流であるリムブレーキは、簡単なチェックとパーツのクリーニングで制動力が復活する。ここではブレーキの効きが悪いときに試したいチェック方法や、ブレーキシュー(ブレーキパッド)やリムのクリーニングを紹介する。
ブレーキキャリパーのクイックリリースレバーを閉める
リムブレーキのブレーキキャリパーには、アームを開くためのクイックリリースレバーが付いている。ホイールを脱着するときは、このレバーを開いてタイヤがブレーキシューに引っかからないようにする。レバーが開きっぱなしだとブレーキが十分に効かない。輪行やパンク修理などでホイールを外した後は、レバーを閉めるのを忘れずに。
ブレーキシュー(ブレーキパッド)の汚れを取る方法
ブレーキシュー(ブレーキパッド)にはリムが削れた金属片、地面から舞い上がった砂利などが埋まってしまう。こうなるとブレーキの効きが悪くなるだけでなく、リムも傷つけてしまう。ブレーキシューを取り外してきれいにしよう。カーボンリム用のブレーキシューも、同じ手順で掃除する。摩耗が進んでいれば、新品に交換だ。
ブレーキシューをホルダーから取り外す。まずはホルダーにブレーキシューを固定しているボルトを2mmのアーレンキーで取り外す。
ブレーキシューを後ろにずらして、ホルダーから引き抜く。「R」の刻印は、右側のブレーキシューであることを示している。
ブレーキシューに埋まった金属片や砂利などを、キリなどでひとつひとつていねいに取り除く。
中性洗剤でブレーキカスをきれいに洗浄する。
400番ぐらいのサンドペーパーで、ブレーキシューの当たり面をペーパーがけして平らにする。
もう一度水洗いしてカスをきれいに落としたら、再びホルダーに装着しよう。もちろん、ブレーキシューが摩耗していたら新品に交換だ。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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